【グルメレポート第26回:2017年8月7日「新横浜編13」】新横浜駅の駅ビル「キュービックプラザ新横浜」3階で先月(2017年7月)14日にオープンした「ギンダコバル」。今年で創業から20年を迎えた「築地銀だこ」チェーンの新業態として、たこ焼きとハイボールを中心とした酒場と、アイスクリームの3つから成る全国1号店ですが、新たなコンセプトゆえか、外から見ただけではなかなか分かりづらい店かもしれません。
ギンダコバルは、駅構内にあるアリーナ側(ビッグカメラ側)のエスカレーターを上って近い位置の3階、今年3月まで「MMCオーガニックカフェ」が営業していた場所にオープンしています。
「築地銀だこ」と「銀だこハイボール酒場」に加え、米国生まれのアイスクリーム店で、日本では銀だこを運営するホットランドによって展開されている「コールド・ストーン・エクスプレス(Cold Stone EXPRESS)」という3つのロゴが掲げられているのが特徴です。
外から見ると、アイスクリームのコールド・ストーン商品が目立ちますが、銀だこのメニューや、焼きそばや唐揚げといった商品見本も飾られており、何の店なのか少し戸惑ってしまいそう。
店内にはファストフード店のような円形テーブルやカウンターに加え、奥には4人掛けのテーブルもあって、ファストフード店なのか、ファミリーレストランなのか、一目では理解しづらいのも、日本1号店ならではといえます。
というのも、このお店、色んな役割があるためで、
- 銀だこ(たこ焼き)を購入する(持ち帰り)
- アイスクリームを購入する(持ち帰り→購入後に店内で食べてもOK)
- 銀だこ(たこ焼き)を食す(店内)
- アイスクリームを食す(店内)
- 焼きそばなど、たこ焼き以外の“食事もの”やランチメニューを食す(店内)
- アルコール(ハイボールなど)を飲む(店内)
という6つの形の飲食に対応。ファストフード的な飲食から、居酒屋的な使われ方までを1つの店で担っており、レジもテイクアウト用と店内飲食用の2つを設置しています。店内の椅子に座れば、注文を取りにきてくれ、店頭で注文すれば持ち帰り、ということにしている様子。水はセルフサービスです。
店内では「たこ焼き」(6個税別436円、8個同510円)をはじめ、「ねぎだこ」(6個同510円、8個同602円)など数種類のたこ焼きメニューほか、「たっぷり野菜のソース焼きそば」(同580円)や「お好み焼きそば」(同680円)など“食事系”のメニューもあります。
さらには、「ハイボール」(同360円)や「ザ・プレミアム・モルツ生」(同470円)といった20種ほどの酒類メニューとともに、「枝豆」(同380円)や「フライドポテト」(同380円)、「からあげ」(同480円)、「蛸のガリシア風」(同420円)など居酒屋の“つまみ”的なメニューも多く揃っており、何も考えずにふらりと入ってメニューを見てしまうと、何を注文していいのか迷い、「とりあえず、たこ焼きを」となってしまいそう。
なお、アイスクリームのメニューは座席に置かれていませんが、頼めば持ってきてくれて、席で注文も可能です。
銀だこの“たこ焼き”のなかでも、新横浜店だけの限定メニューとなっているのが「ピリ辛パラペーニョ」(4個税別480円)と「桜エビとシラスのペペロンチーノ」(同)の2つ。
通常の“銀だこ”に比べると少し高めですが、もはやたこ焼きを超越した味が絶妙で、昼間でもハイボールを飲みたくなることは間違いありません。酒によく合いそうなオリジナルたこ焼きを用意しているのは、居酒屋としての利用を見込んだギンダコバルならでは。
たこ焼きの次は、コールド・ストーンチェーンの象徴的なアイスクリーム「コットンクラウド」(Sサイズ税別450円、Mサイズ同500円)を注文。濃厚な味の後にはよく合います。
ソフトクリームの周りに綿菓子で“雲(クラウド)”を形作っている見た目は、大人が食すには少し恥ずかしいのですが、綿菓子の懐かしい味に遠い記憶が蘇り、悪くはありません。
ちなみに平日の昼間のみ限定で、「ジューシーからあけタルタル添えセット」(税別750円)や「アンデスポークのオニオンソースセット」(税別850円)など5種類のランチメニューも用意。
からっと揚がった優しい味わいの唐揚げも、銀だこならではの味。そして、「たっぷり野菜のソース焼きそばセット」(税別680円)や「お好み焼きそばセット」(同780円)では、焼きそばとライスという、夢の?炭水化物セットも食せます。
「たこ焼き、焼きそば、ソフトクリーム、アイスクリーム」。これらを無性に食べたなったり、ハイボールが飲みたくなったりした時は、ギンダコバルへ行ってみることをおすすめします。
(2017年10月4日追記:ギンダコバルのランチメニューが「タレかつ丼」や「カレー」にリニューアルしたとのこと。テイクアウトも可能とのことです)
- 新横浜&周辺エリアのグルメレポートは記者が個人的に訪れているなかで、「ここは!」というお店についての情報を紹介するとともに、個人としての所感を述べていく不定期連載です。バックナンバーはこちら。なお、日吉・綱島・高田エリアの記事は「横浜日吉新聞」をご覧ください。
【関連記事】
・築地銀だこの新業態店「ギンダコバル」、“新横浜駅徒歩1分”に7月出店へ(2017年6月24日)
・<綱島西1>バス通り沿いに「銀だこ」の新業態、客が自ら焼くタコ焼き酒場に(日吉新聞、2017年5月23日、綱島でも新形態店)
【参考リンク】
・ギンダコバルの紹介(キュービックプラザ新横浜)
・銀だこハイボール酒場とコラボ店舗が新横浜に初出店!コールドストーンのソフトクリームが味わえる「ギンダコバル」オープン(コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン)