“交通拠点として、進化しつづける街”の未来像を示します。
横浜市都市整備局は今年(2026年)秋に「新横浜駅北部地区まちづくり方針」の策定へ向け、3月13日の横浜市会「建築・都市整備・道路委員会」でその骨子を報告しました。
同まちづくり方針は、新横浜1・2・3丁目の範囲を対象としたもので、2023(令和5)年11月のワークショップを皮切りにこれまで地元関係者の意見集約や議論を行いながら原案をまとめてきました。
新横浜は1964(昭和39)年の東海道新幹線・横浜線の駅開業から60年超が過ぎ、“新横浜”の地名が誕生した1975(昭和50)年の土地区画整理事業が完了してからでも既に半世紀超が経過。

新横浜の区画整理が完了しつつある1975(昭和50)年1月3日に撮影された航空写真、新横浜の街の形がほぼ出来上がっているが、建物はほとんどない。新幹線と並行する駅前の環状2号線は岸根交差点付近までは開通しているが、真ん中の大通り「セントラルアベニュー(宮内新横浜線)」や、右側の「いちょう通り(新横浜元石川線)」は鳥山川の前で止まっている。左側の「F・マリノス通り」の先には野球場と鳥山川を渡る細い橋も見える(国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」より)
今後、更新時期を迎える建物が多くなると予想されることに加え、相鉄・東急新横浜線が2023年3月に開業し、マンションを中心とした再開発が目立つなど、街の「転換期」を迎えていることから新たに策定することになったといいます。
新横浜のまちづくりでは、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)完成の翌年となる1999(平成11)年6月に策定した「新横浜都心整備基本構想」が存在し、ここで土地利用や基盤整備のあり方を示してきましたが、新しい方針が策定されれば27年ぶりに“更新”されることになります。
新たなまちづくり方針では、「つどう つながる 新横浜」というまちづくりのキャッチフレーズを掲げ、目指す姿として「つどいが価値を生み つながりが未来を動かす都心 新横浜」を提示しています。
そのうえで「横浜の陸の玄関口」「進化しつづける新横浜」「新横浜らしい街並み」「新横浜でつながる」「新横浜の環境」「新横浜の安全安心」という6つのテーマを設定。
テーマごとに「スムーズな乗り換えや、新たなモビリティ導入等による『交通結節点としての機能向上』」、「『高度利用による業務集積』を進め、技術力と人材を集める市経済の拠点形成」、「整然と建ち並ぶビル群による『拠点性の高い都市景観の形成』」などの具体的な目標も掲げました。
市都市整備局では6月ごろに新横浜駅北部地区まちづくり方針の原案を示して市民意見を募集したのち、秋にも策定する計画です。
【関連記事】
・何もなかった街「新横浜」変貌の軌跡、駅開業から60年の思い出を語る(2024年1月12日、新横浜のまちづくりについて)
・<港北区と東海道新幹線>新横浜駅「買い占め」疑惑と大倉山トンネルの悲喜(2024年9月30日、現在地に駅が置かれた経緯など)
・新横浜新聞における「マンション計画」の記事一覧(大半が新横浜1~3丁目での建設)
【参考リンク】
・2026年3月13日「新横浜駅北部地区まちづくり方針(骨子)について」(PDF、横浜市会「建築・都市整備・道路委員会」)
・新横浜駅北部地区について(横浜市都市整備局)



