4シーズン目は車両製作に定評のある老舗チームとのタッグ強化が決まりました。
アネスト岩田株式会社(新吉田町、三好栄祐社長)がメインスポンサーをつとめる「アネスト岩田レーシング」は、昨シーズンから車両のメンテナンスを依頼している株式会社ゲイナー(GAINER、京都市左京区)との連携を強化し、「アネスト岩田ゲイナーレーシング(ANEST IWATA GAINER Racing)」のチーム名で今年(2026年)4月から始まるシーズンに挑みます。
きのう2月15日に新吉田町の本社で開かれた地域イベント「ブルーリンクフェス(BLUE LINK FES.)」でファンらを前に発表したもので、アネスト岩田が1926(大正15)年5月の創業から100周年を迎える節目の年に、参戦4季目を迎える自動車レース「スーパーGT(Super GT)」での飛躍を誓いました。
新体制で目に見える変化は、マシンの変更とドライバーの交代です。
昨シーズンまでトヨタ自動車の「レクサスRC F(アールシー・エフ)GT3」をベースとしたマシンだったものを、今季は日産自動車の「フェアレディZ(ゼット)RZ(アールゼット)34」をベースにゲイナーが自社製作した車両で参戦。一方、タイヤは前年同様にヨコハマ製を使い、ゼッケン(カーナンバー)の「26番」も変わりません。
ドライバーは前年から加わったベテランの安田裕信(ひろのぶ)選手(42歳)がAドライバーとして残り、新たにリ・ジョンウ選手(31歳)がBドライバーとして加入。日本でのレース経験も豊富なジョンウ選手ですが、スーパーGTでは初の韓国人ドライバーになりそうだといいます。

今季からBドライバーとして加わったジョンウ選手、子供の頃から日本のレース界に憧れて大学時代の留学も含め15年以上にわたって日本語に触れてきたという。「この場にいることはすごく嬉しいが、感動だけで終わらないように頑張っていきたい」と話していた
2023年のチーム創設時から3シーズンにわたってAドライバーをつとめてきたイゴール・オオムラ・フラガ選手は、スーパーGTでこれまでの「GT300」クラスから上の「GT500」クラスのチームに移ることが決まっています。
マシン製作にも注力するゲイナー
レーシングチームとして1999(平成11)年に誕生したゲイナーは、複数回の優勝経験を持つだけでなく、自社でのレーシングマシン製作にも注力しているのが特徴で、昨シーズンはアネスト岩田レーシングが車両のメンテナンスを依頼していました。
2023年の参入時からアネスト岩田レーシングの指揮をとる松浦佑亮(ゆうすけ)監督は、「(ゲイナーによる)車両(フェアレディZ RZ34)の設計開発から2年を経て、ある程度形ができて熟成され、結果を残していくタイミング」といい、新たなマシンに期待を込めます。
また、安田選手は複数年にわたってゲイナーに所属してレースに参戦した経験があり、「こうしてパートナーシップが強力になったことは嬉しい」と話しました。
今季から「総監督」という肩書を外し、「今後は部活でいえば“顧問”のような存在かもしれません」というアネスト岩田の武田克己取締役は、「ゲイナーは自社でマシンを製作するメーカーでもあり、当社もメーカーなのでリスペクトしている部分がある。互いに成長し合えるだろうとタッグを組むことになった」といいます。
2026年シーズンは4月11日(土)・12日(日)の岡山国際サーキットから始まります。アネスト岩田の創業100周年という大きな節目にスーパーGTでチーム成長の足跡を刻みたいところです。

アネスト岩田ではスーパーGTに加え、社員ドライバーの熊谷圭一郎さんがドリフト走行を競う「D1(ディーワン)グランプリシリーズ」や“Joy耐”と呼ばれる耐久レースにも挑戦。「KUMADRI(クマドリ)」の名で情報を発信している
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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・【前年の成績】表彰台も経験した2025年の「アネスト岩田レーシング」、3季目は年間17位(2025年11月14日)
・【前年の体制】アネスト岩田レーシング、創業100年へ体制一新で挑む3年目のスーパーGT(2025年2月25日)
【参考リンク】
・アネスト岩田レーシング(ANEST IWATA Racing=A.I.R.)の公式サイト(最新情報やレースレポートなど)
・アネスト岩田「未完成の創業100周年記念サイト」(今後参加型で徐々に完成させていく予定)
・SUPER GT(スーパーGT)(2026年シーズンは4月11日~11月8日)






