“駅前好立地”に「地区センター」と「地域ケアプラザ」が合築で誕生し20年。記念式典では多く関係した人々が集い、これまでの歩みへの感謝や、新たな未来に向けての思いを共有しました。
城郷小机地区センターと城郷小机地域ケアプラザ(小机町)は、先月(2024年)9月29日(日)午前、同地区センターで「開館20周年記念式典」を開催。
JR横浜線の線路沿い、小机駅前という抜群の立地にある「城郷小机地区センター」と「城郷小机地域ケアプラザ」
開館20周年を迎える「祝賀ムード」に館内外が包まれていた
1階に城郷地区(小机町、岸根町、鳥山町)がエリアの誰もが使用できる地域福祉のコミュニティ拠点「地域ケアプラザ」が置かれている
2・3階が「地区センター」。受付は2階にある
「体育室」があることへの感謝の言葉も
施設の運営に長く携わってきた地域の人々や来賓、両施設の職員など約50人が集い、2004(平成16)年8月1日に開館してから20年となる記念の日の喜びを分かち合いました。
会場となった3階中小会議室には、今年4月から新たに同地区センターの運営を担う「こうほく区民施設協会」(菊名6)の関治美代表理事や、来賓として横浜市港北区の卯都木隆幸副区長、同ケアプラザの運営者・社会福祉法人秀峰会(旭区旭区下川井町)地域ケアプラザ事業部の奥山由佳里事業部長らが来訪。
今年(2024年)4月から「城郷小机地区センター」の運営を行う「こうほく区民施設協会」の関代表理事があいさつ。「古くから伝統を大切にする地域。新しい住民も次々に転入され確実に発展する。どのように貢献していくのか常に念頭に置きしっかりと運営してまいります」との決意を語っていた
2021年10月から着任した「城郷小机地域ケアプラザ」の宮原多佳子所長。「歴史を感じさせる外観とあいまって誕生の喜びは大きかったと聞いている。城郷地区の皆様の活動にお邪魔させていただき地域課題に触れ地域の皆様のお力を借りている。まだまだ二十歳、この先5年、10年と歩んでいきたい」と笑顔で語っていた
所用で来訪できなかった竹下幸紀港北区長に代わりあいさつを行う卯都木副区長。「これからも地域の皆様の生活に彩りを添えるとともに明るく活発な街づくりに寄与する活動拠点にしていくため歩みを進めていきたい」との決意を示していた
来賓として、卯都木副区長や城郷地区連合町内会の牧義一会長、同連合町内会・城郷地区社会福祉協議会の佐藤祐文(ひろふみ)相談役(横浜市会議員)、同地区センター委員会・ケアプラザ運営協議会の安藤裕(ひろし)会長(小机愛宕町内会会長)も祝辞を述べるなど、20周年に寄せての想いをそれぞれが熱く語る姿も見られていました。
「地域はもちろん行政のお力で成り立っていることは間違いない。連合町内会としても力を合わせてお手伝いしたいという気持ちは充分に持っている。(城郷地区に)子どもたちもたくさんいる。子どもたちは日本の宝、お力添えをいただければ」と語る城郷地区連合町内会の牧会長
同連合町内会・社会福祉協議会の佐藤相談役は「20年経ったのかな、とつくづく感じている。城郷地区はどこに作るんだ、と大きな議論をしながら、最終的にこの地に作ることが決定。市域を見ても合築は市内でもなかなかない」と開館時からの歴史をしみじみと振り返っていた
地区センター委員会・ケアプラザ運営協議会の安藤会長はこれまで両施設の運営を支えてきた防後優子さん(前連合町内会長)をはじめとした多くの人々の労を労(ねぎら)い感謝の言葉を述べ、さらに未来に向けて「今後、30周年、50周年、100周年と、ますます地域になくてはならない施設。委員がしっかりサポートして盛り上げていきたい」との決意を熱く語っていた
会場では、それぞれの20周年を祝う記念のリーフレットとクリアケースを配布。
同ケアプラザが開所20周年の特別企画として、昨年(2023年)9月から約2カ月間募集、11月開催の「城郷フェスタ」開催時の投票で最優秀作品に選出されたイメージキャラクター「しろえっこちゃん」がリーフレット内、またクリアケースにも「20th」と大きくデザインされた中に登場、祝賀ムードを盛り上げていました。
日吉地区センターから異動し新たに「城郷小机地区センター」に着任した渡邊文夫館長(右から2人目)が運営スタッフを紹介していた
社会福祉法人秀峰会の奥山事業部長から「地域ケアプラザ」の職員・スタッフ一人ひとりがあいさつを行った
両施設で勤務する職員の紹介の後、地元・港北区を本拠地とする「はなみずきウインドオーケストラ」による演奏会も行われ、木管三重奏や金管・木管混合での五重奏での演奏を披露。
葉加瀬太郎さん作曲の「情熱大陸のテーマ」や一青窈(ひととよう)さんの人気曲「ハナミズキ」など全6曲を演奏し、、大きな拍手を集めていました。
「はなみずきウインドオーケストラ」の木管三重奏は笠川満さん(フルート)、関口遥さん(ファゴット)、土井善可(オーボエ)さんが担当
金管・木管混合五重奏は地元・小机出身の阿部香寿さん(団長・チューバ)、久保山佑海さん(アルトサックス)、丹藤祐規子さん(クラリネット)、新屋敷春香さん・柳澤沙李(トロンボーン)が美しいハーモニーを奏でた
記念式典では、地区センターとケアプラザが合築されているメリットや駅前立地でまたとない利便性を発揮していること、また地区センターに体育室があることでスポーツに親しめることなど、「地域の活動拠点」としての重要な役割を果たす両施設への感謝の言葉が多く寄せられており、これからの地域まちづくりにおける両施設の存在感が、今後より一層高まることになりそうです。
当日配布された「20周年記念リーフレット」と「クリアファイル」には城郷小机地域ケアプラザの新しいイメージキャラクター「しろえっこちゃん」の姿も。名称は原案を作成した地元小学生が「城郷地区のイメージに沿うように」と名付けたとのこと
「しろえっこちゃん」にはまだ立体物や着ぐるみなどはないとのこと。この先10年、20年先など、どこかのタイミングで“登場”するかもしれない日を楽しみにしたい(「城郷だより」205号:2024年8月発行=号外、城郷小机地域ケアプラザ提供)
【関連記事】
・<2023年9月号>大豆戸・城郷小机・篠原・新羽・東本郷ケアプラザ情報~20周年イメージキャラ募集、旅する子どもアトリエ他(2023年9月5日)
・<2024年1月号>東本郷・大豆戸・城郷小机・篠原・新羽ケアプラザ情報~イメージキャラ投票結果、認知症のイメージを変えるつどい他(2024年1月4日)
【参考リンク】
・城郷小机地区センターのサイト
・城郷小机地域ケアプラザのサイト
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