今年こそは「好天」に恵まれ、昨年中止となった「DJ体験」コーナーの復活が期待されます。
大型商業施設「トレッサ横浜」(師岡町)南棟1階イベント広場で、恒例となった「港北ふれあいストリートダンスまつり」(同実行委員会主催)が、今月(2024年)10月13日(日)11時から18時30分まで開かれます。
2017(平成29)年から新型コロナ禍の3年会のブランクを経て「第6回」の開催となる今年も、「事前エントリーでの参加は、初参加もあり、締切間際に応募が多い状況となりました」と、同イベントの発起人で実行委員長の“AKI(アキ)”さんこと浜中晶子さん(「横浜ベビーヒップホップスタジオ」代表=大倉山1)。
昨年はあいにくの雨天での開催となったことから、初チャレンジとして実施する予定だった、「DJ体験」コーナーでの「ろう者(聴覚障害者)に“音と振動”伝える試み」についての開催が中止に見舞われてしまいます。
今年は「曇時々晴」(10月9日17時、横浜地方気象台)の天気予報となっていることもあり、「楽曲を振動として感じることができることでの“ダンス体験”にも挑戦いただくことができれば」と、協賛企業のアルファシータ(AlphaTheta)株式会社(西区みなとみらい)が運営する横浜DJラボ(Lab)(西区楠町)によるチャレンジの実現を祈っているとのこと。
「先月(9月)、横浜市立ろう特別支援学校(保土ケ谷区常盤台)にも、案内チラシを手渡してきました。去年できなかった聴覚障害のある学生の皆さんも楽しめる企画となれば」とAKIさんは新たなチャレンジが「ろう者」にも届くようにと、その想いを熱く語ります。
今年も、事前エントリーにより実施される「ダンスショーケース」や「フリースタイルダンスソロバトル」、「ダンス体験」のほか、当日参加が可能な企画として毎年人気を博している「ダンス体験コーナー」(12時50分頃から約20分間)も別途予定されていることから、初めてダンスを見る、また親しみたい人にとっても最適なダンス鑑賞・参加の機会となりそうです。
なお、「ダンス体験」コーナーは、昨年(2023年)から新たに参加している「日本工学院専門学校ダンスパフォーマンス科」(学校法人片柳学園、東京都大田区)が手掛ける予定です。
日本全国から集まったプロダンサー志望の同校の学生たちが、協賛企業の株式会社ツカモトコーポレーション(東京都中央区)が手掛ける、土に還る素材「リテラ」で作った服を纏(まと)ってのショーを初めて実施する予定とのこと。
「土に還る素材で作る服を使用しての、ダンスファッションから“環境技術”を考えるショーを創作しています。1812年(文化9年)の創業時(江戸時代)から200余年続くという、歴史ある繊維会社の最新の技術と、工学院の学生の皆さんの、瑞々(みずみず)しい才能が、どのような化学反応を起こすかも見どころの一つです」とAKIさんは語ります。
学生と企業の新たなコラボレーションも大きな見どころの一つとなる、「新チャレンジ」に満ちた今回の「ダンスまつり」。
ダンスの華やぎ以上に、参加者一人ひとりの想いや“心”が通いあうひとときとなることが期待できそうです。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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・【前年記事】トレッサで観覧・体験を楽しむ、恒例「ダンスまつり」で2つの“初チャレンジ”(横浜日吉新聞、2023年10月13日)※雨天のためDJ体験は中止となった
・【過去記事】<トレッサで3年ぶり>ダンスまつりが復活、DJ体験や環境学ぶコーナーも(横浜日吉新聞、2022年10月12日)
・銀行員からダンサーに転身、スクール主宰のAKIさんが語るキッズ・ダンスの魅力(2017年2月6日)※実行委員長AKIさんの紹介
【参考リンク】