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来年(2027年)3月19日(金)の開幕まで1年を切り、大型出展の詳細や新たなアンバサダー就任といった新発表が相次いでいます。

国際園芸博覧会「GREEN×EXPO(グリーンエクスポ)2027」(瀬谷区瀬谷町、一部は旭区上川井町)の開幕まで1年前となった今月(2026年)3月19日、主催の公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会(中区住吉町1)が午前に東京都内で、午後にはホストシティ(開催都市)の横浜市が市役所内でそれぞれ発表会を開き準備状況などを報告しました。

3月19日午前に都内で国際園芸博覧会協会が開いた「開催1年前記者発表会」(東京国際フォーラム)

3月19日午後は横浜市役所で市が「開催1年前発表会」を開き、市出展エリアのボランティアスタッフが着用するユニフォームなどを発表

盛り上がりへ「この1年が鍵」

博覧会協会筒井義信会長(経団連=日本経済団体連合会会長)は、「昨年11月には秋篠宮皇嗣殿下名誉総裁としてご就任いただき、首相官邸には公式マスコットキャラクター『トゥンクトゥンク』を置いていただいた」と喜び、「一丸となって機運醸成の取り組みを進めていただいていることにあらためて感謝を申し上げ、これまで以上に精力的に開催へ向けた準備に取り組んでいく」とあいさつ。

鈴木農水大臣が政府出展について紹介した(3月19日、都内)

発表会では金子恭之(やすし)国土交通大臣がビデオメッセージを寄せ、鈴木憲和(のりかず)農林水産大臣が登壇して政府が出展する「日本政府苑」について、「日本庭園や生け花、盆栽といった日本ならではの文化について実際に本物を鑑賞いただき、感じていただける」と紹介。井野俊郎・経済産業副大臣は「大阪・関西万博」の盛り上がりを園芸博につなげていきたいとの思いを込めたあいさつとなりました。

政府が出展する「日本政府苑」は3月19日に公式サイトを公開、会場で注目スポットの一つとなりそう(同サイトより)

また、ホストシティの山中竹春・横浜市長は「地元横浜から大いに盛り上げ、その熱気を1都3県、そして全国へと波及していくことが必要。これからの1年がまさに鍵となる」と力を込めます。

ホストシティとして全力で取り組んでいくと語った横浜市の山中市長

園芸博を盛り上げるために制作したという絵本を紹介する神奈川県の黒岩知事

黒岩祐治・神奈川県知事は園芸博を前に制作した絵本「あちちち地球とだいじなやくそく!ニコとサクの大冒険」(作:こさかしほ+モノガタリラボ/絵:坂井治)を紹介しながら、「私自身が体を張って県外に飛び出し、日本全国を行脚してまいりたい」と熱く語っていました。

アンバサダーに「ゆず」が加わる

この日は園芸博の公式アンバサダーをつとめる俳優の芦田愛菜(まな)さんに加え、横浜ゆかりのデュオ「ゆず」北川悠仁さん岩沢厚治さんの就任が発表され、3人揃って舞台に登場。

芦田さん(左)に続き、公式アンバサダーに就任した「ゆず」の北川さん(左2人目)と岩沢さん(右)

北川さんは「グリーンエクスポが開催される2027年は(「ゆず」の)デビュー30周年の年でもあるので、不思議なご縁を感じています」といい、岩沢さんは「僕たちは生まれも育ちも横浜なのでとても光栄。横浜は『海』とイメージされることが多いのですが、実は緑もたくさんあり、そんな横浜の魅力を伝えていきたい」と話します。

「ゆず」の2人が園芸博の会場に「柚子(ゆず)の木」を植樹する様子が会場で公開された

ゆずの2人が園芸博のコラボレーションソングを制作することも発表され、北川さんは「前に進んで未来を切り拓いていくような力強さがありつつも、今回は植物がテーマなので、木々や花の美しさだったり、優しさだったりを表現できる楽曲で会場を盛り上げることができれば」と意欲を見せました。

博覧会協会の筒井会長(右)からの「公式アンバサダー任命書」を手に記念写真に収まる「ゆず」の2人と芦田さん

ゆずの2人を出迎えた芦田さんは、「ゆずさんと、そしてトゥンクトゥンクと一緒に、このグリーンエクスポの魅力をもっとたくさんの方に届けていきたい」と話していました。

アメリカは初めての園芸博出展

1年前時点での新たな会場予想図も公開された(博覧会協会提供)

開催まで1年の節目を迎え、発表会では新たな出展者や大型プロジェクト協賛などが相次いで明かされています。

米国のスナイプ臨時代理大使

海外からの出展は3月17日時点で57カ国・地域と4つの国際機関が参加を表明しており、この日は公式参加契約を調印したアメリカ合衆国を代表し、アーロン・D・スナイプ臨時代理大使が登壇。「アメリカにとって初めての園芸博覧会への出展であり、これは、アメリカと日本の深い絆を示す絶好の機会となる」と日本語であいさつしました。

日本財団の尾形会長

日本財団は園芸博を資金面で支える特別協力パートナーとして参画を決定。尾形武寿(たけじゅ)会長は「もう少し多様性を持った社会づくりが必要なのではないか、との思いで(日頃)努力してきたが、このグリーンエクスポは、まさしく私どもが求めているもの」とパートナーになった背景を語ります。

東急グループなどが出展イメージ

博覧会協会の清瀬一浩・総合企画調整室長が現在の出展状況を説明するととともに、独自のYouTube配信「GREEN×EXPOダイレクト」についても紹介

庭園・広場や展示施設、体験やコンテンツを提供する「Village(ヴィレッジ)出展」において、東急グループ大和ハウスグループ相鉄グループ(※2月20日に発表済み)清水建設株式会社が出展イメージとコンセプトなどを公開。

東急グループ(左)と大和ハウスグループの出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

相鉄グループ(左)と清水建設の出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

東急グループは「GREEN LIFESTYLE(グリーン・ライフスタイル)2050“種から育み、つながる未来”」をテーマに2050年の未来に向けた持続可能な都市生活のあり方を示す内容になるとのことです。

飲食・物販などの独自営業を行う「テーマ営業出店」は、JAグループや株式会社丸兆明治グループヤマザキパングループが出店概要を初公開しました。

JAグループ(左)と丸兆の出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

明治グループ(左)とヤマザキパングループの出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

新たなプラチナパートナーが加わる

UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)は、政府や自治体などが出展するエリア近くに「UR GREEN TABLE(URグリーン・テーブル)~まちとくらしの未来を語るテーブル。」をコンセプトに出展することを発表しました。

UR都市機構の出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

協賛金額10億円以上のダイヤモンドパートナーである大成建設グループは、会場全体を一望できる大型木製テラス「TAISEI GREEN TERRACE(タイセイ・グリーン・テラス)(仮称)」のイメージを初めて公開。

大成建設グループ(左)と明治安田生命保険の出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

同5億円以上のプラチナパートナーとなっている明治安田生命保険相互会社は「明治安田『健活パーク』」を会場に設けると発表しています。

記念写真に収まる協賛企業関係者、左から日本生命の朝日智司社長、日本生命の調査部・杉山江美さん、ピエクレックスの玉倉大次社長、ピエクレックスの高橋真保呂取締役、日本財団の尾形会長、サントリーホールディングスの山田賢治副社長、サントリーホールディングスのサステナビリティ経営推進本部・小林俊輔さん

また、プラチナパートナーに日本生命保険相互会社と株式会社ピエクレックス、ゴールドパートナー(協賛額3億円以上)にはサントリーホールディングス株式会社が新たに決定しました。

モビリティ営業出店に港北企業も

会場内のモビリティ営業出店については、みなとみらいの「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン=ロープウェイ)」の運営者である泉陽興業株式会社と、港北区新横浜に本社を置く株式会社マクニカが決まっています。

3月19日に公開された主催者展示「テーマ館」の公式サイト

このほか、主催者展示テーマ館」の公式サイトが公開され、開催1年前を機に出展イメージが明かされました。

「花・緑出展」は約380件が決定

庭園や花壇といった花と緑の作品を出展する「花・緑出展」では、沖縄美(ちゅら)ら海水族館住友林業緑化株式会社、株式会社タカショーベルグアース株式会社が出展イメージを公開。

沖縄美ら海水族館(左)と住友林業緑化の出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

タカショー(左)とベルグアースの出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

自治体では青森県千葉県大分県静岡市がそれぞれ特徴ある出展概要を発表しています。

青森県(左)と千葉県の出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

大分県(左)と静岡市の出展内容(博覧会協会のニュースリリースより)

全国の自治体による花・緑出展は3月19日時点で69件が公表されており、企業・団体・個人311件が内定または決定しているとのこと。このうち横浜市内に関連する出展者は約90件となっていました。

市のボランティアユニフォーム公開

横浜市市役所で行った発表会で、市の出展エリアでボランティアが着用するユニフォームを初めて公開。

横浜市の出展エリアのうち屋外エリアの「フィールドを活用した活動拠点」について説明する山中市長(3月19日、横浜市役所)

横浜市の出展エリアのうち屋内の「建物空間を活用した発信拠点」に設ける「先進技術体験ゾーン」では33組の企業とともに情報を発信する

会場に2カ所設ける市出展のうち「実際に市民の皆様と活動する拠点」(山中市長)となるフィールド拠点(約1万平方メートル)で活動するボランティアが着用するといいます。

このユニフォームは、みなとみらいに大型拠点を置く株式会社村田製作所市に提供するもので、同社グループの株式会社ピエクレックスが開発しています。

横浜市の出展エリア(屋外)でボランティアが着用する環境配慮型のユニフォームが公開され、秋元さんが実際に着用して感想を話した

発表会では、市の「ヨコハマ未来創造会議」の伴走役である「GREEN×CAPTAIN(グリーン・キャプテン)」をつとめるタレントの秋元真夏さんが実際にユニフォームを着用して登壇。

見た目も爽やかで、植物と同じグリーンも素敵で、着心地も良いので、ボランティアスタッフの方たちに喜んでいただけるのではないかと思います」と話していました。

記念写真に収まる横浜市発表会での関係者ら。左から神奈川県の橋本和也副知事、神奈川県議会の長田進治議長、横浜市町内会連合会の吉井肇会長、横浜市会(市議会)の渋谷健議長、山中市長、横浜商工会議所の川本守彦副会頭、秋元さん、村田製作所の戸井孝則上席執行役員、ピエクレックスの玉倉大次社長

市在住の4歳~18歳を全員招待へ

また、横浜市は満4歳~18歳の市内在住者を対象とした「こども招待」と、約500校ある全市立学校の児童・生徒を対象とした「学校招待」を実施する方針を決定。横浜市以外の神奈川県内でも、県が同様に満4歳~18歳の在住者を招待する予定)

横浜市の市立学校招待と18歳以下の在住者招待について説明する山中市長

山中市長は「学校招待とこども招待を組み合わせることで、横浜に住む子どもたちが、地球規模の課題に自分事として捉えるきっかけになる」と期待を込めます。

瀬谷区の会場へのアクセスはシャトルバス以外にも横浜駅や新横浜駅などから直行バスを運行する計画

発表会では山中市長から交通アクセス面についての説明も行われ、会場周辺4駅(瀬谷・三ツ境・南町田グランベリーパーク・十日市場)からのシャトルバス運行に加え、横浜駅新横浜駅臨海部(みなとみらいなど)、羽田空港からも直行バスの運行を検討していると話していました。

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

国際園芸博覧会GREEN×EXPO(グリーンエクスポ)2027の公式サイト(2027年3月19日~9月26日に開催)

横浜市「GREEN×EXPO 2027 取組一覧」(市の出展内容や広報PRなどについて)