新元号「令和」を揮毫(きごう)したことで知られる書家が、卒業生に“大切な一文字”を書く大切さを伝える「特別授業」を行いました。
羽沢横浜国大駅から徒歩約20分、羽沢団地前バス停から徒歩約5分の横浜市立羽沢小学校(神奈川区羽沢町)では、新元号「令和」を揮毫(きごう)したことで知られる書道家の茂住菁邨(もずみせいそん)さん(本名:茂住修身=おさみさん)を招へい。

2019年5月の「新元号」への改元を前に、当時、内閣官房長官を務めていた菅義偉(すがよしひで)さん(元内閣総理大臣、前衆議院議員)が同年4月1日に掲げた「令和」を揮毫したことで知られる茂住菁邨(もずみせいそん)さんが来校した
今年(2026年)1月27日午後、卒業する6年生約70人を対象とした「未来の一字を紡(つむ)ぐ」特別授業を初めて実施、自分が選んだ“大切な一文字”を書くことの楽しさを学ぶひとときを共有しました。
今回の授業は、2023年4月から同校に着任した川村智子校長が、2022年度までに校長として勤務していた港北区内の師岡小学校(師岡町)とのつながりから実現に至ったといいます。

広々とした体育館に机とイスを教室から持ち込み、全学年での「未来の一字を紡(つむ)ぐ」特別授業がスタートした
内閣府(旧総理府)に入府して以来、内閣総理大臣や国務大臣の辞令のほか、国民栄誉賞などの盾の題字や賞状の揮毫(きごう)を行うなど「日本の歴史を刻む」活躍を遂げてきた茂住さん。
体育館に机を並べ開かれた「特別授業」では、大学時代の書道部での経験から、書家としての職に至ったエピソードなど、重厚さの中にも軽快な語り口で子どもたちを“書道の世界”に誘います。
子どもたちが「未来に向けて」記したいと願った一文字、そして名前の見本を、朱書きで茂住さんが事前に用意。
手を挙げた児童に、一緒に筆を進めるサポートを行うなど、“またとない”経験もプレゼントながらの、“忘れられない”授業のひとときを過ごしていました。

作品に押す「自分だけの」印づくりも

「忘れられない」一文字を書くためのサポートも行っていた
“キャベツ畑”が広がる立地、「自分づくり科」の充実も
新横浜駅からバスで10数分、横浜駅からも15分から20分もあれば「羽沢団地前」バス停に辿りつけるという立地にある羽沢小学校。
新駅「羽沢横浜国大駅」(神奈川区羽沢南)の開業もあり、地域内外からの注目を集める立地にありながら、学校や駅の周辺にはまだ多くの農地が残され、特に目立つのは「キャベツ畑」。
「学校とキャベツ農家の交流もあるなど、前任地の師岡小学校とはまた異なる校風です」と、着任してから3年間、“学校と地域をつなぐ”試みの中にも、“羽沢小らしさ”を活かす取り組みを行ってきたと語ります。
2024年度には、同校内で6年生児童(当時)が「わくわくビオトープ」(ビオトープは「生きものの暮らす場所」の意味)作りにも挑戦し、エビやメダカ、ヤゴやカワニナ、タニシなどが生きる場所が誕生。
2025年2月に開催された「鶴見川流域水協議会」(事務局:同局京浜河川事務所)による「夢交流会2025」(横浜市歴史博物館=都筑区中川中央で開催)で活動成果を発表、感謝状が送られています。
生活科と総合的な学習の時間のおいて「自分の生き方を考えることにつながる」学びや「人と関わる」学びを重視して展開する「自分づくり科」にも力を入れているという同校らしい取り組みに、これからも多くの注目が集まりそうです。
【関連記事】
・日本の歴史刻む書道家・茂住さんが再び来校、師岡小PTAとの“絆”で特別授業(2025年12月12日)
・“きれいな鶴見川”への想いを次世代へ、綱島や新横浜など4団体が「貢献者」表彰(横浜日吉新聞、2025年2月17日)※羽沢小学校が「夢交流会」に参加し「わくわくビオトープ」を作った経緯を発表した
・<レポート>師岡小50周年式典は「子ども」が主役、卒業生も来校で“記念日”彩る(横浜日吉新聞、2022年10月31日)※川村校長が在任時の記事)
・65周年迎えた篠原小が「地域とつながる」、“手作り”式典で新キャラクターも(2026年3月21日)※現篠原小学校の岩元カオリ校長は2020・2021年度に副校長として羽沢小学校に着任していた
【参考リンク】
・「学校だより12月号」(同)※PDFファイルへのリンク有(「自分づくり科」の詳細を掲載)








