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港北区の新年は、F・マリノスの地域活動デフリンピック金メダリストが表彰されるシーンでの幕開けとなりました。

各地区の自治会町内会長や地域まちづくりを担う人々が集う「港北区新年賀詞交換会」(同実行委員会・青博孝会長、事務局:港北区総務課)がきのう(2026年)1月5日(月)11時30分より、新横浜プリンスホテル(新横浜3)にて開催。

きのう(2026年)1月5日開催「港北区新年賀詞交換会」での「港北区民表彰」がスタート。デフリンピック「女子バレーボール」金メダルの中田さん、一般社団法人F・マリノススポーツクラブ(新横浜2)の金澤代表理事、竹下港北区長、籬英夫庶務係長

きのう(2026年)1月5日開催「港北区新年賀詞交換会」での「港北区民表彰」がスタート。デフリンピック「女子バレーボール」金メダルの中田さん、一般社団法人F・マリノススポーツクラブ(新横浜2)の金澤代表理事、竹下港北区長、籬英夫庶務係長(写真右より・新横浜プリンスホテル)

招待した1000人以上の人々のうち、約400人が集い新年のあいさつが行われる中、「港北区民表彰」を今年も挙行しました。

心の通い合う豊かな地域社会づくりに尽力し、その功績が顕著な団体、そして個人を表彰する」とされる港北区民表彰。

緊張した面持ちで受賞の瞬間に臨む金澤さんと中田さん

緊張した面持ちで受賞の瞬間に臨む金澤さんと中田さん

プロサッカーチームの横浜F・マリノス(新横浜2)と、2025年11月に開催された「東京2025デフリンピック競技大会(夏季)」(聴覚障害者のための世界競技大会)女子バレーボール日本代表で港北区在住の中田美緒さんが、竹下幸紀港北区長より表彰状を受け取り、それぞれ記念撮影を行いました。

横浜F・マリノスは、社会貢献事業を行う一般社団法人F・マリノススポーツクラブ(新横浜2)の金澤徹哉代表理事が登壇。

竹下区長から表彰状を受け取る金澤さんは一般社団法人F・マリノススポーツクラブの代表理事に2024年4月から着任した

竹下区長から表彰状を受け取る金澤さんは一般社団法人F・マリノススポーツクラブの代表理事に2024年4月から着任した

港北区、港北区連合町内会と「ホームタウン活動の協力に関する基本協定」を2016(平成28)年1月に締結してから10年を経過、区の魅力を広く発信するため、スポーツにおける活動のほか、区民デーや1日港北区長など地域との連携を深める活動を幅広く展開していることなど、区を盛り上げる日々の地域での活動が“区民に希望と活力をもたらしている”ことへの高い評価を受けての表彰となったといいます。

金澤さんは、「昨年(2025年)、チームがいろいろと皆さんにご心配をかけて、様々な場所でお声をかけいただきました」と、リーグ戦開幕からの16試合で1勝のみ、2度の監督交代、4月下旬から約3カ月にわたり最下位という苦しかったチームの状況、そして親会社である日産自動車の経営不振やそれに伴う日産スタジアムのネーミングライツ継続の方向が決定されるに至るまでの、辛かった日々を思い起こしての言葉を発します。

表彰状を受け取ると大きな拍手が上がっていた

表彰状を受け取ると大きな拍手が上がっていた

苦難を乗り越えての地元・港北区からの表彰に、「まさに『この街には横浜・Fマリノスがある』ということで、本当にいろんな活動をさせていただき、それをこのような場で表彰いただけたことは、本当に我々のクラブにとっては誇りですし、ホームタウン、まさに港北という形にできたのかなと思っています」との想いを語っていました。

金澤さんは長年地域活動を行う木村昌実さん(右)、2024年から仲間に加わった神原一輝さんとともに受賞の喜びを分かち合った

金澤さんは長年地域活動を行う木村昌実さん(右)、2024年から仲間に加わった神原一輝さんとともに受賞の喜びを分かち合った

デフ・バレーボールで中田さんが「金メダル」

2人目の表彰者として登壇したのは、昨年(2025年)11月に行われた「東京2025デフリンピック」女子デフバレーボールで金メダルに輝いた中田美緒さん

「その功績は、スポーツの魅力を分かち合える社会の実現に寄与し、区民に大きな感動を与えてくれました」と、竹下港北区長はその栄誉を称(たた)えます。

中田さんは2年ほど前から港北区在住。竹下区長から表彰状を受け取り笑顔に

中田さんは2年ほど前から港北区在住。竹下区長から表彰状を受け取り笑顔に

中田さんは、「デフリンピック。 これは耳の聞こえない人のためのオリンピックです。 年一度行われている大会で、100年(1924年パリ大会が初回)という大きな記念の年となる大会。その中で女子バレーボールは 8年ぶりに金メダルを獲得することができました」と、今回の金メダル獲得を喜びます。

そして、「私個人的にはデフリンピックに出場するのは3度目。初めて出場したのは2017年のトルコ大会でした。 高校2年生の時に初めて出場して金メダルを獲得、続いて2022年ブラジル大会では、コロナ禍により途中棄権、4位という悔しい結果でした。そのため、今回こそは応援してくれた皆様に、良い報告ができるようにと臨みました」と、今回の大会が特別な大会であったこと、そこで勝利を掴むことができたことの喜びを語ります。

中田さんは手話通訳者を通じて金メダルの喜びを報告

中田さんは手話通訳者を通じて金メダルの喜びを報告

今後の抱負については、「デフスポーツについての理解をさらに広めていくための活動の場、講演やイベントなどにも積極的に参加して、皆様と一緒に、“聞こえない・聞こえる”の関係なく、誰もが生きやすい社会を皆さんと一緒に作っていければいいなと考えています」との想いを、輝く笑顔で語っていました。

スピーチの冒頭で、「先ほど拍手していただいたと思うんですけれども、私たちは耳が聞こえませんので、手をこのように“ひらひら”させる。これが私たちの拍手です」と、聴覚障害者に最適な方法としての、手話における手を挙げて行うという「拍手」のゼスチャーを披露。

中田さんは神奈川県葉山町出身、神奈川県平塚ろう学校、東海大学を卒業し、清水建設株式会社所属。幼い頃に横浜ラポール(鳥山町)でのイベントに参加した経験も。港北区の印象については「ファミリー層が多い」と語っていた

中田さんは神奈川県葉山町出身、神奈川県平塚ろう学校、東海大学を卒業し、清水建設株式会社所属。幼い頃に横浜ラポール(鳥山町)でのイベントに参加した経験も。港北区の印象については「ファミリー層が多い」と語っていた

スピーチの度に視覚でも確認できる拍手が空間を舞うシーンが、広く参加者の心に感動を誘っていました。

スポーツが人をつなぎ、結ぶシーンが多く見られた2025年の港北区。新年はさらにそのつながりが広がり、一人ひとりがさらなる輝きを増す地域まちづくりが望まれます。

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

2026(令和8)年「港北区新年賀詞交換会」を開催、多くのご来場ありがとうございました(港北区連合町内会)