約400人が参加しての「賀詞交換会」で港北区の2025(令和7)年がスタート。区民表彰を受けた合唱も会場で披露され、会場が大きな感動に包まれました。
きのう(2025年)1月5日(日)11時30分より、新横浜プリンスホテル(新横浜3)にて「港北区新年賀詞交換会」(同実行委員会、事務局:港北区総務課)が開催され、各地区の自治会町内会長や地域まちづくりを担う人々が来場。
港北区の新年のスタートとなるひとときを約400人の参加者が共有しました。
今回の賀詞交換会では、髙橋靜明副委員長(大曽根自治連合会会長)による「開会の辞」、横浜市歌の斉唱の後、関治美委員長(新吉田あすなろ連合町内会会長)が、昨年(2024年)発生した能登半島地震や豪雨災害による被災地を慮(おもんばか)りながらあいさつ。
港北区においても「災害時の備えの重要性、防災力の強化を地域に発信し続けなければと強く感じています。港北区連合町内会が一丸となり、地域の安心安全な暮らしの実現に力を注いでいきたい。皆様にはご支援とご協力をいただければ」と語ります。
昨年4月に就任した竹下幸紀港北区長は、「港北区は川あり、緑豊か。新横浜の大規模集客施設もありますが、多くの魅力ある人で支えられていると感じます」と、“魅力ある”区の人口がまもなく36万6000人に達する見込みであることにも触れ、「昨年1年で3千人ほど人口が増えている。今年はどこまで人口が増えるかわからないが、(1年間を)健やかにすごしてもらえれば」との想いも語っていました。
そして「心の通い合う豊かな地域社会づくりに尽力し、その功績が顕著な団体、そして個人を表彰する」とされる港北区民表彰を今回も実施し、横浜市立大綱中学校合唱部(大倉山3)に賞状を贈呈しました。
昨年10月に行われた「第77回全日本合唱コンクール全国大会」(一般社団法人全日本合唱連盟=東京都中央区主催)中学校部門同声合唱の部で金賞を受賞。「ふるさと港北ふれあいまつり」や大倉山観梅会など港北区でのイベントにも積極的に出場したことなどもあり、表彰に至ったといいます。
この日は卒業を間近に控えた3学年の伏見優凛(ゆうり)さんが、竹下区長から表彰状を受け取り、「神奈川県の公立中学校で史上初となる全国大会金賞を受賞させていただきました」とその偉業について報告。
「これらの結果に至ったのも、地域の皆様のあたたかいサポートがあったからこそ。これからもさらに成長していく港北区民率100%の大綱中学校の合唱部をよろしくお願いいたします」との言葉を述べると、来場者からの大きな歓声があがります。
全国大会でも披露したという楽曲「女声合唱とピアノのための『その木々は緑』から~『その木々は緑』(ヴァイオリン伴奏付き)」を披露し、スローガンにしているという「合唱懸命」という言葉に込めた響きの美しさやその感動を伝えていました。
新型コロナ禍が明けて2年目。少しずつコロナ禍以前の「日常」が戻りつつあるものの、港北区近郊でも物価高による景況感の悪化や、既存のしくみによる地域まちづくり組織の担い手不足も多く指摘されています。
「第一次ベビーブーム」(1947~1949年)に生まれた団塊世代が全て後期高齢者(75歳以上)となる「2025年」に突入したこともあり、港北区近郊においても、これまで以上の地域コミュニケーション力を醸成していく必要がある中、新年最初の地域ぐるみでの交流機会が今後ますます重要になっていくといえそうです。
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・【過去開催】<港北区>3年ぶり賀詞交換会に約400人、新横浜で「コロナ禍」乗り越える誓い(2023年1月6日)
【参考リンク】
・2025(令和7)年「港北区新年賀詞交換会」を開催、多数のご来場ありがとうございました(港北区連合町内会)※開催当日の詳細を13枚の写真でレポート
・部活動~合唱部(横浜市立大綱中学校)
・令和6年度「こども音楽コンクール 東日本優秀演奏発表会 Aブロック(小中学校・声楽部門)」大会レポート(TBSラジオ)※1月26日(日)にTBSで開催予定の文部科学大臣賞選考会(全国大会)にも(同一音源で)出場予定