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少ないチャンスを活かした武相が、攻め続ける慶應をかわし、チームスローガンの「雑草の逆襲」を体現するかの結果となりました。

きのう(2025年)9月6日(土)午前にサーティーフォー保土ケ谷球場(保土ケ谷区花見台)で行われた「第98回選抜高校野球大会」(春のセンバツ甲子園)の選考につながる「神奈川県高校野球秋季大会」で、9時30分から武相高校(仲手原2)と慶應義塾高校(塾高、日吉4)が対戦。

5回裏、4番打者・富田君のタイムリーでホームを踏む伊藤佑豪(ゆうご)君。武相高校は3点目を得て試合を優位に進めることになった

5回裏、4番打者・富田君のタイムリーでホームを踏む伊藤佑豪(ゆうご)君。武相高校は3点目を得て試合を優位に進めることになった

武相高校が、序盤から9安打7四死球と攻め立てる慶應打線を2人の投手がかわす「継投リレー」で1点に抑え、少ないチャンスで3点をもぎ取った「雑草の逆襲」を体現するかのスコア(3対1)で勝利を収めました。

3回裏、武相はエラーと死球などで1点を先制しますが、4回表に慶應はこの日3安打と当たっていた大棒(だいぼう)琉雅君タイムリー2塁打を放ち、1対1の同点となります。

「ここぞ」というシーンで2点タイムリー2塁打という結果を出した富田君はまだ1年生

「ここぞ」というシーンで2点タイムリー2塁打という結果を出した富田君はまだ1年生

しかし武相は、5回裏1死から、四球とヒットで出塁した奏者を、4番打者・富田龍成君が2点タイムリー2塁打で出迎え、3対1となる勝ち越しに成功します。

武相は4回と5回にわずか4安打を放ったのみ。ラストは4回表途中から登板した坂本真晟(しんせい)君がラスト2回をパーフェクトに抑える好投を見せ、3対1のまま試合を終える結果となりました。

ピンチでもお互いを励まし合う。主将(キャプテン)小林泰河君の声出しや選手を励ますアクションにもキラリ光るものがあった

ピンチでもお互いを励まし合う。主将(キャプテン)小林泰河君の声出しや選手を励ますアクションにもキラリ光るものがあった

試合後、豊田圭史監督は、「一生懸命やるとか、普段努力するとか、忘れかけた原点に立ち返った結果。(先発の)井上優星君、坂本君は良く投げた。エラー(失策)がなかったのも大きかった」と、今回の勝因を振り返ります。

チームを率いた主将(キャプテン)で一塁(ファースト)を守った小林泰河(たいが)君は、地元・青葉区出身。

慶應打線を抑える選手たちを出迎えるベンチの雰囲気もより明るさを増していくかのようだった

慶應打線を抑える選手たちを出迎えるベンチの雰囲気もより明るさを増していくかのようだった

スタンドからも部員たちによる熱き声援が送られていた

スタンドからも部員たちによる熱き声援が送られていた

入部の理由は「武相の試合をよく見に行っていたこと」と語り、「これまでチームを引っ張るほうではなく『ついていく』側でした」と、自身にとって初の県大会出場で、キャプテンを務めるチームとして勝利を得られたことを喜びます。

今回、地元対決、また強豪校が多く入るブロックになったことについては、「決まった瞬間、もう皆、やってやるぞと燃えていました。自分たちはチャレンジャー、やってきたことは全部出すという気持ちで臨みました」と語っていました。

試合後に笑顔を見せる富田くん、小林泰河君、坂本君(左より)

試合後に笑顔を見せる富田くん、小林泰河君、坂本君(左より)

好投を見せた坂本君も、「調子が良くなかったのですが、気合いを込めて、攻めるピッチングをできたことが良かった」と、自身の投球に“想い”を乗せたことを明かしていました。

武相が公式戦で慶應に勝利したのは、2013(平成25)年の夏の選手権大会以来、対戦がなかったこともあり、2011(平成23)年9月の秋季大会以来と実に14年ぶり

ヒット・出塁ともに慶應の“半分程度”で勝利をもぎ取った武相のチームスローガン「雑草の逆襲」にまさに適ったかの試合展開となりました。

試合展開で険しい表情も多く見られる豊田監督も「日々の努力」が実を結んだことで笑顔に

試合展開で険しい表情も多く見られる豊田監督も「日々の努力」が実を結んだことで笑顔に

これからの新チームの「未知なる」可能性は、まだまだ無限大と感じられる一戦。これからの選手一人ひとりのますますの飛躍が楽しみな秋の大会となりそうです。


2000年から四半世紀にわたる“武相vs慶應”の公式戦記録

<通算成績:武相2勝-慶應2勝>

2025(令和7)年9月6日(秋季県大会・2回戦):武相 3-1 慶應

2013(平成25)年7月22日 (夏選手権神奈川大会・5回戦)慶應 8-3 武相

2011(平成23)年9月24日 (秋季県大会・準々決勝)武相 4-2 慶應

2005(平成17)年4月16日(春季県大会・3回戦)慶應 7-3 武相この大会は日大が優勝、慶應が準優勝

)過去の試合結果はサイト「バーチャル高校野球」「神奈川高校野球資料館」「慶應野球部応援団」を参照しました

港北区内4校の初戦予定(2回戦)

)9月20日現在の情報です。試合日程と開始時間は、雨天順延や第一試合の終了時間などによって変更される場合があります。神奈川県高野連の公式サイトなどでご確認ください。

)各学校名の部分から「バーチャル高校野球」の過去の戦績一覧(地区予選など未掲載もあり)にリンクしています。「川崎・横浜北地区」予選の結果は神奈川県高校野球連盟のPDFファイルに掲載されています。

「神奈川県高校野球秋季大会」の組み合わせ。10月5日(日)の決勝戦まで80校が対戦に挑む(神奈川県高校野球連盟サイト)<span style="color: #ff0000;"><span style="color: #ff0000;">※【9月20日追記】公開中の組み合わせ表に更新します(神奈川県高校野球連盟サイト)

「神奈川県高校野球秋季大会」の組み合わせ。10月5日(日)の決勝戦まで80校が対戦に挑む(神奈川県高校野球連盟サイト)※【9月20日追記】公開中の組み合わせ表に更新します(神奈川県高校野球連盟サイト)

▼ 9月6日(土)

保土ケ谷9:30予定:〇武相高校 vs 慶應義塾高校

2回戦とは思えない好カードに多くの観客が来場していた

2回戦とは思えない好カードに多くの観客が来場していた

▼ 9月7日(日)

俣野公園・横浜薬大(戸塚区)9:30予定:〇日大高校 vs 金井高校

俣野公園・横浜薬大(戸塚区)12:00目安:港北高校 vs 〇川和高校

港北区内高校 3回戦以降の予定

)3回戦以降の情報とリンクは9月6日以降に随時追加していきます。

▼ 9月13日(土)

等々力9:30予定(3回戦):〇日大高校  vs 川崎北高校

保土ケ谷12:00目安(3回戦):武相高校 vs 〇三浦学苑

▼ 9月20日(土)

相模原12:00目安(4回戦):日大高校 vs 〇橘高校

【関連記事】

<秋の高校野球>武相と慶應が初戦で対戦、港北高校は川和と、日大はシード権(2025年9月5日)

【参考リンク】

神奈川県高校野球連盟の公式サイト

2025年度 秋季大会試合結果「武相 vs 慶應」(同)

秋季神奈川県大会(2025)(バーチャル高校野球)