「春・センバツ甲子園」を目指す秋の県大会がいよいよスタート。武相は自校グラウンド、港北と日大・慶應は“地元”横浜・川崎エリアでの初戦を迎えます。
来春(2025年3月)開催の「第97回選抜高校野球大会」(春のセンバツ甲子園)の選考につながる「神奈川県高校野球秋季大会」がいよいよあす(2024年)9月7日(土)から開幕。
来月10月6日(日)までの期間、県内4つの地区予選を勝ち抜いた80校と、夏の甲子園に出場したためシード校となった東海大相模高校の計81校が試合に挑みます。
8月中に行われた「川崎・横浜北地区予選」を勝ち抜いた武相高校(仲手原2)、港北高校(大倉山7)、日本大学高校(箕輪町2)、慶應義塾高校(慶應塾高、日吉4)の4校は、いずれも2回戦からの登場。
今回のそれぞれの初戦は“地元”といえる球場(横浜・川崎市内)での対戦、武相高校は同校敷地内のグラウンドでの初戦となることもあり、地域からの熱き声援をリアルに送ることができそうです。
武相高校と港北高校はそれぞれ初戦を勝ち上がると3回戦で対戦予定。
両校と慶應義塾、日大高校は「ベスト4」に入り対戦する準決勝までは当たらないブロックに大きく分かれています。
今年は、「春の甲子園」の選考につながる関東大会が神奈川県内で開催される予定のため、地元枠として出場が例年の2校から3校に増えることもあり、大会が例年よりも大いに盛り上がることになりそうです。
なお、今回の抽選会では、今年8月開催の「第106回全国高校野球選手権大会」でベスト8に進出した東海大相模高校(相模原市南区)の原俊介監督が講話を行い、夏の甲子園で宿泊したホテル付近で清掃活動を選手たちが継続して行ったというエピソードを披露します。
「(ホテル周辺の)地域の皆さんが応援してくれた。地元・相模原市もそうだが、“地域が大切”であると感じた」と語り、“未来の高校野球の在り方”として、来場した部員たちにその想いを伝えます。
大会を主催する一般財団法人神奈川県高校野球連盟の榊原秀樹専務理事も、東海大相模が同宿だったという、今回の夏の甲子園の一大ブームを生み出した島根県立大社高校(出雲市)の活躍に触れ、「公立高校が勝ち上がると球場を味方にする力がある」と、一般の公立高校が勝ち上がる事例を挙げ、“どの学校も勝てる可能性がある”と、全ての学校の選手たちを熱く激励していました。
夏の県大会決勝戦の入場者数は「他都道府県には見られない」(榊原専務理事)ほどの3万人という入場者数を数え、神奈川県内では高校野球の部員数も増加しているとのこと。
「野球王国神奈川」ともいえる県予選がますます楽しみな観戦機会となりそうです。
港北区内4校の初戦予定(2回戦)
(※)9月7日現在の情報です。試合日程と開始時間は、雨天順延や第一試合の終了時間などによって変更される場合があります。神奈川県高野連の公式サイトなどでご確認ください
(※)各学校名の部分から「バーチャル高校野球」の過去の戦績一覧(地区予選など未掲載もあり)、試合詳細は「一球速報.com」へリンクしています。「川崎・横浜北地区」予選の結果は神奈川県高校野球連盟のPDFファイルに掲載されています。
▼ 9月7日(土)
保土ケ谷10:00(予定):〇日大高校 vs 横浜商大高(試合詳細)
▼ 9月8日(日)
▼ 9月8日(日)
武相高校グラウンド10:00(予定):武相高校 vs 藤沢清流 の勝者
▼ 9月8日(日)
横浜高校長浜グラウンド12:30(目安):港北高校 vs 桜丘高校 (※)球場名からのリンクはGoogleマップ
港北区内高校 3回戦以降の予定
(※)3回戦以降の情報とリンクは9月7日以降に随時追加していきます。
▼ 9月14日(土)
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の一部共通記事です
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・【地区予選】<高校野球・秋季大会>春の甲子園目指す地区予選、武相・慶應・日大会場も(2024年8月16日)
・【夏の大会】高校野球「神奈川大会」は7月5日(金)開幕、テレビ放送やネット全試合配信も(2024年7月4日)
【参考リンク】
・県大会結果(硬式)(同)※組み合わせ(PDFファイル)へのリンクも
・令和6年度神奈川県高等学校野球秋季県大会「組み合わせ」(一球速報.com)※リンク追記