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「七夕の日」に開幕する2025年夏の高校野球。選手宣誓や“港北区”対決が実現するのかにも注目が集まりそうです。

107回目の開催を迎える「全国高校野球選手権大会」への出場を目指す神奈川大会(県高校野球連盟・朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が、先週(2025年)6月14日(土)午後に関東学院大学横浜関内キャンパス・テンネー記念ホール(中区万代町1)で行われ、昨年より4チーム多い172校(チーム)の組み合わせが決定しました。

2023年以来、2年ぶりに「全国高校野球選手権 神奈川大会」の抽選会場となった関東学院大学横浜関内キャンパス「テンネー記念ホール」

2023年以来、2年ぶりに「全国高校野球選手権 神奈川大会」の抽選会場となった関東学院大学横浜関内キャンパス「テンネー記念ホール」

「夏の神奈川大会」の観客動員数は約20万人にも上る。合同チームも増えて全体の参加校も172チーム(校)と昨年より4チームも増えた

「夏の神奈川大会」の観客動員数は約20万人にも上る。合同チームも増えて全体の参加校も172チーム(校)と昨年より4チームも増えた

「第107回全国高校野球選手権大会」神奈川大会の組み合わせ。昨年(2024年)より4チーム増えて172校(チーム)の参加となった※【6月23日16時50分追記】3回戦以降の球場が決定しました。「組み合わせ」を更新します(神奈川県高校野球連盟サイト)

「第107回全国高校野球選手権大会」神奈川大会の組み合わせ。昨年(2024年)より4チーム増えて172校(チーム)の参加となった※【6月23日16時50分追記】3回戦以降の球場が決定しました。「組み合わせ」を更新します(神奈川県高校野球連盟サイト)

今年は七夕の日・7月7日(月)の16時から横浜スタジアム(中区)で開会式を行い、翌々日の9日(水)からの1回戦、または11日(金)からスタートする2回戦からの試合に挑む予定です。

9年ぶり第2シードとして登場する日本大学高校(日大高校)(箕輪町2)は、7月12日(土)にサーティーフォー相模原球場で行われる2回戦が初戦。

日大高校のキャプテン(主将)でセンター(外野)を守る渡辺瑛心(えいしん)君が第2シード校として早い段階でくじを引いていた

日大高校のキャプテン(主将)でセンター(外野)を守る渡辺瑛心(えいしん)君が第2シード校として早い段階でくじを引いていた

10日(木)に等々力球場で1回戦を迎える新羽高校(新羽町)と菅高校の勝者と対戦する組み合わせとなり、新羽高校との「港北区」同士の対決が実現するのかに注目したいところです。

昨年(2024年)は第1シードからのスタートだった武相高校(仲手原2)は、今年は春の大会でベスト16だったことから、第3シードからのスタート。

武相高校は今夏(2025年)は第3シードからの戦いに挑む

武相高校は今夏(2025年)は第3シードからの戦いに挑む

順調通りに試合が進めば、港北区内の学校で最も遅い7月13日(日)に2回戦での初戦を迎え、勝ち進めば、4回でノーシードで1回戦から登場する桐光学園(18日)や、第2シードの湘南学院や総合科学高校、日大藤沢高校が入るブロックとの勝者と対戦(20日)、また準々決勝では、春の大会でも同位置で敗れた第1シード校の相洋高校との対戦の可能性がある組み合わせとなっており、1戦1戦が大切な戦いとなりそうです。

また、2022年以来3年ぶりノーシードからの挑戦となる慶應義塾高校(慶應塾高)は、2021年以来4年ぶりに1回戦からの対戦に。

慶應塾高は試合で参加できないキャプテンの山田君に代わり主務の田中君がくじを引いていた

慶應塾高は試合で参加できないキャプテンの山田君に代わり主務の田中君がくじを引いていた

107人の中から「選手宣誓」を行える権利を引き当てて笑顔に。決定の瞬間、校名を読み上げると2023年の全国制覇を想い起こさせるかのどよめきが会場内に響いていた

107人の中から「選手宣誓」を行える権利を引き当てて笑顔に。決定の瞬間、校名を読み上げると2023年の全国制覇を想い起こさせるかのどよめきが会場内に響いていた

テレビのインタビューにも笑顔で対応

テレビのインタビューにも笑顔で対応

サーティーフォー保土ケ谷球場で10日(火)に行われる厚木西高校との1回戦に勝利すると、12日の2回戦は同じ慶應義塾の附属高校同士の慶應義塾湘南藤沢高等部との試合を行う予定です。

慶應塾高が勝ち上がると、3回戦(16日)は横浜商業高校、4回戦(18日)は日大高校が勝ち上がっていれば対戦するブロックとなっており、それぞれの両校にとって「近い」存在のチームと対戦する可能性がある、想い出深い夏の大会となりそうです。

武相高校はサポート担当の土屋春樹(はるき)君がくじ引きを担当。「今年は1年生が35人も入部し、レベルも高いのでベンチ入りできる選手が出てくる可能性があります」と、最後の大会に向けての戦力アップがなされていることを説明していた

武相高校はサポート担当の土屋春樹(はるき)君がくじ引きを担当。「今年は1年生が35人も入部し、レベルも高いのでベンチ入りできる選手が出てくる可能性があります」と、最後の大会に向けての戦力アップがなされていることを説明していた

なお、慶應塾高は、主務(マネージャーのリーダー役)を務める田中良汰君が、107人の希望者の中から、主将(キャプテン)でキャッチャー(捕手)の山田望意(のい)君が選手宣誓を行うことができる“当たりくじ”を幸運にも引き当てるという劇的な瞬間を経験しています。

今大会から、第1試合の開始時間をこれまでの10時から1時間早めて9時からに変更するといった暑さ対策も行われる予定で、“勝敗”のみならず、一人ひとりの選手や部員、マネージャーや応援する人々がどのように試合に向き合い、夏の大会らしい瞬間を楽しみながら共有していけるのかにも注目していきたいところです。

港北区内6校の初戦予定

)各学校名の部分から「バーチャル高校野球」の戦績一覧にリンクしています(春の地区予選の結果は未掲載)。「川崎・横浜北地区」予選の結果は神奈川県高校野球連盟のPDFファイルに掲載されています

)6月16日現在の情報です。試合日程と開始時間は、雨天順延や第一試合の終了時間などによって変更される場合があります。神奈川県高野連の公式サイトなどでご確認ください

▼ 7月7日(月)

横浜スタジアム16:00予定:開会式 ※試合は9日開始

▼ 7月9日(水)

平塚9:00予定:岸根高校 vs 鶴嶺高校

薬大9:00予定:港北高校 vs 秀英高校

▼ 7月10日(木)

保土ケ谷9:00予定:慶應義塾高校 vs 厚木西高校

等々力11:30目安:新羽高校 vs 菅高校

▼ 7月12日(土)

相模原9:00予定:日大高校 vs 新羽高校菅高校の勝者

▼ 7月13日(

等々力9:00予定:武相高校 vs 平塚江南柏木学園の勝者

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の一部共通記事です

【関連記事】

・【春季大会】<春の高校野球>日大高はベスト8で“完敗”、夏は「最後勝ち上がれる」チームを目指す(横浜日吉新聞、2025年4月28日)

・【春季大会】<春の高校野球>日大高校が準々決勝へ、武相は第3シードから「夏の甲子園」目指す(2025年4月21日)

【参考リンク】

神奈川県高等学校野球連盟公式サイト(大会情報、観戦案内)

バーチャル高校野球~神奈川大会(スポーツブル)