誰でも気軽に入れる“エコ施設”に生まれ変わりました。
小机駅前北口(日産スタジアム側)の旧農地で、トレーラーハウスを使って2年前にオープンした施設が「シェール新横浜(SHERL SHIN-YOKOHAMA)」の名でリニューアルし、カフェなどのフードコートとスケートボードパークを中心とした“コミュニティ広場”として今月(2025年)5月10日に再オープンしました。
もともと同施設は、武蔵小杉駅近くで半世紀にわたって電気工事業を営む株式会社イスズ(川崎市中原区)が太陽光と蓄電池を使った「オフグリッドトレーラーハウス」を紹介し、再生可能エネルギーやバイオトイレなどを活用する実験的な場として、2023年5月に開設していました。
一般向けにはスケートボードを楽しむための「ボウル」と呼ばれるすり鉢状の設備に加え、トレーラーハウスを使ったコーヒー店や寿司店も設け、「GRINDLAND(グラインドランド)」と名付けて誰でも入れる施設として公開。
ただ、スケートボードの愛好者と、時おり行われる音楽やバーベンキューなどのイベント参加者以外には、地元でも何が行われている施設なのかはほとんど知られておらず、独特の外観やデザインは「不良色が強く、ちょっと尖ってるイメージ」(リニューアルを担当したbond社の杉本達也代表)。多くの人が集まった際には、騒音などで近隣住民から苦情が寄せられることもあったといいます。
今回のリニューアルでは施設外観のデザインを一新するとともに、施設内でゆっくり滞在できるようアウトドアブランドのヘリノックス(Helinox)社のチェアやテーブルを配置。
7つあるトレーラーハウスのうち、2つは飲食店となっており、「ハチボルトコーヒー(HACHIVOLT COFFEE)」では焙煎コーヒーや自家製コーラ、クラフトビールなどを販売し、もう一つの「ニギリバ(NIGIRIBA)」では、同店名物の“パラグアイロール”などの創作寿司と握り寿司を提供しています。
他のスペースはオリジナルグッズ販売やDJブースなどとして使われるほか、冷房完備のイートインスペースとしても活用し、今後は貸し出しも行っていく計画です。
ファミリー層や地域住民らが心地よく過ごせる「街の公園」のようなコミュニティスペースを目指してリニューアルしたといい、「お母さんたちがここに子供を連れてきて、遊んでいただければ」(同)。またペットとの訪問も歓迎しているとのこと。
小机城址寄りにあるスケートボード施設については、今後一般に貸し出しを行うほか、新横浜公園にもっとも近い専門店として2022年2月に小机商店街でオープンした「5050(フィフティフィフティ)スケートボードショップ新横浜小机店」と連携し、地域向けの「スケボー教室」も開く予定です。
施設を運営するイスズの鈴木修一社長は、「未来の遊び場というコンセプトで、笑顔になれる楽しい場所にしていきたい」と話し、太陽光エネルギーと蓄電池を使いバイオトイレも設置した施設であることから、災害時には地域に電気供給とトイレを提供する場としても活用していきたい考えです。
【関連記事】
・小机駅前の日産スタジアム側で「まちづくり」、農地など東京ドーム4つ分の広さ(2025年1月22日、シェール新横浜の場所も再開発エリア内)
【参考リンク】
・シェール新横浜(SHERL SHIN-YOKOHAMA)の公式サイト(小机北口駅前、営業やイベント案内など、2025年5月時点では11時~21時営業、水曜が定休日)
・株式会社イスズ(「シェール新横浜」の運営会社、オフグリッドトレーラーハウスの案内など)
・低CO2川崎ブランド’19大賞「オフグリッドトレーラーハウス」(株式会社イスズ、川崎発のブランドとして認定されている)









