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小机駅前で“牛丼店”以外に、もう一つの選択肢が加わっています。

弁当・惣菜店「キッチンオリジン」の展開で知られるオリジン東秀株式会社(東京都調布市)は、今週(2025年)4月19日に小机駅前で中華業態の「れんげ食堂Toshu(トウシュウ)小机店」(小机町)を出店しました。

4月19日にオープンした「れんげ食堂Toshu小机店」(4月22日)

港北区内では新羽や大倉山、妙蓮寺の駅前など7店を出店するキッチンオリジンが広く知られていますが、運営会社のオリジン東秀はもともと1966(昭和41)年に東京都世田谷区千歳船橋で開店した中華料理店「東秀」が祖業

「中華東秀」の名で店舗展開していた中華事業の新たなモデルとして、2017(平成29)年3月に世田谷区で1号店を出店したのが「れんげ食堂Toshu」で、“家族でも一人でも、食事もお酒も楽しめる町の食堂”をコンセプトとしています。

写真右側が駅前広場に面した「すき家小机駅前店」、左奥の信号を渡った先がれんげ食堂Toshu(4月22日)

今回オープンした小机店は、昨年7月末まで「ローソン小机駅前店」が営業していた泉屋第2ビルの1階で、小机駅前交差点(信号)をわたってすぐの場所。れんげ食堂Toshuとしては港北区初出店となり、横浜市内では今年2月にオープンした「ぷらむろーど杉田店」(磯子区杉田)に次ぎ7店目となりました。

小机駅前は弁当店ではなく、中華業態で出店したことについてオリジン東秀は、駅周辺の飲食店が少ない状況も考慮し、「中華レストランとしてご利用をいただきつつ、ちょい呑みができる業態であり、地域の皆さまへご利用いただけるニーズがあるのではないかと考えた」(同社)といいます。

ラーメンや餃子、チャーハンといった定番メニューのほか、天津飯や中華丼、麻婆豆腐、定食メニューもある

同店はラーメン類餃子、チャーハンなど中華の定番メニューに加え、生姜焼きやきくらげ玉子炒め、レバニラといった定食メニューも揃え、持ち帰りにも対応。また、生ビールなどのアルコール類を税別290円で提供している点も特徴です。

広さ90平方メートル(約27坪)ほどの店内には、カウンターとテーブルを含め31席を設け、れんげ食堂Toshuとしては通常規模の店舗とのこと。営業時間は平日が11時から23時、土曜・休日は22時30分までとしています。

利用者からは「駅前唯一のコンビニが閉店したときはショックだったが、ランチが便利になって嬉しい」「(コンビニ時代と比較して)意外と奥行きがあって席も多い印象。遅くまで営業していてビールが安かった」などの声が聞かれました。

メニューの大半は持ち帰りが可能となっており、弁当・惣菜店としても利用できそう(れんげ食堂Toshu公式サイトより)

小机駅前では夜間に営業する飲食店は何店か見られるものの、昼間も含め営業しているのは「すき家小机駅前店」のほかは見当たらない状況です。今回、中華と定食類の飲食スポットが加わり、持ち帰りも可能なため、地元住民だけでなく日産スタジアム新横浜公園訪問者にも喜ばれそうです。

【参考リンク】

れんげ食堂Toshu(トウシュウ)小机店(小机駅前で2025年4月19日オープン、11:00~23:00営業、土休日は22:30まで)

れんげ食堂Toshuのメニューや店舗検索(2025年4月時点で小机店を含め都内や神奈川県を中心に65店を展開、オリジン東秀株式会社)