来月(2026年)8月7日(金)に開幕する「2026/27シーズン」で横浜F・マリノスは新たな社長と監督が就き、移籍3選手が加わります。(ページ下部に選手とスタッフの動向一覧を掲載)
横浜F・マリノスは7月2日、新横浜2丁目に置く横浜マリノス株式会社の本社で新体制発表会を開き、新監督に決まったスティーブ・コリカ氏と、運営会社の社長に就いた芦澤俊介氏、昨年12月に就任した鈴木健仁スポーティングダイレクター(SD)の3氏が新たなシーズンに向けた体制を発表しました。
Jリーグが8月に開幕し12月中旬から2月上旬までは中断して翌年5月に閉幕する“秋春制”として初のシーズンを迎えるのを前に会見したものです。
豪州で経験豊富なコリカ新監督
コリカ新監督はオーストラリア・Aリーグ・メンの「シドニーFC」(2018年~23年)やニュージーランドの「オークランドFC」(2024年~26年)で監督をつとめ、両チームで複数回の優勝を経験。
選手時代にはサンフレッチェ広島(2000年~01年)でプレーした経験を持ち、シドニーFC監督時の2020年にACL(AFCチャンピオンズリーグ)でアンジェ・ポステコグルー監督時代のF・マリノスと二度対戦(1敗1分)しています。
新監督について鈴木SDは「強いF・マリノスを取り戻すために非常に重要なシーズンで、目標を達成するために監督交代を決断した」といい、「コリカ氏は単に経験があるだけではなく、8年間で6つのタイトルを獲得してきた勝ち方を知る指揮官であり、卓越した組織構築力や勝負強さは現在のF・マリノスに必要」と説明します。
コリカ新監督は「横浜F・マリノスに来るにあたり、クラブが目指すサッカーと自分が掲げているサッカーの哲学が一致していることは大きな理由の一つ」といい、「ボール保持時は、しっかりボールを保持するだけではなく、前へアグレッシブに推進していく、それが私のサッカーの哲学です」と話します。
「チームの目標は、まずACLエリートの出場権獲得を目指しますが、それだけではありません。やる以上はタイトル獲得を目指します」と力を込めました。
スペインからGK、浦和からFW獲得
新シーズンの新戦力として、スペインの「ジローナFC」からGK(ゴールキーパー)のルベン・ブランコ選手、MF(ミッドフィルダー)は鹿島アントラーズから知念慶選手、FW(フォワード)は浦和レッズから二田理央選手をそれぞれ獲得しました。
ブランコ選手について鈴木SDは「ヨーロッパで豊富な経験がある。近年、ゴールキーパーはベテランの2人(朴一圭選手、飯倉大樹選手)に頼っている部分があったので、彼らと競争できる選手が必要だった」と説明します。
知念選手については「ボランチのポジションで高さと強さを持っており、ディフェンスにも貢献できる選手」(鈴木SD)といい、二田選手は「スピードとゴールに向かう姿勢、推進力を持っている。攻撃面で谷村海那選手(FW)に頼りすぎているところもあったので、彼とは違うタイプのセンターフォワードの補強を行った」(同)と話していました。

2026/27シーズンの横浜F・マリノスの選手一覧、7月2日時点でGK(ゴールキーパー)4人、DF(ディフェンダー)8人、MF(ミッドフィルダー)9人、FW(フォワード)11人の32選手が発表された(横浜F・マリノス公式サイトより)
クラブを強くする環境整える
7月1日付けで就任した芦澤社長は、日産自動車で技術関連の部署を中心に歩み、直近は日産自動車九州株式会社(福岡県苅田町)で社長をつとめています。
「スティーブ(監督)や鈴木SDが求める環境を整えていくのが、私に求められていることだと思う。事業面で稼ぐところを稼いで、それを原資にクラブを強くするための環境を整えていく」と話していました。
F・マリノスは8月7日(金)夜にホームゲームとなるMUFGスタジアム(国立競技場)での鹿島アントラーズ戦で開幕し、日産スタジアムでの初戦は8月22日(土)夜のヴィッセル神戸戦となり、冬場の中断期間をはさんで来年6月までリーグ戦が行われます。
2026/27年シーズンの新加入選手(7月2日時点)
<新加入・内定など>
- GK・背番号36:ルベン・ブランコ選手(30歳、スペイン・ジローナFC)(2026年6月26日発表)[詳細]
- MF・背番号14:知念慶選手(31歳、鹿島アントラーズ)(2026年6月17日発表)[詳細]
- MF・背番号47:三井寺眞選手(16歳、横浜F・マリノスユース):(2026年4月2日発表)[詳細]
- FW・背番号43:二田理央選手(23歳、浦和レッズ)(2026年6月27日発表)[詳細]
<主要スタッフ>
- 監督:スティーブ・コリカ氏(53歳、オークランドFC監督、元サンフレッチェ広島選手)(2026年6月21日発表)[詳細]
- ヘッドコーチ:ダニー・ヘイ氏(51歳、オークランドFCアシスタントコーチ)(2026年6月21日発表)[詳細]
- 代表取締役社長(横浜マリノス株式会社):芦澤俊介氏(59歳、日産自動車九州株式会社代表取締役社長、横浜マリノス株式会社執行役員副社長)(2026年6月30日発表)[詳細]
離脱・移籍選手
<期限付き移籍中>
- GK・木村凌也選手(23歳):テゲバジャーロ宮崎(J2)へ育成型期限付き移籍(2027年6月30日まで)(2026年6月26日発表)[詳細]
- GK・田川知樹選手(23歳):北海道コンサドーレ札幌(J2)への期限付き移籍を延長(2027年6月30日まで)(2026年6月17日発表)[詳細]
- DF・村上慶選手(19歳):松本山雅FC(J3)へ育成型期限付き移籍(2027年6月30日まで)(2026年6月26日発表)[詳細]
- DF・埜口怜乃(のぐち・れいの)選手(20歳):アスルクラロ沼津(J3)への育成型期限付き移籍を延長(2027年6月30日まで)(2026年6月23日発表)[詳細]
- MF・望月耕平選手(20歳):テゲバジャーロ宮崎(J2)へ育成型期限付き移籍中だったが、今季はツエーゲン金沢(J3)へ育成型期限付き移籍(2027年6月23日まで)(2026年6月23日発表)[詳細]
- MF・ジャン・クルード選手(22歳):上海海港足球倶楽部(中国)へ期限付き移籍中(2026年12月31日まで)(2026年1月9日発表)[詳細]
<完全移籍>
<主要スタッフ>
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
【参考リンク】
・横浜F・マリノス「2026/27明治安田J1リーグトップチーム編成について」(2026年7月2日、新シーズンの選手とスタッフ一覧)
・2026年7月2日開催「2026/27 横浜F・マリノス新体制発表会レポート」(Jリーグシーズン移行初年度の展望など)













