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新吉田町付近の「宮内新横浜線」や羽沢横浜国大駅周辺の「環状2号線」など、交通インフラ環境が変化したエリアで用途地域の見直しを行い、店舗などで床面積の上限を緩和する計画です。

横浜市都市整備局は来月(2026年)7月に行う市の素案説明会を前に、これまでに整備を終えた幹線道路沿いで沿道に指定されている用途地域を見直す候補地を公表しました。

「整備済み幹線道路沿道の用途地域の見直し」の「市素案」を掲載した2026年6月のリーフレット、今年2月に「素案(案)」を公表した際は「建築局」の都市計画課が担当していたが、4月から「都市整備局」の都市計画課に移っている(市公式サイトより)

市内で計19カ所(約72ヘクタール)が候補となっており、港北区内では2021年3月に高田駅前から新吉田町までが開通した宮内新横浜線沿いの2カ所が入り、周辺では羽沢横浜国大駅付近の環状2号線沿い(神奈川区と一部保土ケ谷区)も選ばれています。

今回の変更は、幹線道路が整備された後も整備前の狭い道路だった時代用途地域から変わっていないエリアが候補地となっており、主に「第一種住居地域」を「第二種住居地域」や「準住居地域」に見直すものだといいます。

「第一種住居地域」「第二種住居地域」「準住居地域」の違い(市のリーフレットより)

これにより、店舗などの床面積上限引き上げられ、建築可能な用途も一部拡大。道路整備によって利便性が高まった地域の活性化を目指していくとのことです。

港北区で候補地となった高田駅前(高田西2丁目・高田東3丁目、約1.1ヘクタール)と新吉田エリア(新吉田町・新吉田東3丁目・新吉田東4丁目、約7.3ヘクタール)は、いずれも宮内新横浜線沿いに位置し、第一種住居地域を準住居地域に変更する計画としています。

新吉田東3丁目の宮内新横浜線沿いに位置する「酒の横溝(Yokomizo)」(写真右側)付近の様子、道路をはさんで向かい側の旧農地には建築関係者向けの資材・工具チェーン「建デポ」の横浜新吉田店(写真左側)が昨年(2025年)11月27日にオープンしている(2026年6月)

高田駅前における「第一種住居地域」から「準住居地域」への変更候補地(赤い太線部分、高田西2丁目・高田東3丁目)(市公式サイト「整備済み幹線道路沿道の用途地域の見直し」の「都市計画素案(9)」より)

新吉田エリアにおける「第一種住居地域」から「準住居地域」への変更候補地(1)※高吉橋寄りから「酒の横溝(Yokomizo)」付近まで(市公式サイト「整備済み幹線道路沿道の用途地域の見直し」の「都市計画素案(8)」より)

新吉田エリアにおける「第一種住居地域」から「準住居地域」への変更候補地(2)※「酒の横溝(Yokomizo)」付近から「新吉田第四住宅」への入口付近まで。なお、地図上にある「新吉田線」は計画こそあるものの未開通の状態(市公式サイト「整備済み幹線道路沿道の用途地域の見直し」の「都市計画素案(8)」より)

羽沢横浜国大駅の付近も2カ所が候補となり、神奈川区三枚町交差点(三枚町)付近から駅の手前まで約750メートル(約4.8ヘクタール)と、保土ケ谷区寄りの高山橋交差点付近から東川島町(保土ケ谷区)まで約1.1キロ(12.8ヘクタール)で、同様に第一種住居地域を準住居地域に変える方針です。

神奈川区三枚町の「天屋之橋」付近から羽沢横浜国大駅手前までの「第一種住居地域」から「準住居地域」への変更候補地(赤い太線内)、新幹線の高架橋が通っている側のみが対象となった(市公式サイト「整備済み幹線道路沿道の用途地域の見直し」の「都市計画素案(1)」より)

羽沢横浜国大駅の手前(三枚町寄り)の様子、写真右手前の建物は「神奈川生花市場」、変更対象エリアは写真右奥の寺田倉庫付近までが対象となっている(2026年6月)

「高山橋交差点」(神奈川区羽沢南3丁目・羽沢南4丁目)付近から「池の谷戸入口交差点」(保土ケ谷区東川島町)付近までの「第一種住居地域」から「準住居地域」への変更候補地(1=神奈川区寄り)(市公式サイト「整備済み幹線道路沿道の用途地域の見直し」の「都市計画素案(2)」より)

「高山橋交差点」(神奈川区羽沢南3丁目・羽沢南4丁目)付近から「池の谷戸入口交差点」(保土ケ谷区東川島町)付近までの「第一種住居地域」から「準住居地域」への変更候補地(2=保土ケ谷区寄り)(市公式サイト「整備済み幹線道路沿道の用途地域の見直し」の「都市計画素案(2)」より)

どちらも交通インフラの整備で利便性が高まった幹線道路沿いのエリアですが、現時点では店舗などの出店がまだ少ない状況。用途地域の変更がもたらす変化が注目されます。

「市素案」の説明会や今後のスケジュールなどについての案内(市のリーフレットより)

市都市整備局では今回の「市素案」の説明会7月26日(日)旭公会堂(旭区鶴ケ峰1)で14時から、28日(火)神奈川公会堂(神奈川区富家町)で19時からそれぞれ行うとともに、説明会と同じ内容の説明動画を7月24日(金)から市サイト内で公開する予定としています。

【関連記事】

日吉本町の駅舎側や新吉田東のバス通りで「一種低層」見直し、店舗も設置可に(横浜日吉新聞、2022年10月17日、高齢化の進展などから店舗誘致へ向けて低層の住宅地でも変更が行われている)

格段に速く便利に、高田~新吉田間の「宮内新横浜線」が2車線で暫定開業(横浜日吉新聞、2020年12月23日、これにより新横浜駅前から高田駅前までがつながった)

【参考リンク】

横浜市都市整備局「整備済み幹線道路沿道の用途地域の見直し」(2026年7月26日・28日の「素案説明会」などについて)

都市計画市素案説明会(旭区と神奈川区で実施、2026年7月24日から説明動画を掲載予定)