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グリーンエクスポ会場で必ず目にする玄関口と、重要な展示施設の姿が明らかになっています。

来年(2027年)3月19日に瀬谷区瀬谷町(一部は旭区上川井町)で開幕する国際園芸博覧会GREEN×EXPO(グリーンエクスポ)2027」(公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会主催)の会場で主催者が設ける主要3施設と、メインゲートの概要が今月(2026年)6月5日に公開され、3施設の愛称公募も始まりました。

今回概要が発表された3施設とメインゲートの位置(「GREEN×EXPO協会の主要3施設の展示・コンテンツ紹介」の資料にメインゲートの位置を加える加工を行った)

主催者の博覧会協会が設置して主体的に運営する展示施設は「テーマ館」「園芸文化館」「屋内出展施設」の3つで、グリーンエクスポのテーマである「幸せを創る明日の風景」を発信する主要施設と位置付け、いずれも会場の東西をつなぐ結節点近くに置かれます。

博覧会の象徴となる「テーマ館」

テーマ館は「多くの人々を惹きつけ、本展示を目指して会場に足を運ぶような、圧倒的で魅力的な空間を創出する博覧会の象徴(シンボル)となる展示を展開」(博覧会協会)していく重要な施設で、2300平方メートルのスペースを持つ特徴的な形状の木造建築物となります。

木材が複雑に組み合わされた形状となっている「テーマ館」の完成予想図、テーマ館と園芸文化館の建築デザインは建築家の隈研吾さんが監修している(園芸博協会提供)

「全ての生命はつながっている。植物を中心に」という展示テーマを掲げ、映像や照明、プロフェッションマッピングなどを使い「アート&エンターテイメントを掛け合わせて演出」(同)していくといいます。

「土中の世界」の展示イメージ、陸前高田市の“奇跡の一本松”の実物の根が中心に置かれる(園芸博協会提供)

展示ディレクターは、大阪・関西万博でシグネチャーパビリオン「いのちのあかし」の計画統括ディレクターをつとめたアートイベントプロデューサーの杉山央さんが担当。

テーマ館の展示ディレクターをつとめる杉山さん、手に持つ「シードペーパー」(有限会社スープ)は古紙を原料に植物の種を漉(す)き込んだ再生紙で、実際に花を育てた様子を写真で投稿してもらい展示する予定(6月4日、西区「タカシマヤローズホール」)

館内では「土中の世界」「環世界の森」「つながりの森」という3つのコーナーに分けて、地球上のあらゆる生命と植物との関係性を展示していく計画で、杉山さんは「植物のことをすごく好きな方はもちろん、より多くの方に楽しんでいただけると思ってます」と紹介しました。

屋内外で日本の園芸文化を発信

会場「東エリア」(瀬谷駅寄り)の入口に位置する園芸文化館は、「日本の園芸文化を知り・感じ・未来につなぐ」とのテーマを掲げ、屋内と屋外を合わせ9000平方メートルという大型施設として設けられます。

園芸文化館を全体俯瞰した完成予想図、屋外と屋内を合わせ約9000平方メートルの広さを持つ(園芸博協会提供)

園芸文化館の完成予想図、建物は屋根裏から軒先を支える日本独自の桔木構法(はねぎこうほう)を用い、既存の地形に沿った雁行配置(がんこうはいち)としている(園芸博協会提供)

月ごとに変わる伝統園芸植物を「これまでにない規模」(博覧会協会)で展示することに加え、江戸時代のテーマパークともいわれる植木屋「花屋敷」の世界を再現。

月ごとに多種多様な伝統園芸植物が展示される予定(園芸博協会提供)

目玉として能登地方で江戸期から継承されてきた「のとキリシマツツジ」の大株や、徳川三代将軍・家光が愛したとされる盆栽「五葉松」の展示も行われます。また、映像シアターでは日本の自然をはじめ、美意識と世界観、花き園芸文化について発信していくとのことです。

園芸文化館に展示する伝統園芸植物について説明する植物ディレクターの倉重さん(6月4日、西区「タカシマヤローズホール」)

園芸文化館で植物ディレクターをつとめる新潟県立植物園顧問の倉重祐二さんは、「日本人が植物と向き合ってきた歴史と、植物の美しさと迫力、多様性、それを未来につなぐ意義を体感していただければ」と話していました。

屋内出展の専用建物は3棟を設置

一方、3棟の建物(短期間出展棟2棟と全期間出展棟)で構成される屋内出展施設は、約3200平方メートルとこちらも大規模な施設。

3棟の建物を半屋外ファサードスペースがつなぐ形となる「屋内出展施設」の完成予想図(永山祐子建築設計提供)

2020年「ドバイ万博」での日本館や、2025年「大阪・関西万博」のウーマンズパビリオンで使用された構造材を再利用した外観が印象的な建物となります。

来場者を迎える半屋外ファサードスペースの完成予想図、ここでは多様な花と緑で彩られた国内外からの出展を楽しめるようにする(永山祐子建築設計提供)

国内外から250を超える出展者が展示を行う場となり、光が差し込む半屋外ファサードスペースでは9日間ごとに企業や団体、個人、自治体などによる展示が入れ替わるといいます。また屋内にイベントスペースも設けられます。

メインゲートは「木のぬくもり」

メインゲートの完成予想図、“木のぬくもり”と“自然で心地よい不揃いさ”をデザインに盛り込む(TSP太陽株式会社提供)

会場の玄関口となるメインゲート全長約92メートルで、大阪・関西万博に出展したアイルランドパビリオンの外装に使用した木材約1000本を再利用。

昨年(2025年)4月13日から10月13日まで大阪・関西万博で公開された「アイルランドパビリオン」の外装に使われていた約1000本におよぶ木材を再利用する計画(2025年6月)

木のぬくもりを感じるデザイン」(博覧会協会)とし、木材の長さや角度をあえてランダムに配置して「自然で心地よい不揃いさを創出」(同)しているのが特徴です。

6月26日まで「愛称」を募集中

今回、概要が公表されたテーマ館と園芸文化館、屋内出展施設の3施設については、6月5日から26日(金)17時まで愛称を募集しています。

「テーマ館」(画像左)と「園芸文化館」(画像右)は特設サイトも公開されており、コンセプトなどを詳しく発信している

誰もが親しみやすく、覚えやすいか」や「本博覧会らしさやイメージが連想できるか」などの観点で9月中旬ごろに「最優秀作品」を公表する予定とのことです。

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

国際園芸博協会「テーマ館、園芸文化館、屋内出展施設の愛称を公募します」(2026年6月5日~26日17時まで募集中、3施設の詳細も公開)

グリーンエクスポ「テーマ館」の公式サイト(6月26日まで愛称を募集中)

グリーンエクスポ「園芸文化館」の公式サイト(6月26日まで愛称を募集中)