初夏の緑まばゆい横浜国大キャンパスの「春の学園祭」で、若さあふれる学生たちの出店や企画を存分に楽しんでみませんか。
羽沢横浜国大駅や三ツ沢上町駅、横浜駅などからアクセスが可能な「横浜国立大学」(略称:横浜国大・横国大・横国)(保土ケ谷区常盤台)では、春の大学祭「2026年清陵祭」(大学祭実行委員会主催、宝田蒼良実行委員長)を開催します。
新入生歓迎の意味合いも込めて、秋の「常盤祭」とあわせて、年2回の「大学祭(学園祭)」が開催されている横浜国大。
この春は、きょう(2026年)5月16日(土)の13時から20時30分までと、あす17日(日)の9時から15時まで、常盤台キャンパスで開催される予定です。
「彩(いろ)あわせ」とのテーマで開催される今回の開催では、約60団体、屋台も約30店舗が出店する予定だといい、「実行委員会に今年も約50人が入会、約200人で運営を行っています」と、実行副委員長で広報を担当する吉田瑞穂さん。
「広告チームも頑張り、今年は協賛によるご支援が過去最多となりました」と、地域や企業などからの支援が増えたことを喜びます。
今年のテーマには、「パンフレットやポスターなど、優しい、淡い色合いで制作しています。カラフルなイメージで、様々な色が合わさる、個性が重なり合う大学祭になってほしいとの思いでイメージとしました」と、パンフレットには、懐かしさを感じさせるかの、一部レトロな雰囲気も盛り込んだページもあると説明します。
中央図書館内で実施してきた「図書館企画」では、今回から初めてメディアホールも使用してのパワーアップした内容になるといい、「『科学の実験教室』など、子どもたちが楽しめる企画を用意しています。ぜひ親子でご来場いただければ」と、地元エリアからの多くのファミリー層の来場を呼び掛けます。
広報部門でのリーダー役を務める宮手(みやて)隆汰さんは、初日(16日)18時30分から19時30分まで開催予定の「笑いとグルメを手に入れろ!逸品グランプリ」(屋外音楽堂特設ステージ、雨天・荒天時中止)が“一押し企画”だと説明します。
「今回出店するサークル団体などが運営する屋台とのコラボレーション企画となります。会場の笑いとおいしいグルメでお楽しみください」と、“開催初日の夜”を盛り上げる企画への来場を呼び掛けます。
近年は雨天など悪天候に悩まされての開催も多かったといい、「初日(16日)のラストを彩る『薫風~花火大会』も、19時45分から約10分間の開催予定となります。小雨決行ですが、荒天では中止となります。キャンパ全域を華やかに彩る花火をお楽しみいただければ」と、開催に向けての“晴天”を祈りながらの準備を進めているとのことです。
経済学部ゼミで“未利用魚”グルメ販売も
今回の「清陵祭」では、経済学部の池島祥文ゼミによる“未利用魚”の「アイゴ」を使用したハンバーガーなどのグルメ屋台での販売が予定されています。
大学の知をひらき、多様で複雑な地域課題の解決に資する実践的な教育や研究を推進するために2017(平成29)年より同大学に設置されている「地域連携推進機構」のユニット・「エディブルガーデン・エディブルキャンパス」と同ゼミによる企画。
神奈川県南西部の真鶴町にある同機構「臨海環境センター」でも問題視されているという、「磯焼け」(海の中の海藻が消失してしまう状況)の原因となる魚の一種・長崎県対馬産の「アイゴ」を水産資源にできないかという試みの一つとして行われる予定です。
「アイゴ」は、背びれに毒を持つ上、海藻を食べるため、臭いがきつく、“あまり消費者が好まず、捕獲されない”という課題があるといい、「そうした中、『アイゴ』を加工して消費できるようにと取り組んでいる企業との出会いもあり、昨年(2025年)12月には、大学生協の協力を得て、学内限定での『アイゴ』フライの試食会を実施しました」と、池島祥文教授。

昨年(2025年)12月の「アイゴ試食会」での一コマ。池島ゼミは、現在、大学院生も含めておおむね28人ほどが所属、学部生では3年生・4年生を中心に活動、今回のプロジェクトは、ゼミ全体で共有しながら進める中、実際の調査や企業とのやり取り、学祭準備などは、関心を持ったメンバー6人が中心となって関わっているとのこと(同ゼミ提供)
参加者からの評価は“悪くなかった”とのことですが、「有料で販売することになった場合、消費者の反応はどうなのか。また、学生として、飲食店などでメニュー化してもらう働きかけは進めているものの、自分たちで直接的に何か行動できないかという点から、大学祭での出店をひとつの取り組みとして位置づけました」と、今回の「清陵祭」に出店することになった理由を説明します。
今回は、アイゴを使用した「フィッシュバーガー」や「アイゴの唐揚げ」、「フィッシュ&チップス」を販売する予定だといい、「まずは大学祭で出店して、“未利用魚”『アイゴ』の認知度を高めることができれば。消費者の好みや価格選好などをデータ収集し、需要情報を集め、今後、『アイゴ』をメニュー化する飲食店の拡大につながれば」と池島教授。

長崎県対馬出身のゼミ生からの“熱き提案”で今回のプロジェクトがスタートしたといい、ゼミ生のうちの一人・川島大輝さんは「飲食店の協力により、より食べやすいようにと、魚の臭いが残りやすいことからカレー風味の味わいで仕上げられています。食べることによる社会貢献にご協力をいただければ」と当日の多くの来場、また食することでの“課題解決”を知ってもらいたいと呼び掛ける(「アイゴ試食会」時、同ゼミ提供)
「今回は販売に合わせて、『磯焼け』問題や藻場の再生についても合わせて説明する予定となっています。ご来場の皆様には、ぜひご協力をいただければ」(同機構の担当者)と、当日の多くの来場、また研究活動事業への理解と協力を“大学ぐるみ”で呼び掛けています。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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・【前年記事】<横浜国大>新学期の“賑わい”感じる、「2025清陵祭」は5月17日(土)・18(日)(2025年5月14日)
・【昨秋記事】“横国”の魅力伝える100団体が躍動、秋の「常盤祭」は11月2日(日)まで(2025年10月31日)
・“横浜花博”来客迎えるアイデア結集、横浜国大が新横浜駅とコラボで「発表会」(2026年5月11日)
【参考リンク】
・彩あわせ~2026年清陵祭公式サイト(横浜国立大学大学祭実行委員会)
・大学祭実行委員会について(同)
・農業経済ゼミ海のフライ研究所~横浜国立大学経済学部池島ゼミ(同)
・アクセス(同)※横浜駅から路線バス・横浜市営地下鉄ブルーライン「三ツ沢上町」駅、相鉄本線「和田町」駅からもアクセス可
・【イベントレポート】アイゴ試食会の開催報告と調査結果(横浜国立大学 地域連携推進機構)※2025年12月開催









