太尾小学校の50周年を祝い、映画「夢見る小学校」を題材に、学校について語り合う企画が行われます。
来年(2026年)1月に創立50周年を迎える太尾小学校(大倉山7)では、今月(2025年)11月9日(日)、映画上演イベント「学校を語ろう!~映画鑑賞&対話の会」(同小学校創立50周年記念実行委員会主催)を13時から16時まで開催します(12時15分受付開始)。
今年3月から4回企画されている特別企画「太尾ふるさとサロン~知る・語る・つながる」の一環で開かれるもので、2024年2月に公開された映画「夢見る小学校・完結編」(約1時間35分)を最初に上映。
後半では、オオタヴィン監督による映画解説映像の上映や参加者による対話を行うというプログラムを予定しています。
今回のイベントを同実行委員会と共催する大倉山4丁目にある「街カフェ大倉山ミエル」(NPO法人街カフェ大倉山ミエル)の理事長・鈴木智香子さん。
今月11月3日に15周年(現在地に移転してからは今年9月で7年)を迎えた同カフェは、アメリカ発祥のビジネス誌「フォーブス(Forbes)日本版12月号」(10月25日発売)で、社会の課題解決に挑むNPO50団体の一つとしても紹介されるなど、「1歳から101歳のゆるく自由な居場所」としての取り組みを行ってきました。

あたたかな雰囲気が流れる「街カフェ大倉山ミエル」内で、「フォーブス日本版」での掲載を喜ぶ鈴木智香子さん。鈴木さんは社会起業家で街の「コミュニティ・デザイナー」としても活躍、「人とのつながりからおそらく掲載に至ったと感じています」と笑顔で語る
今回の企画は、放課後や不登校の児童の居場所づくりにも取り組んでいること、また、これまでも「夢見る校長先生」(2023年8月公開)といった作品の上映会を開催してきたことなどを受け、今回の企画が実現したといいます。
地域、家庭や卒業生、関係職員など、太尾小学校にゆかりがある人々の参加を呼び掛ける同サロン企画として行われますが、「これからの学校はどうなるといいかな、また学校ってなんだろう、といったことについて、子どもも大人も“同じ輪”になって語り合うことができれば」と、鈴木さんは語ります。
「テストがない、通知表がない、先生がいない『夢見る小学校』で過ごした子どもたちが、中学生になってどうなったのか。“自分のままでいいんだよ”と呼び掛ける作品と、皆様との語らいを通じて、学校のことを改めて考えるきっかけとなれば」(鈴木さん)と、多くの参加・来場を広く呼び掛けています。
なお、参加はインターネット上からの事前予約が必要。当初予定していた体育館ではなく、FMD(学校図書館=Futoo Mirai Dream)で開催。定員は50人まで(先着順、定員に達し次第受付終了)を予定しているとのことです。
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【参考リンク】
・2025.11.9 〈第3回 学校を語ろう〉(Googleフォーム)※定員50人、定員に達し次第受付終了



