新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

新横浜をはじめ、区内の主要駅前で上がっています。

今月(2025年)7月2日、道路に接した土地の価額を国税局が調べた「路線価」2025年分が発表され、港北区内では新横浜駅前で10%超の上昇となり、大倉山や菊名など多くの駅前で評価額を上げていました。

路線価図の一例、道路ごとに接した土地の価格を示しているのが特徴(「令和7年分財産評価基準書」横浜市港北区67075ページより)

路線価は相続税や贈与税の計算時に使うもので、国土交通省が3月下旬に公表する「公示地価」の80%程度の評価額としているのが特徴。

2021年に新型コロナ禍の影響で成長が鈍ったもののその後は持ち直し、2025年も前年に続いて港北区内では多くの地域で上昇が見られました。

区の南部(新横浜・大倉山・菊名ほか)では、新横浜駅前の東広場に面したビルで1平方メートルあたりの評価額が前年比プラス24万円の255万円に達し、環状2号線沿いでも同プラス18万円の196万円となっています。

東海道新幹線やJR横浜線(写真)に加え、地下には市営地下鉄ブルーラインと相鉄・東急も乗り入れる新横浜駅前の様子(資料写真、2025年)

大倉山駅前(レモンロード側)や菊名東口駅前妙蓮寺駅前など多くの駅前で上昇。新羽駅前は最高価格地点では伸びがありませんでしたが、駅前周辺は上昇しており、底上げの傾向が見られました。

また、港北区役所前の綱島街道沿いでは前年比プラス3万円の1平方メートルあたり46万円。日吉(箕輪町)から師岡町付近の北部エリアでも綱島街道沿いの上昇額が高くなっている影響が大倉山付近まで続いている様子です。

新横浜・大倉山・菊名ほか港北区南部エリアにおける駅前などの代表的な地点の路線価は次の通りでした。

新横浜・大倉山・菊名・大豆戸・妙蓮寺・新羽・岸根公園・北新横浜・篠原台町・小机の代表的な地点(価格順)

新横浜駅前・東側(東広場に面したビル)[PDF図リンク

  • 2025年:255.0万円/平方メートル(前年比+24.0万円)
  • 2024年:231.0万円/平方メートル(前年比+36.0万円)
  • 2023年:195.0万円/平方メートル(前年比+7.0万円)
  • 2022年:188.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:187.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)

新横浜駅前・環状2号線沿い(駅真正面の環状2号線沿いビル)[PDF図リンク

  • 2025年:196.0万円/平方メートル(前年比+18.0万円)
  • 2024年:178.0万円/平方メートル(前年比+12.0万円)
  • 2023年:166.0万円/平方メートル(前年比+8.0万円)
  • 2022年:158.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2021年:156.0万円/平方メートル(前年比+4.0万円)

大倉山駅前(レモンロード側)[PDF図リンク

  • 2025年:62.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2024年:60.0万円/平方メートル(前年比+4.0万円)
  • 2023年:56.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2022年:54.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2021年:54.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

菊名駅前・東口(臨港バス乗場付近)[PDF図リンク

  • 2025年:51.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2024年:49.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2023年:48.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:47.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:46.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

港北区役所付近の綱島街道沿い(大倉山1丁目・大豆戸町)[PDF図リンク

  • 2025年:46.0万円/平方メートル(前年比+3.0万円)
  • 2024年:43.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2023年:41.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:40.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:39.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

妙蓮寺駅前(商店街側=踏切前)[PDF図リンク

  • 2025年:43.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2024年:42.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2023年:41.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2022年:41.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2021年:41.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

菊名駅前・西口(JR駅舎前のビル)[PDF図リンク

  • 2025年:42.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2024年:40.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2023年:39.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:38.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2021年:38.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

岸根公園駅前(横浜上麻生線沿い、篠原池交差点付近)[PDF図リンク

  • 2025年:38.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2024年:36.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
  • 2023年:34.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:33.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:32.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

新羽駅前(川崎町田線沿い)[PDF図リンク

  • 2025年:35.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2024年:35.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2023年:34.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2022年:34.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:33.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

北新横浜駅前(エスポット側)[PDF図リンク

  • 2025年:35.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2024年:34.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2023年:33.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:32.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2021年:32.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

篠原台町・旧綱島街道沿い(サージュ白楽付近)[PDF図リンク

  • 2025年:35.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2024年:34.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2023年:33.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2022年:32.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
  • 2021年:31.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

小机駅前(商店街側)[PDF図リンク

  • 2025年:27.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2024年:27.0万円/平方メートル(前年比+0万円)
  • 2023年:27.0万円/平方メートル(前年比+0.5万円)
  • 2022年:26.5万円/平方メートル(前年比‐0.5万円)
  • 2021年:27.0万円/平方メートル(前年比+0万円)

)港北区内のその他エリア(場所)については、国税庁のサイトから調査が可能です

)北部エリア(日吉・綱島・新吉田など)の記事は「横浜日吉新聞」に掲載しています

【関連記事】

・【前年記事】<2024年の路線価>新横浜駅前で大きく上昇、大倉山など各地点で回復鮮明(2024年7月3日)

<2025年公示地価>注目は大倉山3丁目、新横浜駅前のオフィスビルも堅調(2025年3月24日、今年1月1日の地価調査)

【参考リンク】

2025(令和7)年「横浜市港北区(路線価図・索引図)」(国税庁)

令和7年分東京国税局各税務署管内における最高路線価(首都圏各地域ごとの状況)