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来季、キヤノンイーグルスのチーム体制が変りそうです。

昨年(2024年)12月に始まったラグビーリーグワン「2024-25シーズン」の最終戦を今月(2025年)5月10日に終えた横浜キヤノンイーグルスは、嶋田直人選手(FL/NO8)ら9選手と、沢木敬介監督をはじめとしたスタッフ7人の退団を5月23日に発表しました。

2020年6月からチームを率いてきた沢木監督(2024年11月)

今季の横浜キヤノンイーグルスは、昨年12月22日に日産スタジアムで行われた開幕の東芝ブレイブルーパス東京戦から連敗。

その後も今年2月8日のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦(ニッパツ三ツ沢球技場)から3連敗を喫するなど前半戦は波に乗れず、3月には主力の梶村祐介選手(CTB)やファフ・デクラーク選手(SH)の離脱もありました。

結果は6勝12敗(勝点30)で8位となり、2季連続で出場していたプレーオフへの進出を逃し、2022年に始まったリーグワンの4シーズンでは、もっとも低い順位となっています。

2024年12月21日~2025年5月11日に各チーム18試合が行われた「2024-25シーズン」の順位表(リーグワン公式サイトより)

退団を決めた沢木監督は「今シーズンはサポーターの皆様の望まぬ残念な結果に終わってしまった事に私自身責任を感じております」とコメントを残しました。

慶應出身の川村慎選手は引退

今季での退団を決めたのは、2014(平成26)年から11シーズンにわたって活躍し、引退を決めた嶋田選手をはじめ、6シーズン所属した南橋直哉選手(CTB)、日本代表経験を持つアマナキ・レレイ・マフィ選手(FL/NO8)、東海大学卒業後の2021年から加わった吉田大亮(だいすけ)選手(FL/NO8)ら9選手

今シーズンでの退団を決めた9選手(ニュースリリースより)

学生時代を過ごした日吉の町でチームをPRする活動に参加した川村選手(右2人目)(2023年11月)

2022年から3シーズン所属した川村慎選手(HO)は慶應義塾高校・慶應大学の出身で校舎と練習場のあった港北区とも縁が深く、「やり切った感覚でいっぱいです。やり切りすぎて身体が悲鳴をあげています」と引退のコメントを発表しています。

2022-23シーズンはプレーオフに初めて進出し、3位の成績を残した(2023年5月)

一方、退団を決めたスタッフは7人。コロナ禍だった2020年6月に就任した沢木監督は、当時のトップリーグで最後となった2021年シーズンから指揮をとり、横浜へ移転した2022年のリーグワン発足時から4シーズンにわたってチームを率い、2022-23シーズンに3位、2023-24シーズンは4位の成績を残しました。

今シーズンでの退団を決めた7人のチームスタッフ(ニュースリリースより)

日産スタジアムで行われたデクラーク選手の入団会見に参加した沢木監督(右)(2022年7月)

沢木監督は「5年間チームの成長を共に支え、応援していただき、ありがとうございました。皆様のサポートと選手の頑張りで新しい歴史を作る事が出来ました」といい、「選手、スタッフと共にハードワークした5年間は良い思い出です。引き続きイーグルスへの沢山の愛を宜しくお願いします」とコメントしています。

)PR=プロップ/HO=フッカー/LO=ロック/FL=フランカー/NO.8=ナンバー・エイト/SH=スクラムハーフ/SO=スタンドオフ/WTB=ウィング/CTB=センター/FB=フルバック/UTB=ユーティリティーバックス

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横浜キヤノンイーグルスが出陣式、悲願の「優勝」へ12月22日(日)に地元開幕(2024年11月22日、今シーズンの開幕前記事)

横浜キヤノンイーグルス開幕戦は12月22日、日吉・綱島などで選手が地元PR活動(横浜日吉新聞、2024年11月15日、南橋選手やアマナキ選手、松木選手、マシュー・フィリップ選手らが参加)

【参考リンク】

横浜キヤノンイーグルス「退団選手・スタッフのお知らせ」(2025年5月23日)

横浜キヤノンイーグルスの選手一覧(2024-25シーズンの所属選手)

「NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン1」の順位表(公式戦は2024年12月21日~2025年5月11日に各チーム18試合、プレーオフは6位までのチームが出場し5月17日から6月1日まで実施)