チームとして2位の順位を守りました。
アネスト岩田株式会社(新吉田町、三好栄祐社長)による「アネスト岩田レーシング(ANEST IWATA Racing)」は、今月(2025年)5月4日に富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開かれた「スーパーGT(Super GT)」の第2戦(3時間レース)でGT300クラスの11位となり、15位までに付されるポイントが加わり、チームとして2位を維持しています。
ゴールデンウィーク中に首都圏からもっとも近い富士スピードウェイで行われたレースには、予選と決勝の2日間で延べ8万2500人が来場したといい、メインスタンドではアネスト岩田レーシングのマフラータオルを手にした社員ら関係者が応援する様子も見られました。
4月13日に岡山県で行われた初戦で2位に入ったことから、上位入賞者に課せられる40キロのサクセスウェイト(重り=ハンディ)だけでなく、車種ごとの性能を均衡化する「BoP(バランス・オブ・パフォーマンス)」での調整も加わって約50キロの重りを載せることになったアネスト岩田レーシング。
車体が重くなることによる走りへの影響が避けられないなか、3日の予選は16位に終わり、翌日の決勝レースでは16番目のスタート位置となりました。
決勝でのスタートを担当したイゴール・オオムラ・フラガ選手は、“走路外へ追い出し”による5秒間のタイムペナルティや後続車による追突といったアクシデントに見舞われつつ、「厳しい条件のなかでもまとめることができた」と順位を11位まで上げていきます。
64周目に行った2度目のピットインで安田裕信選手に交代。他車のタイヤから剥がれ落ちたタイヤカスを踏んでしまうなど当初はペースを上げられない展開も、その後に安定した走りを見せ、トップより1周少ない106周を走り終えて11位でゴールとなりました。

第2戦終了時点でのチームランキング、1位が「K2 R&D LEON RACING(レオンレーシング)」、3位は「KONDO RACING(コンドウレーシング)」とGT300クラスの強豪チームに挟まれながらも2位を維持している(Super GT公式サイトより)
チームは、初戦で獲得した23ポイントに加え、11位の5ポイントと、トップから1周遅れ以内だったことによる3ポイントが加算され、計31ポイントで2位を維持。ドライバーランキングは、トップと11ポイント差の25ポイントで3位となっています。
アネスト岩田レーシングは、次回6月27日(金)・28日(土)にマレーシアで行われる第3戦への出場は見送り、8月2日(土)・3日(日)に再び富士スピードウェイで開かれる第4戦に登場する予定です。
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【参考リンク】
・アネスト岩田レーシング(ANEST IWATA Racing)の公式サイト(レースレポートなど)