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新横浜から名古屋方面行の「のぞみ」号に乗ると、一度は聴いているはずの駅名です。

駅売店の運営や弁当販売などを行うJR東海リテイリング・プラス(旧東海キヨスク、旧ジェイアール東海パッセンジャーズ)は、三河安城駅(愛知県安城市)のオリジナルグッズをきょう(2025年)4月28日(月)から販売すると発表しました。

4月28日に発売する三河安城駅グッズの案内ページ(JR東海リテイリング・プラスの公式サイトより)

新横浜駅名古屋駅間をノンストップで走るのぞみ号は、途中に神奈川・静岡・愛知の3県に置かれた9駅(小田原、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松、豊橋、三河安城)を通過しています。

このなかで唯一、車内放送で触れられるのが三河安城。「この電車はただいま三河安城駅を時刻どおりに通過いたしました。次の名古屋までおよそ9分です」といったアナウンスで名古屋駅が近づいていることを知らせるためです。

三河安城駅は1時間に最大2本の「こだま」号しか停車しない(資料写真、2019年)

のぞみ号乗車時の“定時通過放送”と呼ばれる車内放送で駅名を必ず聞くことになる三河安城ですが、1時間に2本程度の「こだま」号しか停車しないこの駅に下車した人は多くなく、新幹線の乗り換え駅にも関わらず近くを走る在来線(東海道本線)には快速さえも停まりません

そんな三河安城駅に勤務経験を持つJR東海リテイリング・プラスの商品開発担当者が「スポットライトを当てたい」と同駅グッズを企画したものだといいます。

新幹線の三河安城駅は1988(昭和63)年3月に開業しており、今も案内サインの一部は当時のものが使われている様子(資料写真、2019年)

昭和の末期に誕生した三河安城駅ならではか、初代の「0系新幹線」のイラストが描かれた旧式の案内板が使われていることでも知られており、今回はこれらをモチーフにマフラータオルやキーホルダーなど4種類のグッズを開発。

きょう4月28日(月)から三河安城駅の新幹線正面改札外にある「ベルマートキヨスク」(6:40~21:00営業)で販売を始めるほか、通信販売の「JR-PLUSオンラインショップ」などでも取り扱うとのことです。

新幹線駅の近くにある在来線(東海道本線)の三河安城駅は各駅停車しか停まらない。なお、名鉄・名古屋本線の新安城駅とは3キロ超離れている(資料写真、2019年)

名古屋駅から三河安城駅までは、こだま号(10分程度)のほか、在来線(30分~40分)でもアクセスが可能。このゴールデンウィークなどに機会を見つけ、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】

降りる人も、通過する人も!定時通過放送でおなじみ「三河安城駅」のオリジナルグッズを新発売(2025年4月28日から販売、JR東海リテイリング・プラス)

JR-PLUSオンラインショップ「三河安城駅」のオリジナルグッズ販売ページ(「三河安城駅 誘導サインマフラータオル」など4種類)

東海道新幹線など「主な駅のご案内」(JR東海、三河安城駅も掲載)