「より親しみやすい区役所へ」との想いを込めて、まずは案内看板や“シンボル”とも言える入口近くのポールのリニューアルを行いました。
横浜市港北区役所(大豆戸町)は、昨年度末(2025年3月末)までに、同区役所が入る港北区総合庁舎の綱島街道側「港北公会堂」壁面の案内看板(幅約2.0m・高さ約1.1m)と、庁舎敷地の入口近くの“シンボル”となっているポール(柱)(高さ約2.5m)のデザインを一新。

「より明るく」親しみやすい雰囲気に生まれ変わった港北区総合庁舎入口付近(綱島街道側)のポール(柱)。「正面入口」「健診会場」「夜間入口」「公会堂」といった来庁者への案内や、「大倉山駅」方面といった帰宅する人への案内も記されている(4月10日)
黒、灰色、そして白のモノトーン系の配色に、いずれも港北区キャラクター「港北区ミズキー」が登場することでの“親しみやすい”印象に仕上がっています。
今回のリニューアルにより、案内看板やポールがあること、また区総合庁舎の所在を示す「視認性」を高めることを第一の目的とし、「(竹下幸紀)港北区長をはじめとした職員により、より親しみやすい区庁舎にすべく、いくつかのデザイン候補の中から選び採用しました」と、昨年度(2024年度)から着任した、庁舎管理を担当する区総務部総務課予算調整係長の碇(いかり)富士子さん。

新しいデザイン(上)はグレー(灰色)ベースで虹のような模様が描かれていた従来のデザイン(下・3月10日撮影)とは対照的な色合いとなった。「港北区ミズキー」やハナミズキ、上部には前回も描かれたウメ(梅)の花のデザインも採用された
15年以上使用されてきたという従来の案内看板やポールは老朽化が進んでいたといい、今回のリニューアル刷新に至ったと説明します。
新たなデザインには、港北区の木「ハナミズキ」を下方に、また上方には区の花「ウメ」の模様も対照的に配置することでの演出を施しています。

やはり綱島街道側に面した「港北公会堂」の壁面に掲げられた来庁者への新しい「案内看板」(上)にも「港北区ミズキー」やハナミズキ、ウメ(梅)のデザインが新たに施されている(下・2020年6月撮影)
特にこれまでポールはグレーを基調とした配色、案内看板も機能性を重視したデザインだったこともあり、「今回のリニューアルで、(港北区や区役所の)明るいイメージを感じてもらえたら」と碇さん。
今回のリニューアルは「まだ途中段階」(碇さん)とのことで、区職員らの“想い”により少しずつ変わりゆく区庁舎の変化を日々探していくことも、訪問時の楽しみの一つとなりそうです。
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