プロアイスホッケー「アジアリーグ」の横浜グリッツ(GRITS)は、今月(2025年)3月22日・23日に今シーズン(2024-25年)の最終カードとして敵地でレッドイーグルス北海道と連戦して連敗し、通算成績を10勝22敗(勝ち点32)で終えました。
順位が一つ上の東北フリーブレイズと2つの勝ち点差で迎えた連戦でしたが、プレーオフ進出をかけて勝利が必須のレッドイーグルスを相手に一度もリードを奪うことができず、両日とも3点差で敗退。
4位のフリーブレイズも連敗したものの差は詰められず、2シーズンぶりの最下位脱出は叶いませんでした。
一方、今シーズンは首位のHLアニャンに勝ち越すなど、全チームから勝利を上げています。また、1人少ないPK(ペナルティキリング)時の守備率が73.74%とリーグ2位の数字を記録。リーグ終盤に27.03%とリーグ5位まで下がったPP(パワープレー)成功率を戻し、来季はコンスタントに維持したいところです。
今季は本拠地のKOSE新横浜スケートセンターで行われた20試合の入場者総数が2万2000人を超え、1試合平均で1112人となりました。アジアリーグに参入した2020-21年シーズンからしばらくは新型コロナ禍の影響を受け、数百人の観客しか入れられない時期があったことを振り返れば、大きな進化です。
横浜グリッツの2024-25年シーズンにおける全成績は次の通り。個人成績はページ下部に掲載しました。
2024-25シーズンの全試合結果
※2024-25レギュラーシーズンで横浜GRITSは10勝22敗(勝ち点32)で5チーム中5位に終わった
※ 〇=勝ち点3(60分勝ち)、□=勝ち点2(延長OT/PSS勝ち)、▲=勝ち点1(延長OT/PSS負け)
- 3月23日(日)苫小牧:● 1-4 レッドイーグルス北海道(入場者数2,111)
- 3月22日(土)苫小牧:● 2-5 レッドイーグルス北海道(入場者数2,005)
- 3月9日(日)新横浜:● 0-2 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数1,857)※ホーム最終戦
- 3月8日(土)新横浜:▲ 2[延長]3 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数1,804)
- 3月2日(日)日光:〇 4-3 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数2,000)
- 3月1日(土)日光:● 1-9 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数2,000)
- 2月23日(日)韓国安養:● 0-3 HLアニャン(入場者数1,142)
- 2月22日(土)韓国安養:□ 2[延長]1 HLアニャン(入場者数1,232)
- 2月2日(日)新横浜:〇 3-1 HLアニャン(入場者数1,260)
- 2月1日(土)新横浜:□ 4[延長]3 HLアニャン(入場者数1,031)
- 1月26日(日)東京・東伏見:▲ 5[延長]6 東北フリーブレイズ(入場者数1,595)
- 1月25日(土)東京・東伏見:〇 2-4 東北フリーブレイズ(入場者数1,324)
- 1月19日(日)新横浜:● 1-2 東北フリーブレイズ(入場者数886)
- 1月18日(土)新横浜:● 3-4 東北フリーブレイズ(入場者数880)
- 1月5日(日)新横浜:▲ 1[延長]2 レッドイーグルス北海道(入場者数829)
- 1月4日(土)新横浜:▲ 1[PSS]2 レッドイーグルス北海道(入場者数1,091)
- 11月24日(日)新横浜:〇 3-2 HLアニャン(入場者数963)
- 11月23日(土)新横浜:〇 1-0 HLアニャン(入場者数1,006)
- 11月17日(日)苫小牧:〇 6-2 レッドイーグルス北海道(入場者数1,607)
- 11月16日(土)苫小牧:● 1-2 レッドイーグルス北海道(入場者数1,592)
- 10月27日(日)八戸:● 2-3 東北フリーブレイズ(入場者数813)
- 10月26日(土)八戸:● 1-4 東北フリーブレイズ(入場者数776)
- 10月20日(日)日光:● 1-4 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数1,291)
- 10月19日(土)日光:● 3-6 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数1,257)
- 10月13日(日)新横浜:● 3-4 レッドイーグルス北海道(入場者数1,009)
- 10月12日(土)新横浜:● 1-5 レッドイーグルス北海道(入場者数1,004)
- 9月29日(日)新横浜:● 2-8 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数1,133)
- 9月28日(土)新横浜:〇 6-2 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数908)
- 9月22日(日)韓国安養:● 3-4 HLアニャンアイスホッケークラブ(入場者数854)
- 9月21日(土)韓国安養:● 2-4 HLアニャンアイスホッケークラブ(入場者数935)
- 9月8日(日)新横浜:● 2-5 東北フリーブレイズ(入場者数943)
- 9月7日(土)新横浜:〇 2-0 東北フリーブレイズ(入場者数1,117)※ホーム開幕戦
<チーム別の対戦成績>
- HLアニャン戦:5勝(延長勝ち2)-3敗
- レッドイーグルス北海道戦:1勝-7敗(延長負け2)
- H.C.栃木日光アイスバックス戦:2勝-6敗(延長負け1)
- 東北フリーブレイズ戦:2勝-6敗(延長負け1)
ジャパンカップ成績
※アジアリーグの日本4チームのみによる「ジャパンカップ」で横浜GRITSは2勝4敗(勝ち点6)で4位に終わった
- 12月29日(日)新横浜:〇 4-2 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数1,057)
- 12月28日(土)新横浜:● 2-3 H.C.栃木日光アイスバックス(入場者数1,071)
- 12月15日(日)八戸:● 4-3 東北フリーブレイズ(入場者数840)
- 12月14日(土)八戸:● 3-2 東北フリーブレイズ(入場者数908)
- 12月1日(日)新横浜:▲ 3[PSS]4 レッドイーグルス北海道(入場者数1,388)
- 11月30日(土)新横浜:□ 4[延長]3 レッドイーグルス北海道(入場者数994)
第92回 全日本選手権大会
※全日本選手権大会で横浜GRITSは2回戦敗退に終わった
- 12月6日(金)日光:● 4[PSS]3 東洋大学
チーム内の主な成績(アジアリーグ)
<ポイント数>
※ポイント数=ゴール+アシスト、#は背番号、GK=ゴールキーパー、DF=ディフェンス、FW=フォワード、[新]は今季加入選手、[移]は今季移籍加入選手
- #14 大澤勇斗(FW):31(リーグ8位)
- #9 アレックス・ラウター(FW):28(リーグ13位)
- #97 池田涼希(FW):28(リーグ13位)
- #21 杉本華唯(FW):22(リーグ18位)
- #1 久慈修平(FW)[移]:11
- #52 松金健太(DF)[移]:10
- #5 泉翔馬(FW):10
- #13 岩本和真(FW):10
- #61 鈴木ロイ(FW):9
- #43 畑山隆貴(DF)[新※]:8
- #74 三浦大輝(DF):8
- #65 蓑島圭悟(DF):7
- #20 石井秀人(FW):7
- #54 熊谷豪士(DF):3
- #26 権平優斗(FW):3
- #87 茂木慎之介(FW):3
- #2 在家秀虎(DF)[新]:2
- #17 務台慎太郎(DF):2
- #51 濱島尚人(FW):2
- #4 キム・ドンファン(DF)[新]:1
- #12 運上雄基(FW):1
※畑山隆貴選手は大学在学時の前シーズン終盤から公式戦に出場
<ゴール数>
- #9 アレックス・ラウター(FW):15(リーグ6位)
- #97 池田涼希(FW):11(リーグ14位)
- #21 杉本華唯(FW):9(リーグ17位)
- #1 久慈修平(FW)[移]:7(リーグ23位)
- #14 大澤勇斗(FW):7(リーグ23位)
- #20 石井秀人(FW):6(リーグ28位)
<アシスト数>
- #14 大澤勇斗(FW):24(リーグ3位)
- #97 池田涼希(FW):17(リーグ12位)
- #9 アレックス・ラウター(FW):13(リーグ26位)
- #21 杉本華唯(FW):13(リーグ26位)
<ゴールキーパー成績>
- #31 冨田開[新]:試合数21(時間19:53:18)/セーブ率91.70%(リーグ2位)/防御率(GAA)2.82【富田選手はリーグの新人賞を受賞。グリッツの選手では初=3月25日追記】
- #34 古川駿:試合数11(時間09:23:37)/セーブ率89.82%(リーグ9位)/防御率(GAA)3.62
- #38 小野航平:試合数3(時間02:35:32)/セーブ率91.46%(リーグ3位)/防御率(GAA)2.70
【関連記事】
・<横浜グリッツ>ホーム最終戦で過去最多の観客、引退3選手に大声援(2025年3月10日、今シーズンで小野・熊谷・濱島の3選手が引退)
・<横浜グリッツ>5選手補強と新コーチで迎える開幕、勝利にこだわるシーズンに(2024年9月2日、今シーズン開幕時の記事)
【参考リンク】
・アジアリーグ2024-25シーズンの横浜GRITS(グリッツ)全試合成績(2024年9月7日~2025年3月23日)
・横浜GRITS(グリッツ)の選手紹介(各選手の詳しい情報)