妙蓮寺商店街の魅力を伝えたい――「まち探検」授業で体験し知ったお店を応援したいと子どもたちがポスターづくりにチャレンジしています。
妙蓮寺駅や新横浜駅、菊名駅などを最寄駅とする横浜市立篠原小学校(篠原東3)の3年生クラスが、「総合的な学習の時間」で、まちを知る授業にチャレンジ。
“まち歩き”を行い、はじめて知った「妙蓮寺商店街」のよいところを伝えたいと、ポスター作りを行い、同商店街に届ける予定です。
同小学校の学区は、妙蓮寺駅や新横浜駅のほか、菊名駅方面にもまたがるエリア。
「妙蓮寺駅側の商店街を知らない児童も多く、今回行ったまち歩きを通じて、“はじめて知った商店街やお店のよいところを伝えよう”と、ポスター作りにチャレンジすることになりました」と、クラス担任の神尾加奈子教諭。
昨年(2024年)10月には、他クラスの児童とともに、妙蓮寺駅前の商店街「妙蓮寺ニコニコ会」(武田翔会長=神奈川県議会議員)の協力を得て、16の店舗で職場体験を行い、今年(2025年)1月には、保護者を招いての授業参観時に学んだそれらの成果を「発表」する機会を設けたといいます。

過去にも行われてきた「まち探検」の体験授業(2023年9月、おでん店「八州屋」=菊名1)

「住まいの松栄」(松栄建設株式会社=菊名1)は当時「空き店舗」だった物件見学で子どもたちを“不動産仲介”の世界へと導いていた(2023年9月)

「ポスターを貼ってもらう」お願いの手紙を書きたい人を挙手で募集していた(3月17日)
さらにそれらを「学校の外」に広げ伝えるにはどうしたらいいかという話し合いを行ううち、「ポスターを作り、商店街やまちの人に届けよう、ということになりました」と、学校の外に向けてのアピールを行うことになったと説明します。
きのう3月17日午前に行われた授業では、「商店街にポスターを持っていくことはもちろん、卒業式に来てくれる地元の自治会・町内会の皆さんに、ポスターを配ること、まちの掲示板に貼ってもらうことをお願いする手紙をつくりましょう」と、最後の仕上げ途中だったポスターの仕上げや、手紙を書く作業、手紙に付ける飾りを折り紙で折るといった作業を行いました。

和気あいあいとした雰囲気の中、「自分たちでチャレンジ」する授業が進む
まちの掲示板や。新聞社の取材を通じたインターネットなどを使用しての「情報発信」についても思いつき、アピールしたいと考えたという子どもたち。
授業内でも各自配布されているタブレット端末を自在に扱い、“想いを届ける”ためにと、夢中になってそれぞれの役割に当たっていました。

「フルカラー」でポスターが少しずつ完成に近づいていた(同)

折り紙での「飾りつけ」にも楽しそうに“ものづくり”にトライしていた
「実際に子どもたちが商店街での体験で知ったお店のよさを、多くの地域の皆様に知ってもらえれば」と、神尾教諭は、子どもたちとともにその素晴らしさを広くアピールしていく考えです。
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【参考リンク】
・商店街に行こう!~妙蓮寺ニコニコ会(公益社団法人商連かながわ)