大地震や豪雨など災害発生の可能性が年々高まるなか、災害時の医療について学ぶ好機です。
横浜市港北区医師会(鈴木悦朗会長=日横クリニック院長)は「港北区民のための災害対策講座」を今月(2025年)3月22日(土)に港北公会堂で開きます。
今回は「トリアージは救護活動」をテーマに掲げ、同医師会の副会長をつとめる「たるまちクリニック」(樽町2)の片山時孝院長が登壇し、実際に港北区で大規模災害が発生した場合に区内の医療はどのような体制となるのかを語ります。
トリアージは治療の優先度を決めることで、大きな地震などが起き、負傷者が多数発生した場合に緊急度や重症度に応じて治療を施し、限られた医療スタッフと医薬品でも可能な限り多くの救命に導きます。
たとえば、多量の出血や窒息といった生命の危機がある状態の患者を最優先で治療し、打撲やねん挫など生命の危険性につながらない場合は、のちに治療を施すような形です。
36万5000人超と「中核市」と同等の人口規模を持つ港北区ですが、大規模な病院は多いとは言えず、災害の発生時には限られた医療資源で対応が迫られます。
今回の講演では、災害医療に詳しい片山医師が区民の救護活動とトリアージの重要性を解説します。
講演は3月22日(日)14時から港北公会堂で実施し、定員は先着200人で事前申込の必要はないとのことです。
【参考リンク】
・2025年3月22日(土)14:00~「港北区民のための災害対策講座」開催のご案内(港北公会堂で実施、事前申込は不要)
・一般社団法人横浜市港北区医師会(事務局は菊名7丁目)