いよいよ2年後に開催迫る「GREEN×EXPO2027(グリーンエキスポ)」(国際園芸博覧会)の“陸の玄関口”となる新横浜で、「花壇づくり」による交流が花開きました。
横浜市港北区と新横浜町内会、新横浜エリアで地域緑化活動を行う「新横浜ストリートマネジメント委員会」は、先週(2025年)3月3日午後、今月19日に「グリーンエキスポ」開催の2年前を迎えることから、これを記念し設置される「ボックス花壇」の装飾イベントを開催。
新横浜2丁目の岩崎学園新横浜保育園に、竹下幸紀港北区長や、同町内会の金子清隆会長、同委員会のメンバーが集い、卒園を控えた5歳児クラスの園児に、「グリーンエキスポ」をイメージした花や緑が描かれたシール台紙を提供、用意された8枚のボードにシールを貼ることでの装飾を行いました。
昨年(2024年)6月22日に行われた「開催1000日前イベント」でも、同園は「花壇づくり」に協力。
「前回は、土曜日だったこともあり、数人の園児のみの参加となりましたが、今回は20人以上も参加することができました」と、園長の石田友美さん。
この日はあいにくの雨天となったため、当初、一般に公開するスタイルでの開催を予定していた新横浜駅前西広場ではなく、会場を同保育園前とし行われることになりましたが、「いつもの」保育園前での実施となったこともあり、子どもたちはリラックスしたかの表情を浮かべて、シール貼りを思い思いに楽しんでいました。
この日イベントの開催に際しあいさつを行った竹下港北区長は、「ここ新横浜は、横浜市内では新幹線が停まる唯一の駅。会場の旧上瀬谷通信施設(旭区・瀬谷区)へのアクセスは相鉄新横浜線を経由し瀬谷駅が最寄り駅となることから、新横浜の街ににぎわいが生まれ、盛り上がるようにと期待しています」と、新横浜の街が活気づくことへの期待感を語ります。
続けてあいさつを行った金子会長は、「横浜はこれまで“港”を中心に大きなイベントが行われてきたが、今回のグリーンエキスポは“陸”で開催されることで、新横浜が重要な拠点となるのでは」との見方を示します。
その上で、「新横浜駅でのアピールも、より“動きがある”ものを採用してもらえれば」と、かつて開催された大阪万博(1970年開催の日本万国博覧会)で絶大な人気を博した、芸術館の岡本太郎氏がデザインした「太陽の塔」のようなシンボルの登場にも期待したいと語っていました。
今回、装飾された「花壇」のパネルは、チューリップやアリッサム、デイジーやワスレナグサ、ビオラなどが植えられた木製花壇の外側を彩り、来週3月19日の“2年前当日”に横浜市役所アトリウムで行われる記念イベント会場を彩る予定(「港北育苗プロジェクト」として4月中旬まで)とのことです。
なお、グリーンエキスポ開催2年前を記念したイベントが区内各地でも開催される予定となっており、より「地域に根差す」イベントとしての認知度の向上につながることが望まれます。
【関連記事】
・園芸博“2年前”イベントは市民に届くか、港北区で開催も「建設費大幅増」を発表(横浜日吉新聞、2025年3月11日)
・新横浜2丁目に手作り「木製花壇」増設、横浜中心部で“来街や協賛”呼び掛け(2024年6月26日)
・次世代に“桜の風景”を残したい、晴天の綱島西6丁目「さくら公園」で記念植樹(横浜日吉新聞、2025年2月3日)
【参考リンク】
・GREEN×EXPO 2027の開催に向けた機運醸成の取組(港北区区政推進課)
・GREEN×EXPO 2027まであと2年! 3月に市内18区が一斉に盛り上がります(記者発表資料、横浜市市民局)
・会場建設費の変更に係る関係機関への要請について(GREEN×EXPO2027)※会場建設費の変更(320億円から最大417 億円)が必要な見通しになったとのこと