ららぽーと横浜3階の北立体駐車場近くにオープンします。
横浜市教育委員会は、都筑区池辺(いこのべ)町の緑産業道路(川崎町田線)沿いに位置する大型商業施設「ららぽーと横浜(三井ショッピングパークららぽーと横浜)」で新設する図書取次所について、愛称名を「つづきの本ばこ」とし、来月(2025年)3月29日(土)にオープンすると発表しました。
図書取次所は、インターネットなどで予約した市立図書館の図書類を受け取ったり、返却したりできる拠点で、市内では日吉駅近くの「日吉図書取次所(日吉の本だな)」(2022年1月オープン)など4カ所に設けられ、青葉区では地区センターなど7カ所で同様のサービスを提供しています。
横浜市では図書館の設置を「1区1館」に限定する一方、今後は古い図書館の建て替えやリニューアル、図書館サービスの拡充を行う方針を「横浜市図書館ビジョン」で打ち出しており、図書取次所はサービス拡充の一環として今後積極的に新設する計画です。
都筑区では、センター南駅近くの都筑区総合庁舎内にある「都筑図書館」が交通利便性の高さなどから中央図書館を上回る市内トップの平均入館者数や貸出冊数となっており、市教委では都筑区内に図書取次所の設置を検討してきたといいます。
ららぽーと横浜は主要道路の緑産業道路(川崎町田線)沿いに位置し、駐車場の収容台数が多いことから都筑区内を含め周辺区からも利用しやすい環境。2022年まではシャトルバスも運行していた最寄り駅は緑区内の鴨居(北口)で、歩いて8分から9分の距離です。
新たな図書取次所は館内3階のイトーヨーカドー寄り、ノースコート近くの「北立体駐車場」への連絡口付近にあるテナントスペース(2023年3月に閉店した「LaLa Club(ララクラブ=カルチャーセンター)」跡)に設けられ、市民投票でトップとなった「つづきの本ばこ」の愛称が付けられました。
3年前に日吉駅近くで新設された図書取次所「日吉の本だな」と比べ、つづきの本ばこは2倍程度となる約120平方メートルのスペースを確保。施設内には1200冊ほどの書籍や雑誌類も展示して、予約の本の貸し借りだけでなく、その場での貸出も行う予定です。
ららぽーと横浜の3階には地域子育て支援拠点「ポポラサテライト」(2019年オープン)も置かれていることから今後は連携を検討していくとのことです。
つづきの本ばこは3月29日(土)の10時にオープンし3月中は14時までの限定営業。4月1日(火)以降は予約した本の受取場所として指定できるようになり、営業時間も平日は10時から20時、土・休日は21時までに伸びます。休館日は年末年始とららぽーと横浜が休館する日となっています。

「ららぽーと横浜」のバス停は現在、緑産業道路を経由して新羽駅と中山駅北口を結ぶ市営バス「28系統」(写真)のみが停車し、1時間に1本ほどの運転にとどまっている。41系統は立ち寄らなくなった。佐江戸側にあるバス停「ららぽーと横浜西」からはセンター南駅方面へ1時間あたり2本から3本を運転(資料写真、2025年2月)
【関連記事】
・ららぽーと横浜内に「図書取次所」を新設へ、市教委が愛称案を提示(2024年10月24日)
【参考リンク】
・2025年3月29日(土)~「ららぽーと横浜に新たな図書取次所を開設します」(2025年2月14日、横浜市教育委員会)
・ららぽーと横浜の3階フロアガイド(「つづきの本ばこ」は地図上部のノースコート近く「北立体駐車場」への連絡口付近に開設)
・ららぽーと横浜3階「つづきの本ばこ」の隣接店舗の場所(グーグルマップ、工事中のため隣接する店舗の場所を表示)