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ネーミングライツを募集していた新横浜駅前の歩道橋で愛称案が提示されました。

横浜市道路局は今月(2025年)2月6日、新横浜駅前の「北口歩道橋」(通称“円形歩道橋”または“ペデストリアンデッキ”)で昨年12月まで行ったネーミングライツ(命名権)の公募で1者から応募があり、「アマノ サークルウォーク」という愛称名の提案があったことを発表しました。

2月6日に市道路局が公開した提案内容と新横浜駅北口歩道橋の詳細、2月20日(木)まで市民意見の募集を行っている(市道路局のニュースリリースより)

広告会社経由で応募があったのは、菊名駅西口に近い大豆戸町に本社を置くアマノ株式会社で、北口歩道橋のシンボルである円形部分にちなんで愛称を提案したといいます。

ネーミングライツ料は月額税込33万円とし、今年6月から2030年3月末まで4年10カ月間にわたって契約を希望。契約期間中は歩道橋の主桁・高欄・階段に愛称名の標示し、歩道橋の清掃活動なども行う考えです。

アマノはタイムレコーダー製造業として1931(昭和6)年に海軍の技師だった天野修一氏(1890年~1976年)が東京・蒲田で創業。同氏の自伝によると、1939(昭和14)年現在地で工場を建設して株式会社化し、創業者自身も戦前から長年にわたって日吉に住むなど港北区と縁の深い企業。

2023年春ごろまで駅前の歩道橋(写真左)を歩くとアマノの広告が目に入ることが多かった。現在、同広告は新横浜に本社を置くマクニカのロゴに変わっている(資料写真、2019年撮影)

現在の同社は、2024年3月期の連結売上高が1528億6400万円、従業員数は5335人に達する東証プライム市場の上場企業で、売上の約半数はパーキング(駐車場)システムが占めているといいます。

新横浜では駅前の東広場に面するビルの屋上大型のロゴ広告を掲出していたことがあり、現在も新横浜駅の新幹線ホームへ向かう階段や、東急菊名駅の階段などで広告が見られます。

市道路局では今回のアマノによる提案内容に対し、市民意見の募集2月20日(木)まで行っており、これらを経て正式に契約し、今年6月から愛称名の使用を始める計画です。

【関連記事】

新横浜駅前の歩行者デッキ&円形歩道橋の「ネーミングライツ」を市が募集(2024年10月8日、募集時の記事)

【参考リンク】

新横浜駅北口歩道橋ネーミングライツの提案について、市民意見募集を実施します(横浜市道路局、意見は2025年2月20日まで募集中)

横浜市道路局「道路施設におけるネーミングライツ事業について」(新横浜駅北口歩道橋などについて)