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値上げではなく「値下げ」の話です。東急電鉄は来月(2025年)3月15日(土)発売分から「通学定期券」の運賃を現行から約30%値下げすると発表しました。

このほど、東急株式会社が子育て世帯や学生を応援する「子育て・学生応援 東急スクラムプロジェクト」を立ち上げことに合わせ、子育て世帯や学生の負担軽減を目的に値下げを決めたものだといいます。

東急がこのほど立ち上げたという「子育て・学生応援 東急スクラムプロジェクト」のロゴ(ニュースリリースより)

これは児童や生徒、学生が通学先の学校が発行した「通学証明書」を提出した場合に購入できる通学定期券の運賃を割り引くもので、通学証明書がなくても購入できる通勤定期券は対象外。

具体的には、「1~3キロ」区間(日吉~綱島間、綱島~菊名間、日吉~武蔵小杉間など)では現在は1カ月1870円の通学定期券が3月15日以降は同1200円まで下がることになります。

2025年3月15日(土)以降の東急線「通学定期券」の新運賃(右側の黄色い部分が新運賃)(ニュースリリースを一部加工)

このほか、「12~15キロ」区間(日吉~渋谷間、日吉~目黒間、綱島~中目黒間など)が同3450円が同2500円に、「16~20キロ」区間(綱島~渋谷間、大倉山~渋谷間、菊名~渋谷間、妙蓮寺~中目黒間など)では同3940円が同3000円に下げられます。

新横浜線の新横浜駅と新綱島駅から主要駅への「通学定期券」の新運賃(右側の黄色い部分が新運賃)、なお「新綱島~日吉」は「綱島~日吉」と同じ扱いのため、渋谷・目黒方面への運賃は新綱島駅と綱島駅のどちらを選んでも変わらず、どちらでも乗降が可能(ニュースリリースを一部加工)

このほか、東急線からみなとみらい線の各駅間で販売される「連絡割引定期券」についても3月15日以降は新たな割引運賃での販売となるとのことです。

「東急線・みなとみらい線連絡割引定期券」の主な区間における3月15日(土)以降の発売運賃(ニュースリリースを一部加工)

3月15日(土)以降の新横浜駅・新綱島駅などからの「みなとみらい線」への通学運賃。新綱島駅からみなとみらい線へは日吉経由となるため綱島駅発着より高くなる(ニュースリリースを一部加工)

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

【参考リンク】

東急線沿線の子育て世帯や学生を応援する「子育て・学生応援 東急スクラムプロジェクト」を立ち上げます。~通学定期券の割引率を拡大し、家計を応援!より住み続けたくなる沿線を目指します(2025年2月5日、東急、東急電鉄)

2025年3月15日(土)から東急線・みなとみらい線「連絡割引定期券」の発売額を変更(値下げ)しますPDF、東急電鉄、横浜高速鉄道)

東急電鉄「定期券」の案内ページ(通学定期券や東急線・みなとみらい線連絡割引定期券についても)