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首位チームを相手にホームで連勝です。

プロアイスホッケー「アジアリーグ」の横浜グリッツ(GRITS)は、今月(2025年)2月1日・2日にKOSE新横浜スケートセンターでHLアニャンアイスホッケークラブに連勝し、リーグ戦での通算成績を8勝(うち延長勝ち1)16敗(うち延長負け3)とし勝ち点を26まで伸ばしました。

この2試合でラウター選手(左)が3ゴール、すべて大澤勇斗選手(#14、FW、写真右)がアシストした。大澤選手はこの連戦の後、2月4日から中国・ハルビンで始まる「第9回アジア冬季競技大会」のメンバーに選ばれている(2月2日)

圧巻は1日の初戦3点差を付けられたまま残り時間が5分を切ったなか、アレックス・ラウター選手(#9、FW=フォワード)の2ゴールなどで追い付き、GK(ゴールキーパー)を除き3人対3人で戦う5分間の延長戦では三浦大輝選手(#74、DF=ディフェンス)が決勝ゴールを決める劇的な逆転勝利となっています。

畑山選手(写真真中)のプロ初ゴールには試合中はほとんど笑顔を見せないコーチ陣までベンチで喜びの表情。同選手は昨年10月下旬の試合であごの骨を折って離脱していた期間もあっただけに嬉しさも大きかった様子(2月2日)

翌2日の試合は前日の勢いそのままにラウター選手のゴールで先制点を奪い、第2Pピリオドに追い付かれるもすぐに畑山隆貴選手(#43、DF)のプロ初ゴールで引き離し、第3Pで加点して3対1で逃げ切る理想的な展開となりました。

杉本華唯(かい)選手(#21、FW、写真右)は2試合で1得点2アシストの活躍(2月2日)

この日も相手より1人多いPP(パワープレー)のチャンスで二度にわたって得点し、PPの成功率は2月2日終了時点で通算31.58%リーグトップ。逆に相手より1人少ないKP(キルプレー/ショートハンド)時の防御率も73.24%リーグ2位に付け、攻守ともにチーム力の上昇傾向が見られます。

2月2日の試合終了時点でPP率がリーグトップに躍り出るとともに、PK時の防御率もリーグ2位まで上昇(2月2日)

この連戦では4位の東北フリーブレイズも勝ち点を30に載せたため、横浜グリッツの最下位脱出は叶いませんでしたが、残る8試合1つでも上の順位を目指せるだけの力を備えつつあります。

マリノスケとマーメイズも応援

2月2日の「港北区民DAY」は天候が優れないなか1260人がKOSE新横浜スケートセンターを訪れ、満員となった(2月2日)

2月2日の試合は初の「港北区民DAY(デー)」と題して開催し、チームが招待した区内の小学生と保護者はじめ、横浜F・マリノスのサポーターらも応援に駆け付け、今シーズンのホームゲームでは二番目に多い1260人の観客を集めています。

試合前の記念フェイスオフという大役をつとめたマリノスケ(2月2日)

トリコロールマーメイズとグリッツトパーズは氷上では初共演(2月2日)

F・マリノスの公式マスコットの「マリノスケ」が記念フェイスオフを行い、オフィシャルチアリーダーズ「トリコロールマーメイズ」はグリッツのチア「グリッツトパーズ(GRITS TOPAZ)」と氷上でパフォーマンスを披露。第3ピリオド開始前には両チアがともにスタンドで応援の声をからしました。

両チアがスタンドを盛り上げ、ホームでの連勝を後押し(2月2日)

試合終了後には港北区のマスコット「ミズキー」も登場し、選手を出迎えていた(2月2日)

今週末の試合結果

  • 2月2日(日)新横浜:〇横浜GRITS 3-1 HLアニャン【結果詳細
  • 2月1日(土)新横浜:□横浜GRITS 4[延長OT]3 HLアニャン【結果詳細

)〇=勝ち点3(60分勝ち)、□=勝ち点2(延長OT/PSS勝ち)、▲=勝ち点1(延長OT/PSS負け)

今後の試合予定

  • 2月22日()16:00:HLアニャンアイスホッケークラブ(韓国・安養=アニャン)
  • 2月23日()14:00:HLアニャンアイスホッケークラブ(韓国・安養=アニャン)
  • 3月1日()14:00:H.C.栃木日光アイスバックス(日光)
  • 3月2日()14:00:H.C.栃木日光アイスバックス(日光)
  • 3月8日()15:00:H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜
  • 3月9日()14:00:H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜本拠地最終戦
  • 3月22日()15:00:レッドイーグルス北海道(苫小牧)
  • 3月23日(日)15:00:レッドイーグルス北海道(苫小牧)シーズン最終戦

【参考リンク】

横浜グリッツ(GRITS)の公式サイト(選手紹介や試合日程など)

横浜グリッツ(GRITS)の2024-25全試合日程と結果(アジアリーグ)

アジアリーグの順位表(2024-25シーズンは5チームが各32試合を戦っている)