約1600人の来場者が一斉放水での日産スタジアムに架かる虹の「感動」を共有。パンフレット協賛も昨年(2024年)を大きく上回る102件に上り、「来場者アンケート」プレゼント企画の初チャレンジも行われます。
港北消防署や港北消防団などの実行委員会は、先週(2025年)1月11日(土)午前に「港北区消防出初式」を新横浜公園(日産スタジアム「第1駐車場」)で開催。
昨年(2024年)の来場者数(約1500人)を約100人も上回る約1600人が来場(主催者発表)、式典のラストを彩る「一斉放水」の時間には「虹」がかかり、その感動を来場者が共有しました。
新型コロナ禍での中断を経て、屋外での開催は2023年から復活した「出初式」ですが、今回も3年連続で晴天に恵まれた中での開催となり、招かれた表彰受賞者のほか、今年初めてインターネット経由でも募集、前年(91件)を11も上回る102件の掲載に至ったパンフレット(1000部印刷)の協賛企業・団体など520人の来賓や、家族連れなどの一般市民など多くの人々が来場。

2024年は他イベントと重なり参加できなかったという「横浜市鳶(とび)工業連合会 神港(しんこう)鳶職組合」の組合員による江戸時代の町火消(まちびけし)からの伝統を継ぐ梯子(はしご)乗りも披露。左手奥には「ドローン」による上空からの撮影も
港北消防団による車両分列行進や地元・岸根囃子(はやし)連によるお囃子や獅子舞の演技、2年ぶりに復活した古式消防演技や、綱島・尚花愛児園・第二尚花愛児園の鼓隊による演奏、新田中学校和太鼓部による和太鼓の演奏を楽しみました。
一斉放水に至る「総合訓練」に至るまでの様子を現地で眺めていたのは、現在、港北土木事務所(大倉山7)に勤務する益子隆一さん。

益子さんがデザインしたトートバッグは220個制作。協賛企業・団体や演奏を披露した園児・学生らに配布された
幼少期から絵を描くことが得意だったという益子さんは、趣味で描く作品が東京都美術館(台東区)にも展示されたこともあるという「絵画の達人」。
この日の出初式で協賛企業・団体や演奏出演者に配布されたオリジナルのトートバッグのデザインを初めてボランティア活動の一環として担当したといいます。
昨年11月30日に開かれた「ふるさと港北ふれあいまつり」で来場者に配布した、港北土木事務所オリジナルの「缶バッジ」もデザインしたという益子さんは、「古式消防演技でのはしごや一斉放水を“切り絵”風に制作しました」と、お正月に行われる消防の出初式らしい“和の風情”感じる作品に仕上げています。
益子さんが絵を得意とすることが消防署にも伝わり、今回のコラボレーションが実現したとのことで、港北区の職員が部課を超えて交流することによる新たなチャレンジを生み出し、消防出初式をより一層盛り上げることにつながったといえそうです。
なお、港北消防署では、当日の来場者を対象とした「来場者アンケート」も初めてインターネット上で募集しており、1月19日(日)までにアンケートに回答した人を対象とした横浜F・マリノス選手サイン入りTシャツなど4点のプレゼント企画(各5名・抽選)も実施しています。
また、昨年9月2日から来月2月3日(月)まで、港北区内の「消防」や「地域防災」について撮影した写真で彩る「第4回港北消防フォトイベント『BAE1グランプリ』」の作品も募集中とのことで、出初式の余韻にも浸りながら、消防をテーマとした写真撮影やエントリー、受賞作品の発表や作品展示などを楽しむことができそうです。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
【関連記事】
・【告知記事】2025年の「港北区消防出初式」は1月11日(土)、日産スタジアム横で(2025年1月8日)
・【昨年開催】<港北消防署>写真コンテストは「出初式」が人気、火災予防の呼び掛けも(2024年3月8日)
【参考リンク】