駅の一部改札機にクレジットカードをタッチすることで「ブルーライン」に乗車できるようになります。
横浜市交通局は市営地下鉄の全40駅で“タッチ決済”に対応したクレジットカードによる乗車を今週(2024年)12月4日(水)から可能にすると発表しました。
タッチ決済のマークが付いたVisa(ビザ)やJCB(ジェーシービー)、American Express(アメリカン・エキスプレス)、Diners Club(ダイナースクラブ)など6ブランドによるクレジットカードを使い、PASMO(パスモ)やSuica(スイカ)のように改札機にタッチして乗車ができるようになります。
クレジットカードに対応する改札機は限定されており、各改札口に1台を設置する予定。Mastercard(マスターカード)は今後対応するとしています。
また、クレジットカードのタッチ決済だけでなく、各ブランドのデビットカードやプリペイドカード、カード機能を設定したスマートフォンでも同様に使用が可能です。
海外からの訪日客増加により、日本独自のパスモやスイカではなく、世界的なブランドのクレジットカードを改札口で直接使えるようにする動きは拡大しており、今年5月には東急電鉄が導入。
市交通局でも2021年9月に市営バスの一部路線でVisaブランドのクレジットカードによるタッチ決済を導入し、昨年12月には「ベイサイドブルー(BAYSIDE BLUE=連節バス)」や「あかいくつ」などの観光路線で6ブランドのクレジットカードに対応を始めていました。
いずれも現時点では“実証実験”という形になっています。
【関連記事】
・<東急電鉄が実験>クレジットカードを新改札機にタッチ、そのまま乗降OK(2024年5月13日、東急線では5月に開始)
【参考リンク】
・横浜市交通局「令和6年12月4日(水曜日)からクレジットカード等のタッチ決済による乗車サービスを市営地下鉄全40駅で開始します」(2024年11月25日発表)
・横浜市交通局「市営バスでのタッチ決済にJCBなど5ブランドを追加しました」(ベイサイドブルーやあかいくつなど5路線で対応)
・日本クレジットカード協会「タッチ決済について」(「コンタクトレス」などとも呼ばれる非接触型の決済について)