JR横浜線や東急電鉄、相鉄などの駅における放置自転車への対応と積極的な関与への要望が盛り込まれました。
県内自治体などが参加する「神奈川県鉄道輸送力増強促進会議」(会長・黒岩祐治県知事)は今月(2024年)11月12日に「令和6年度要望書」をまとめ、県内鉄道事業者に対して193件にわたる要望を行っています。
前年とほぼ同様の要望が並ぶなかで特徴的なのが「放置自転車対策の推進」に関する項目で、JR横浜線や東急電鉄、相鉄(相模鉄道)などへの要望書内では、具体的な駅名を挙げて鉄道事業者の関与を求めています。
JR横浜線では「横浜駅、大口駅、菊名駅、新横浜駅及び長津田駅」、東急電鉄は「横浜駅、白楽駅、綱島駅(新綱島駅)、日吉駅及びつきみ野駅」、相鉄は「横浜駅、天王町駅、西谷駅、鶴ケ峰駅、羽沢横浜国大駅」を取り上げます。
これらの駅は「例年、駅周辺の放置自転車台数が多く、市営自転車駐車場だけではひっ迫する駐輪需要に対応することが難しいため、鉄道事業者におかれても、駅周辺の放置自転車対策について、積極的に対応及び協力するよう要望します」としました。
このほか、前年と同様に「相鉄・JR直通線の鶴見駅への停車」「相鉄・JR直通線の品川・東京方面への乗入れ」「根岸線への乗入れ本数の増加(横浜線)」「新横浜駅ホーム混雑緩和及び新改札の設置(横浜線)」「東急新横浜線の利用しやすい運賃設定等の検討」「西谷駅のバリアフリー化」「相鉄新横浜線の利用しやすい運賃設定等の検討」といった要望が今年度も盛り込まれています。
【関連記事】
・【前年要望に対する回答】JR横浜線関連の要望に前進も、県などの「促進会議」に鉄道会社が回答(2024年3月31日)
【参考リンク】
・神奈川県鉄道輸送力増強促進会議のページ(神奈川県)
・神奈川県鉄道輸送力増強促進会議「令和6年度の要望」(神奈川県)