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活発な部活動の発表も見どころです。篠原台町の清心女子高校(白楽駅徒歩約7分)は、半世紀以上続く恒例の文化祭「霜月(しもつき)祭」を今週(2024年)11月3日(日)に開き、一般公開を行います。

11月の和風月名(旧暦の呼び名)である「霜月(しもつき)」にちなんで名付けられた清心女子高の文化祭は、各クラスや生徒会、委員会による模擬店や展示などをグラウンドや教室で実施。

清心女子高の文化祭「霜月(しもつき)祭」のパンフレット、一般公開日は11月3日(日)のみとなる(同校提供)

今年は演劇部やダンス部、吹奏楽部、ハンドベル部、軽音楽部が体育館のステージに登場し、手話部は「イソップ物語」などを発表。茶道部は自分でお茶を点てることができる体験を企画し、家庭科部と漫画研究部、文芸部はブースを構えます。

また、実行委員が中心となってプレイパークやフォトスポットなどを企画し、保護者会による模擬店や、各学年の様子がわかるブースと作品展示(美術科・書道科・家庭科・保育)も行われます。

生徒会は移植医療の理解促進を支援することを目的とするグリーンリボン募金と、バングラデシュのストリートチルドレンや貧困層女性への支援を目的とする募金活動を行う予定です。

著名住宅地である篠原台町に位置する清心女子高校は55年超の歴史を持ち、前身の横浜ドレスメーカー女学院から数えると80年近くが経過。同校を運営する学校法人大谷学園は、敷地内に横浜高等教育専門学校と、隣接地には大谷学園幼稚園も置く。瀬谷区の横浜隼人中学校・高校と泉区の秀英高校は系列校(資料写真、2021年)

同校は、明治・大正期に横浜財界で活躍した大谷嘉兵衛(かへえ)氏の孫である大谷高子氏が戦後すぐの1947(昭和22)年に篠原台町(当時は篠原町)で開校した横浜ドレスメーカー女学院を前身とし、女性の教育機会を確保するため、働きながらでも学べるようにと通信制の女子高として1968(昭和43)年に創設。

現在も同校は登校日数を生徒自らで決める学習スタイルとなっていますが、部活動や生徒会などの活動は活発だといい、文化祭ではそうした活動発表も見どころの一つとなりそうです。

清心女子高の公式サイト、高台にあり横浜中心部まで見渡せる

同校の三浦成子校長は、「今年のテーマは『青春讃美』です。いろいろな人が関わって完成していく文化祭を最初から最後まで学年を問わずお互いに褒め称え、思い出に残る青春を送れればという思いが込められています。ぜひ文化祭にご来校いただければ」といいます。

開催時間は9時30分から14時30分までで、来場時は事前予約が必要となっています。

【参考リンク】

清心女子高校の2024年「霜月祭」の案内(一般公開は11月3日)

2024年11月3日(日)開催「霜月祭」(文化祭)などの申し込みページ(11月3日の部分をクリック)

学校法人大谷学園(清心女子高に加え、篠原台町で大谷学園幼稚園や横浜高等教育専門学校も運営)