相鉄バスは横浜市内の均一区間の運賃について、現行の220円から240円に引き上げる考えです。
相鉄バス株式会社(西区北幸2)は、来年(2025年)3月から横浜市内の均一区間の運賃を240円とする「上限運賃変更認可申請」をきのう(2024年)10月22日付けで国土交通省関東運輸局に行ったと発表しました。
相鉄バスでは、横浜駅西口を発着する「浜1系統」(横浜駅西口~片倉町入口~三枚町~城郷中学校~泉谷寺前~小机駅~新横浜駅など)や中山駅を発着する「旭13系統」(中山駅~よこはま動物園)など横浜市内の多くの路線で均一制の運賃とし、現在は1乗車あたり220円(ICカード・現金同額)。
新型コロナ禍を経て「通勤・外出需要の回復が見込めない中、今後も厳しい事業環境が続くと想定」(同社)されることに加え、「路線バスの本数維持にはこれまで以上に乗務員の確保が必要となり、労働条件の向上等も急務」(同)などとして運賃の引き上げを決めたとのこと。
申請は、来年3月に均一区間の運賃を20円上げて240円(ICカード・現金同額)とし、通勤定期券は1カ月あたり9780円を1万800円、通学定期券を同7800円を8510円に引き上げるとの内容。
また、乗車区間によって運賃額が変わる「対キロ区間制」の路線についても初乗り運賃を220円とする計画です。
今後の取り組みとして相鉄バスは、期間限定で実施している「ちびっこ50円キャンペーン(小学生以下は現金50円)」について、年間を通じて1乗車あたり一律50円(小学生以下、ICカード支払時)にする予定があるとのことです。
【関連記事】
・【過去記事】<相鉄バス>横浜駅西口~小机駅・新横浜駅を結ぶ「浜1系統」を10月改正(2022年9月29日、港北区内で唯一の相鉄バス路線)
・【過去記事】東急バスの運賃は「230円」に、2024年3月から値上げを国に申請(2023年12月1日、東急バスも今年3月に引き上げている)
【参考リンク】
・相鉄バス「一般乗合旅客自動車運送事業の上限運賃変更認可申請および実施運賃変更届出について」(PDF、2025年3月の運賃引き上げ予定について)
・相鉄バスの総合案内ページ(相鉄グループ)