授業の一環で秋祭りなどで地域から集めた「古着」のリメークを完了。大手フリマサービス会社でのインターネット上での販売を開始しました。
菊名駅や新横浜駅を最寄り駅とする横浜芸術高等専修学校(学校法人恭敬学園、大豆戸町)は、大豆戸町内会館(菊名7)で、地元・大豆戸町内会や地域住民から寄贈された「古着」のリメーク完了と販売開始の瞬間を分かち合う「お礼の会」を企画。
きのう(2024年)10月15日午前、「ファッション・ビューティーコース」の生徒10人と教職員が商品の説明やリメーク品の紹介を行い、招待した地域の人々への感謝の想いを伝えました。
2年生と3年生17人が一緒のクラスで現在授業を行っているとのことで、学年を超えた交流や信頼関係が深まってきているとのこと。
集められた約300着の「古着」のうち、新たに生まれ変わったのは13着。
購入する層を“40代”と設定、親子でシェアして着ることができる服としての工夫を行うなど、新たな流行やファッションの要素を取り入れてのリメークを行ったことを説明します。
大手フリマアプリ会社「株式会社メルカリ」(東京都港区)と連携し、生徒が金額についても設定、登録の手続きを行い、最後にフリマサイトの「公開」ボタンを押す瞬間を地域の人々と共有しました。
この日のイベント企画を行った中陳(なかじん)琴美教員とともに授業を推し進めてきた福谷(ふくたに)美佐子校長があいさつ。
「皆様より集めさせていただいた洋服を選んで、生徒たちなりの“可愛らしさ”を精一杯表現させていただきました。本当に、最後の最後まで、自分たちで作品を皆さんに提供していきたいというところで、みんなで力をあわせて作品づくりを行いました」と、一つひとつが想いを込めて作った“芸術作品”であること、また日頃の地域の人々による学校や生徒たちへの支援についても感謝の想いを伝えていました。
最後に地域の人々との記念撮影を行い、交流を深めた生徒たち。
これからも大豆戸町近郊を拠点に得た新しい「価値観」を、この地域内外から発信していくことが望まれます。
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【参考リンク】
・「横浜芸術高等専修学校の授業」の検索結果(メルカリ)※13点を出品