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平日朝の90分間の利用を避けるとJRの定期券がさらに割安となります。

JR東日本は平日朝のピーク時間帯の利用を避けることで通常運賃より割安に設定した「オフピーク定期券」について、今月(2024年)10月1日発売分から通常定期券(通勤)の約10%引きから約15%引きに割引率を引き上げると発表しました。

最近は企業の担当者向けに「オフピーク定期券」の導入を直接呼びかける特設サイトも設けられている(JR東日本「オフピーク定期券」企業様向けサイトより)

オフピーク定期券は昨年(2023年)3月18日から設定された首都圏の割引通勤定期券で、各駅ごとに設定された平日約90分間の「ピーク時間帯」には使用ができない一方、それ以外の時間帯と土曜・休日は通常の定期券と同じように使うことができるというもの。

ピーク時間帯は、たとえば小机駅は6時55分から8時25分、新横浜駅が7時から8時30分、菊名駅は7時5分から8時35分、羽沢横浜国大駅も7時5分から8時35分といった形で駅ごとに設定されています。

横浜線各駅の平日「ピーク時間帯」の一覧、この時間帯以外は「オフピーク定期券」の使用が可能(JR東日本「オフピーク定期券」特設サイトより)

横須賀線の平日「ピーク時間帯」の一覧、この時間帯以外は「オフピーク定期券」の使用が可能(JR東日本「オフピーク定期券」特設サイトより)

昨年3月の登場時は、通常の通勤定期券と比べ約10%安い運賃に設定されていましたが、10月以降は「さらに多くのお客さまにご利用いただくため」(JR東日本)として割引率が約15%まで引き上げられるものです。

10月1日以降の「オフピーク定期券」運賃表(JR東日本2024年8月30日「『オフピーク定期券』を値下げし、新たなプロモーションを展開します!」より)

オフピーク定期券で3キロまでの初乗り区間は1カ月3830円ですが、10月からは1カ月3630円まで下がります。なお通常の定期券では3キロまでの区間は1カ月4280円に設定されています。

朝の最混雑時間にJR線を利用しない場合は、切り替えを検討する価値がありそうです。

なお、オフピーク定期券は磁気券や通学定期券での設定はありません。

【関連記事】

・【当初記事】<JR通勤定期券>朝ラッシュは値上げ、それ以外の「オフピーク」なら割引(2022年9月21日)

【参考リンク】

JR東日本「オフピーク定期券」の総合案内ページ(価格や案内など)