この秋、乳幼児がいる家庭は「手足口(てあしくち)病」に警戒が必要です。
横浜市医療局の衛生研究所は、今週(2024年)9月12日(木)に感染症の臨時情報を公開し、主に0歳から5歳までの乳幼児がかかる「手足口病」の患者数が再び増加中で、さらなる流行拡大の可能性もあるとして注意を呼び掛けています。
手足口病は、感染してから3日から5日後に手足や口の中などに痛みを伴う2~3ミリの水疱(すいほう=水ぶくれ)が現れ、高熱が続くことはあまりなく、「ほとんどの発病者は、3~7日のうちに治る病気」(厚労省の解説ページ)だといい、発病者の半数が2歳以下とされます。
横浜市では、今年7月8日~14日(第28週)の週に医療機関当たりの患者報告数が「14.84」に達し、ここをピークに下降を続けていたものが、8月下旬から再び増加に転じました。
最新となる9月2日~8日(第36週)のデータでは「11.71」まで上昇しており、警報発令基準値(5.00)を軽く上回っている状態です。
18区別では泉区の「41.50」が飛び抜けて多く、栄区も「22.00」に達し、都筑区が「16.25」、南区も「16.00」と市内の各エリアで広がりました。
市衛生研究所では「さらなる流行拡大の可能性もあり、引き続き注意が必要」とし、「元気がない、頭痛・嘔吐を伴う、高熱を伴うなどといった症状が見られた場合は、速やかな受診が必要です。アルコール消毒が効きにくいため、流水と石けんでのこまめな手洗いが大切」と呼びかけています。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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・【前回の流行時】5歳までの乳幼児は「手足口病」に注意、港北区含め2019年夏は大流行(横浜日吉新聞、2019年7月26日、5年前の流行時は夏だけで済んだが今回は秋にも再増加中)
【参考リンク】
・横浜市感染症「臨時情報(手足口病)」(感染状況など)
・手足口病について(厚生労働省)