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「太尾小をふるさとに」との理念で開催される地域開放イベントが、“暑さ対策”でこれまでの「校庭」から開場を変更。雨天時を除き、初めて屋内のみで行われることになりました。

横浜市立太尾小学校(大倉山7、館雅之校長)で、あす(2024年)8月24日(土)16時から19時まで開催される「第14回太尾小学校ふるさとまつり」(同小学校学校運営協議会主催)は、厳しい夏の暑さが続いていることを考慮し、校舎や体育館内など「屋内」で開催することが決定。地域の関係者や児童への周知を行っています。

厳しい夏の日差しに照らされる太尾小学校。開催当日は「水筒と上履き(外履き靴を入れる袋も)」の持参を呼び掛けている(8月21日)

厳しい夏の日差しに照らされる太尾小学校。開催当日は「水筒と上履き(外履き靴を入れる袋も)」の持参を呼び掛けている(8月21日)

当初は「校庭または校舎内」との開催の可能性を示しながらの準備を進めてきましたが、「暑さが和らぐ気配がないことから、自治会町内会の皆さんが多く担い手となる飲食ブースをメインに体育館に配置し、それ以外の模擬店や体験、ゲームなどのブースは各教室に配置することになりました」と、昨年(2023年)4月に同小学校に着任した副校長平野千恵さん

暑さを理由としては初の屋内開催(雨天時は事例あり)になることもあり、「学校運営協議会会長(太尾親和町会会長)の竹﨑理浩さんほか、協議会の皆さんには多大なる尽力をいただいての実施となります」と、会場が変更になることでの周囲への説明や調整を行った竹﨑さんほか協議会メンバーへの感謝の想いを語ります。

「学校運営協議会の皆さんが素敵なポスターを作ってくれました」と感激しながら手にとる副校長の平野さん

「学校運営協議会の皆さんが素敵なポスターを作ってくれました」と感激しながら手にとる副校長の平野さん

当初、「ショータイムプログラム」として、ステージを披露する予定だった各団体の発表が、やむなく事前に撮影した「映像」を各教室などで上映する方法での参加に変更となっています。

なお、昨年参加した4年生1クラスが取り組んだ、大倉山らしい地域とのコラボを意識したという「梅ジュースの販売」が子どもたちにも好評を博したといい、「今年は5年生4クラスの児童が参加することになりました。体育館や校舎内でのイベント、子どもたちの思いが高まっての開催となります。まさに“文化祭”のような雰囲気を楽しんでもらえれば」と、平野副校長は、開催日当日の地域の人々の来校を広く呼び掛けています。

屋内開催は「暑さが厳しい」と敬遠されがちな準備時間においてもメリットを発揮することに。「文化祭のような雰囲気を体感してもらえれば」と平野さんは笑顔で語る

屋内開催は「暑さが厳しい」と敬遠されがちな準備時間においてもメリットを発揮することに。「文化祭のような雰囲気を体感してもらえれば」と平野さんは笑顔で語る

2015(同27)年に策定された同小学校の「ふるさと太尾構想」により、地域との連携の上で開催する同まつりを、「防災訓練」として位置付けてのイベントとして行われていることもあり、屋内開催への舵(かじ)を切った今回の取り組みは、“厳しい暑さ”という、多く見られる「夏時期」特有の地域連携における課題を乗り越える一事例としても、地域内外からの大きな注目を集めることになりそうです。

太尾小学校前に掲出されている「学校運営協議会」の掲示板には子どもたちが地域に配布した色とりどりの「ポスター」が掲出されていた

太尾小学校前に掲出されている「学校運営協議会」の掲示板には子どもたちが地域に配布した色とりどりの「ポスター」が掲出されていた

【関連記事】

・【前年記事】「太尾小ふるさとまつり」は8月26日(土)、地域連携で大倉山を盛り上げる(2023年8月25日)

・【2年前の記事】<レポート>校舎に巨大「プロジェクションマッピング」、太尾小ふるさと祭りが復活(2022年8月28日)

【参考リンク】

横浜市立太尾小学校のサイト ※ 開催当日は「水筒と上履き(外履き靴を入れる袋も)」持参要。サイトからは「ふるさと太尾構想」のPDFファイルへのリンクも