不登校になった子どもに対し、「大切なのは親や周りの大人が、焦らずに接すること」と呼び掛けます。
新羽駅から徒歩約1分の「横浜市新羽地域ケアプラザ・コミュニティハウス」(新羽町)では、今月(2024年)8月24日(土)13時から14時30分(12時30分開場)まで、「不登校を考える講演会~子どもの成長をどう支えるか」を初めて開催します。
市教育委員会の調査(2023年10月発表)によると、2022年度(2022年4月~2023年3月)までに長期で欠席した市内340小学校・148中学校のうち、不登校の児童生徒は8170人と、前年度(6616人)よりも1554人も増加しています。
市では、ひきこもりや不登校など、青少年や家族が抱えているさまざまな問題について、電話相談や来所相談、グループ活動などを通じ、社会参加に向けた継続的な支援を行う「横浜市青少年相談センター」を1963(昭和38)年に開設。
その支所的機能を有する「地域ユースプラザ」を2007(平成19)年以降「東部」(鶴見区)、「西部」(旭区)、「南部」(磯子区)、そして「北部」(都筑区)に設置しており、今回の講師・社会福祉士の織田鉄也さんは「よこはま北部ユースプラザ」の施設長を務めています。
織田さんは「子育てに絶対の正解はないと考えています。親も都度、迷い揺らぎながら関わり続けていくことだと思っています」と、今回の講演に際してのメッセージを寄せています。
不登校になった子どもに対して大切なことを「親や周りの大人が、焦らずに接すること」とし、「子どもの成長をどう受け止め付き合っていくか、かもしれません。まずは、大人が笑顔を取り戻すために、気軽なお気持ちでお越しください」と当日の来場を呼び掛けます。
今回の講演会では、不登校の子を持つ保護者のほか、子育てなどの関係者や支援者、教育関係者のほか、関心がある層の参加も呼び掛けており、“地域ぐるみで”の子どもの居場所づくりにもつなげるといった議論の活発化にもつなげていきたい考えです。
当日の定員は50人まで(先着順)。申し込みは同ケアプラザ「地域活動交流」担当まで(申込フォーム有、来館や電話:045-542-7207でも受付)。
開催場所は新羽地区の施設となりますが「広くご関心があれば居住地などは問いません」と、港北区のみならず周辺エリアからの参加も広く呼び掛けています。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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【参考リンク】
・横浜市新羽地域ケアプラザ・コミュニティハウスのサイト(社会福祉法人横浜共生会)※横浜市営地下鉄ブルーライン新羽駅から徒歩約2分・「宮内新横浜線」沿いにある
・不登校を考える講演会(受付中)2024-08-24(土)(同)※イベント詳細・申込フォーム