新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

学研ホールディングス傘下の株式会社地球の歩き方(東京都品川区)はきのう(2024年)8月1日に旅行ガイドブック「地球の歩き方・横浜市」を発売しました。

8月1日に株式会社地球の歩き方から発売された「地球の歩き方 横浜市 2025-2026」

「地球の歩き方」ブランドの旅行ガイドブックは、海外の旅情報が入手しづらい時代に旅行者の声を拾いながら細やかな情報を詰め込み、若者やバックパッカーなど海外への個人旅行者から根強い支持を集めていました。

海外渡航が制限されていた新型コロナ禍中の2020年9月に国内版の「地球の歩き方・東京」がヒットしたことを機に、国内地域のガイドブックを拡充させており、今年3月には「地球の歩き方・神奈川」も発売。横浜市で国内版は18タイトル目だといいます。

今年3月には「地球の歩き方 神奈川 2024~2025」も発売されている

また、コロナ禍にあった2020年12月にはこれまでの発行元だったダイヤモンド・ビッグ社から学研グループに事業が譲渡されています。

地球の歩き方・横浜市は、市内中心部の観光情報が多くを占めており、市外観光客のニーズに応える一方、18区別のページや市の歴史に関しても掲載。

横浜市中心部の観光ガイドが充実している(ニュースリリースより)

港北区には計10ページが割かれ、新横浜ラーメン博物館や日産スタジアム、キュービックプラザ新横浜、横浜アリーナなど市内外からの来訪者が多い施設をはじめ、大倉山公園や岸根公園といった公共施設、西方寺や観音寺、師岡熊野神社など区内で知名度の高い寺社をコンパクトに網羅しています。

めずらしいところでは、北新横浜駅近くの新羽車両基地の屋上にあるバッティングセンター「スウィングスタジアム横浜」(新羽町)を取り上げており、コラムでは新横浜に本部を置く「日能研」についてや、区独自の「港北オープンガーデン」にも触れていました。

このほか、「横浜の開運寺社」と題した特集では「横浜ではよく見るけど、全国では珍しい」として、市内各所に点在する「杉山神社」について見開きで解説し、新吉田町の杉山神社も掲載されています。

発行にあたっては横浜市民のアンケートも実施したという(ニュースリリースより)

今回の地球の歩き方・横浜市を刊行するにあたっては出版元と横浜市異例ともいえる「連携協定」を結んでおり、同書内では「横浜市で活躍する人が語る愛しき横浜の魅力」と題して山中竹春市長や政策経営局の職員が登場するページも設けられていました。

同書の価格は税込み2200円で全国の書店で販売中です。

【参考リンク】

「地球の歩き方 横浜市 2025-2026」の案内ページ(株式会社地球の歩き方、2024年8月1日発売)

「地球の歩き方 横浜市」制作決定 横浜ファンとともに作る「地球の歩き方」 自治体として初めて連携協定を締結(2023年10月18日、横浜市政策局=現「政策経営局」)

「地球の歩き方 神奈川 2024~2025」の案内ページ(株式会社地球の歩き方、2024年3月14日発売)