新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

コインロッカーには入らない大型キャリーケースの一時預け場所として活用できそうです。

相鉄(相模鉄道)と東急電鉄は新横浜駅5番出入口(南改札口外)近くにある待合室で、キャリーケースを一時保管するサービスの実証実験を今週(2024年)8月1日(木)から1年間にわたって行います。

5番出入口のエスカレーター脇にある待合室は「Shin-Yoko Gateway Spot(シンヨコ・ゲートウェイ・スポット)」との名称が付けられている。開設当初は本格コーヒーの自販機も設置されていたが現在は撤去された(資料写真、2024年2月)

このサービスはキャリーパーク株式会社(東京都渋谷区)が提供する「キャリーパークサービス」を改札外の待合室(「Shin-Yoko Gateway Spot=シンヨコ・ゲートウェイ・スポット」、約30平方メートル)内に設置するもので、鉄道駅構内に設けるのは初めてだといいます。

キャリーパークサービスは専用アプリ(要会員登録)を使ってキャリーケースの取手に施錠して一時保管する仕組みで、同待合室内には機器8台が設置され、5時から20時までの利用が可能です(20時以降は待合室を閉鎖)。

キャリーパークサービスのイメージ、キャリーケースの取手に施錠する形で利用する(相鉄提供)

アプリ上で空き状況の確認ができ、利用料金は2時間200円、延長2時間毎に200円とし、1日最大料金は1200円に設定。現金での支払いはできず、クレジットカードなどでの決済が必要です。

現在、キャリーパークサービスは神奈川県内のスーパー内などに設置されており、運営会社によると利用者の7割が20代から30代の女性で、2時間から3時間の短時間利用が目立つといいます。

新横浜駅では9番出入口近くの地下構内に206個のコインロッカーコーナーが新設されるなど、コインロッカーの数は増えていますが、キャリーケースの大きさによっては入りきらなかったり、大型イベント開催時などはサイズに合うロッカーが埋まっていたりすることもあります。

9番出入口のエレベーター奥に新設されたコインロッカーコーナー、新横浜駅にコインロッカーは増えている(資料写真、2024年4月)

また、新幹線改札口近くに置かれていた観光案内所ではかつてスーツケースの預かりサービスも提供されていましたが、今年3月末で観光案内所自体が廃止となりました。

今回のキャリーパークサービスは実証実験のため1年の期間限定設置となっていますが、利用状況によってはその後もサービスを継続する可能性があるとのことです。

【参考リンク】

新横浜駅の待合室でキャリーケース専用一時預かりサービス「キャリーパークサービス」の実証実験を開始(東急電鉄、2024年8月1日から1年間)

キャリーパークサービスのご利用方法(キャリーパーク株式会社)

新横浜駅第9出入口奥のロッカーコーナーをご利用ください(横浜市交通局協力会、このほど新設、新横浜駅構内にコインロッカーは増えている)

キュービックプラザ新横浜(駅ビル)周辺のコインロッカー案内(収納可能サイズや営業時間の詳細)