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菊名駅の丘の住宅街に、週1回の“駄菓子店”がオープン。子どもたちの声でギャラリー内がにぎわいます。

菊名駅西口から錦が丘方面へ徒歩約7分、篠原北1丁目の「ギャラリー&スペース弥平(やへい)」では、毎週水曜日の14時から17時まで、「菊名の駄菓子屋あったか」(菊名の居場所あったか)を開店。

「ギャラリー&スペース弥平」(篠原北1)では毎週水曜日の14時から17時まで「菊名の駄菓子屋あったか」を開店している

「ギャラリー&スペース弥平」(篠原北1)では毎週水曜日の14時から17時まで「菊名の駄菓子屋あったか」を開店している

近郊に住まい通う人々や親子連れ、小学生などが来店、“地域の居場所”としての役割が認知されつつあるといいます。

2019年9月にスタートした「あったか」は、菊名近郊で「子どもの居場所づくり」を行いたいという、秋山和江さん清水弘子さん砂田正子さんなどのメンバー約10数人の思いが結実。

子どもたちが「夢中」になりそうな駄菓子の数々

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「掘り出し物」を探す時間こそが人生の“宝物”に

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「菊名みんなのひろば」(錦が丘)や個人宅での開催を経て、2022年4月から、「ギャラリー&スペース弥平」で定期的に行われています。

1968(昭和43)年に自宅に勉強部屋がない子どもが学習活動を行う場として横浜市が開設した施設「港北区青少年図書館」(菊名4)が2000(平成12)年に少子化により廃止となり、2002(同13)年から全世代向けの交流施設「菊名コミュニティハウス」に転換していましたが、一部の大人の利用者が子どもたちに辛辣(しんらつ)にあたった事件などもあったといい、「子どもたちの居場所がないと感じてきました」と秋山さん。

「子どもたちの居場所を作りたかった」と語る秋山さん

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子どもたちが寛げるスペースや季節のイベントといった「仕掛けづくり」も

子どもたちが寛げるスペースや季節のイベントといった「仕掛けづくり」も

現在も、長年の知人・友人関係のつながりなどもあり、約15人が運営側のボランティアとして活躍、カフェや指圧、プレイコーナーの設置といった工夫もあり、来場者が100人を越える日も増えているとのこと。

子どもたちのみならず、来場していた大人がボランティアに加わるケースもあるとのことで、菊名駅近郊で“誰もが気軽に参加できる”交流の場としての存在感が高まることになりそうです。

協力金200円(30円分の駄菓子券付き)で利用できるカフェ

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夏休み中も8月14日(水)を除き通常通り開催する予定

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【参考リンク】

「菊名の駄菓子屋あったか」インスタグラム

「ギャラリー&スペース弥平」公式サイト

アクセス(同)