新横浜2丁目で「木製花壇」を増設。横浜中心部でも取り組みを紹介、来街や協賛を呼び掛けます。
新横浜エリアでの地域緑化活動を行う「新横浜ストリートマネジメント委員会」(伊東厚彦委員長)は、先週(2024年)6月22日(土)午前、新横浜2丁目の「アリーナ通り」で、新たに5台目となる木製「ボックス花壇」を設置しました。
ゲストとして招いた近隣の保育園児が花のシールで彩るシーンを演出します。
同日午後には、横浜市中心部の「みなとみらい21地区」にあるランドマークプラザ(西区)のステージで、同委員会の活動を紹介するプログラムを展開し、日々の取り組みを来場者にアピールしました。
2027年3月から9月まで旧上瀬谷通信施設(旭区・瀬谷区)で開催予定の「GREEN×EXPO2027(グリーンエキスポ)」(国際園芸博覧会)の開催1000日前を記念し、同博覧会協会が主催、横浜市が共催して企画したイベント内で行われたものです。
「ボックス花壇」は、同委員会メンバーの横溝和寛さんが中心となり手作りしたもので、マークやロゴなどのデザインは伊東奈津子さんが担当。
ランドマークプラザでも、イベント来訪者に花のシールを配布し、花壇を彩るシーンを演出するなど、新横浜の街に新たに誕生した「花と緑」を感じられるスポットの“ささやかな”アピール活動として行っていました。
「花と緑と環境にやさしい新横浜を目指して」とのタイトルでの講演を行ったのは、同委員会副実行委員長の鬼嶋(きじま)一平さん。
同委員会が横浜市で2例目となる「道路協力団体」として認定されたことや、新横浜が横浜観光時の「陸の玄関口」であること、20年来、街の美化活動を行ってきた新横浜町内会(金子清隆会長)の下部組織として活動していることや、町内会の若手メンバーが参加していることなどを精緻(せいち)かつ軽快なトークで紹介。
新横浜の路上清掃や緑化維持、「ボックス花壇」の制作・設置といった花壇の整備やイベントなどを行っていることなどについても説明していました。
現在、新横浜2丁目に78基設置されている吊り下げ式の“空中花壇”「グリーンポール」の柱に設置する協賛(スポンサー)企業の紹介を行い、現在も協賛を募集していることもアピール。
今年5月に初開催した「シンヨコハマルシェ」イベントや、委員の多くが関わる「新横浜パフォーマンス」イベント(10月)についても紹介し、新横浜への来街を呼び掛けていました。
この日は、両会場に竹下幸紀港北区長や、港北区区政推進課の「港北オープンガーデン」担当者も訪れ、「花と緑のまちづくり」のモデルとなる事業の発表機会を見守っていました。
ランドマークプラザ会場に来場した港北オープンガーデン運営委員会の委員(前リーダー)で日吉駅前花壇花ポケット・日吉地区センターガーデニングクラブ代表の小出瑛子(えいこ)さんは、「若い人々が花と緑の活動を行っている姿は本当に素晴らしい。これからの地域まちづくりや花壇づくりにも、少しでも若手世代が入ってくるようなしくみづくりの必要性を感じる」との想いを語っていました。
大型イベントの開催による発表機会とはいえ、今後の活動が「一過性」にならない取り組みとしても、その持続性と継続性を担保していくための若手の参加や企業協賛の必要性といった「自立した」花と緑の街づくりの循環サイクル。
まずは一人ひとり、一つひとつの企業・団体の参加から「地域まちづくり」が始まることの大切さを伝えるという意味でも、貴重な市中心部での発表機会になったといえそうです。
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