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港北区内で巨大地震が発生し、多数の重症傷病者が発生した時、多くの命を救うために救急医療はどう変わるのでしょうか。

港北区医師会(鈴木悦朗会長=日横クリニック院長)は「港北区民のための災害対策講座」(神奈川県医師会/港北区歯科医師会/港北区薬剤師会共催)を今月(2023年)2月26日(日)港北公会堂で開くとともに、同時にオンラインでも配信を行います。

今年は2月26日(日)に行われる港北区医師会などによる「港北区民のための災害対策講座」の案内チラシ(主催者提供)

港北区医師会などによる毎年恒例の公開講座は今回、「大規模災害における医療の特殊性」をテーマに同医師会の副会長で「たるまちクリニック」(樽町2)の片山時孝院長が講師として登壇。

「震度7」クラスの大地震が発生し、重症の被災傷病者が発生した際の医療救護戦略は、通常時とどう変わっていくのかを解説します。

たとえば、平常時なら10人全員の救命を考えての救急医療となるところ、大地震が発生した場合は、10人が死なないようにトリアージを含めた医療救護戦略を立てていくといいます。

災害発生時訓練の様子、治療優先度を決めるトリアージも行われていた(2017年、港北区内)

一見すると同じように見える救護にひそむ“特殊性”とはどういうものなのか。「防ぎ得た災害死」を減らすために区民が備えておくべき知識について説明される予定です。

講演は2月26日(日)14時から港北公会堂で実施し、こちらの定員は先着100人。また、オンラインでの同時配信も行われます。

いずれも参加は、2月22日(水)までに申し込みフォームなどによる事前申し込みが必要です。

※2月17日追記:港北公会堂で聴講する場合は、事前申込がなく直接会場へ行っても入場は可能とのことです)

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

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大地震が発生すると「救急車」は出動しない、消防署はまず火災対応に全力(2017年3月11日)

【参考リンク】

2023年2月26日(日)14:00~「港北区民のための災害対策講座」開催のご案内(港北区医師会、港北公会堂&オンラインで実施)

「区民のための災害対策講座」(港北公会堂/オンライン)の参加申し込みページ(2月22日締切)