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かつて横浜線を走った特急「はまかいじ」を思い出させるような団体列車が再来月(2023年)3月5日(日)に1日だけ小机駅から運転されます。

JR東日本横浜支社などは「185系で行く横浜線と甲斐路の旅」と題した旅行商品を企画し、きょう1月20日(金)12時からインターネット上で販売を開始します。

「はまかいじ」に使われていた185系電車のイメージ(2019年撮影)

この旅行商品は、2019(平成31)年初頭まで横浜線で定期的に運転されていた臨時特急列車「はまかいじ」(横浜~新横浜~八王子~甲府~松本)と同じ「185系」と呼ばれる車両を使い、小机駅から横浜線を経由して甲府駅まで乗車できるのが特徴。

横浜線乗務員の思いがきっかけとなって誕生した旅行商品だといいます。

甲府駅では、車両を停めておく「電留線」と呼ばれる専用の線路に列車が入り、車内で参加者向けのイベントも実施予定です。

小机駅発の「Aコース」行程(左側)と参加者にプレゼントされる記念乗車券(販売ページより)

行程は往路の「Aコース」が小机駅を8時27分ごろに出発し、横浜線と中央線を経由して甲府駅で11時35分ごろに解散。

復路の「Bコース」は13時28ごろに甲府駅を出発し、車内イベントを行ったのちに中央線と横浜線を経由して17時ごろに小机駅へ到着するスケジュールです。

甲府駅発の「Bコース」行程(左側)と参加者にプレゼントされるオリジナル時刻表(同)

参加費はAコースが1人1万4000円(こども同額)、Bコースが1万2000円(同)。A・B両方(往復)に参加するCコースは2万6000円(同)となっています。

参加者には記念乗車証や「YOKOHAMA LINE」のロゴ入りオリジナルマフラータオルなどがもらえるとのことです。

A・Bコースともに180人ずつを募集し、きょう1月20日(金)の12時からJR東日本びゅうツーリズム&セールスが運営する販売サイト「日本の旅、鉄道の旅」で申込受付が始まります。

小机駅には臨時列車を停めておけるホームがあり、2023年1月現在もホームドアは設置されていない(2017年2月撮影)

なお、臨時特急の「はまかいじ」は、横浜駅などの発着駅にホームドアが設置され、特急車両とのドア位置が合わなくなったこともきっかけで廃止されたと言われており、今回の発着駅に選ばれた小机は、臨時列車を停めておくホームがあるうえ、2023年1月時点でホームドアも設置されていません。

【関連記事】

・【2019年記事】JR横浜線を走る唯一の特急「はまかいじ」、ダイヤ改正後は運行計画が発表されず(2019年3月6日)

【参考リンク】

2023年3月5日(日)開催「鉄道開業150年記念『185系で行く横浜線と甲斐路の旅」を発売します!~横浜線乗務員によるイチ押し企画」PDF、JR東日本横浜支社など)

・【販売ページ】鉄道開業150年記念 185系で行く「横浜線と甲斐路の旅」(Aコース:小机駅~甲府駅)(JR東日本びゅうツーリズム&セールス)

・【販売ページ】鉄道開業150年記念 185系で行く「横浜線と甲斐路の旅」(Bコース:甲府駅~小机駅)(JR東日本びゅうツーリズム&セールス)