【2022年の記事です】小机城址に竹灯籠が灯る、幻想的なシーンの数々を楽しんでみませんか。
JR横浜線小机駅(小机町)から徒歩約10~12分の小机城址市民の森(同)で、恒例となった「第19回竹灯籠まつり」(NPO法人日本の竹ファンクラブ主催)が、今週末(2022年)11月5日(土)16時30分から19時(入場は18時30分まで)開催されます。
竹灯籠まつりは、竹林に約3500個のローソクで火をともし、幻想的な夜景を楽しもうと企画されているイベント。
小机城址市民の森の登り口となる「根古屋(ねこや)広場」から“山頂”の「二の丸広場」を経由し灯籠の灯りを楽しみながら散策路を歩くことが可能。
入場は無料ですが、マスクの着用と、小机城址市民の森を保全するため1人500円程度の保全活動協力金をお願いしているとのことです。
雨天の場合は11月6日(日)に順延、開催については同ファンクラブのホームページで確認できるとのことです。
地元小学生の作品や日吉台中学校の10数年来「創作オブジェ」も
このイベントに地元の小中学生も作品創作で参加。最寄りの横浜市立小机小学校(小机町)や、市立城郷小学校(鳥山町)などが、約300本の竹灯籠の内側に作品を描いたものを展示する予定だといいます。
また、同じ港北区内というつながりがあり、市立日吉台中学校美術部(日吉本町4)の生徒が、約15年ほどにわたり、「竹のオブジェアート」を、同クラブのスタッフの支援を得ながら製作。二の丸広場付近で展示をおこないます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、過去2年間は参加ができなかったといい、「今の3年生にとって、今回が初の参加となります。この活動を最後に部活動を引退することになります」と、同部の顧問を務めて6年になるという黄木夢乃教諭。
今年9月頃から部員によるデザイン作成などの準備を進めてきたといい、「先週(10月23日)には竹を130本切る作業を11人の部員でおこないました。きょう(10月30日)は、13人の部員が参加しています」と、恒例となったオブジェ製作の苦労と感動を部員たちと分かち合う時間を過ごしていました。
竹の伐採(ばっさい)や間伐(かんばつ)は、竹林の保全のために必要な作業になっているといい、「竹は横に根を張ることから、竹林が万が一崩れてしまうと、広範囲が崩れてしまうことになりかねないリスクがあります」と同クラブの作業指導担当者。
災害対策の上でも、竹を切ることで、竹林を守っているといい、会員がそれらの竹を材料に手作りした竹細工の販売を当日予定しているとのこと。
「かつてのように飲食の提供はコロナ対策でおこなうことはできませんが、竹に水を入れ、火を灯したろうそくを浮かべた光が織り成す、美しく幻想的な竹灯籠の世界を堪能してもらえれば」(同担当者)と、当日の多くの来場を呼び掛けています。
【関連記事】
・市教委が「小机城」を初めて発掘、二の丸広場近くで“柱の痕跡”、空堀には土器(2021年12月7日)※昨年度、発掘調査をおこなった
・国際プールで4/10(土)に竹灯籠まつり、「密」を避け幻想の世界へ(横浜日吉新聞、2021年4月7日)
・<東急新横浜線>日吉の中学生がイラストで彩る、箕輪町に新「地下道」を整備(横浜日吉新聞、2021年2月24日)
【参考リンク】
・小机竹灯籠まつりの案内ページ(日本の竹ファンクラブ)
・小机城址市民の森 竹灯籠まつり~イベント内容(同)※日吉台中学校の生徒、スタッフが製作した「竹のオブジェ」アートについてなど
・秋の竹灯籠まつり~日本の竹ファンクラブ日誌(ライブドアブログ)
・竹灯籠まつりの出入口となる「根古谷広場」の場所(Googleマップ)※JR横浜線小机駅北口=日産スタジアム側から徒歩約10分、駅南口=商店街側から城山踏切経由で徒歩12~13分