新横浜2丁目と3丁目でビル3棟の建設が計画されています。いずれも現在は駐車場として使われている敷地で、1棟は9階建ての「店舗・事務所」、2棟が10階建ての「共同住宅・店舗」を建設すると現地に告知しています。
もっとも駅に近いのが、F・マリノス通りと新横浜中央通りが交差する新横浜駅前公園入口交差点で今年1月に閉鎖された立体駐車場「アポロパーク新横浜」の跡地(1212平方メートル)です。
2階建ての立体駐車場が解体された後も、現在は45台収容の平面コイン駐車場「タイムズ新横浜2丁目」として使われていましたが、8月下旬には建築看板が設置されました。
建築看板によると、建築主は不動産の資産運用事業などを展開する株式会社レーサム(東京都千代田区)で9階建ての「店舗・事務所」を来年(2023年)2月5日に着工し、翌2024年2月15日に工事を完了する計画としています。
同じ新横浜中央通りでは、まいばすけっと新横浜3丁目店(加瀬ビル88)に近い27台収容の平面コイン駐車場「コインパーク新横浜3丁目」(681平方メートル)では、10階建て51戸の「共同住宅・店舗」を先月着工。
建築看板によると、建築主は港北区内在住の個人で2024年6月30日に工事を完了する計画としています。
一方、環状2号線と太尾新道が交わる新横浜3丁目の太尾新道入口交差点では、長年にわたって「洋麺屋・五右衛門新横浜店」として使われていた753平方メートルの土地に動きがありました。
昨年(2021年)夏に店舗の閉鎖後、更地化されて未舗装のコイン駐車場「アップルパーク新横浜3丁目」として使われていますが、先月9月下旬に建築看板を設置。
建築看板によると、10階建て63戸の「共同住宅・店舗」を来年3月に着工し、2年後の2025年3月末に工事を完了する計画で、建築主は東急株式会社と三菱地所レジデンス。この土地は古くから東急グループが所有していました。
これら3つのビル計画はいずれも「店舗」が設けられると告知されているのが特徴です。
なお、このほか新規建設では、新横浜2丁目のKOSE新横浜スケートセンター隣接地では、安全靴などの工事用具メーカー・ミドリ安全株式会社(東京都渋谷区)が地下1階・地上7階建ての新横浜事業所ビルを建設しており、当初は今月工事を終える計画としていましたが、現在は来年(2023年)2月15日を工事の完了予定日と告知しています。
また、新横浜3丁目の新横浜中央通りでは、旧「新横浜歯科技工士専門学校・浅野歯科」の9階建て建物の解体が今年4月から始まっており、11月ごろまで行われる見通しです。
これから建てられる新たなビルの概要
▼ 新横浜2丁目・新横浜中央通り「事務所」(※立体駐車場「アポロパーク新横浜」跡、現「タイムズ新横浜2丁目」)
- 名称:(仮称)新横浜PJ
- 敷地の住所:新横浜2丁目13番15
- 建築主:株式会社レーサム
- 用途:店舗、事務所
- 敷地面積:1212.31平方メートル
- 延べ面積:8280.0平方メートル
- 高さ:39.5メートル
- 住戸数:0戸
- 駐車台数:33台
- 階数:地上9階
- 着工予定年月日:2023年2月5日
- 完了予定年月日:2024年2月15日
▼ 新横浜3丁目・新横浜中央通り「51戸」(※加瀬ビル88・まいばすけっと新横浜3丁目店近く駐車場跡51戸)
- 名称:(仮称)新横浜3丁目計画
- 敷地の住所:新横浜3丁目20番16
- 建築主:港北区内の個人
- 用途:共同住宅・店舗
- 敷地面積:681.74平方メートル
- 延べ面積:4567.96平方メートル
- 高さ:30.99メートル
- 住戸数:51戸
- 駐車台数:11台
- 階数:地上10階・2棟
- 着工予定年月日:2022年9月1日(着工済み)
- 完了予定年月日:2024年6月30日
▼ 新横浜3丁目・太尾新道入口交差点「63戸」(※洋麺屋「五右衛門」跡、現アップルパーク新横浜3丁目第1)
- 名称:(仮称)横浜市港北区新横浜三丁目計画
- 敷地の住所:新横浜3丁目12番1
- 建築主:東急株式会社/三菱地所レジデンス
- 用途:共同住宅・店舗
- 敷地面積:753.27平方メートル
- 延べ面積:6165.23平方メートル
- 高さ:30.95メートル
- 住戸数:63戸
- 駐車台数:13台
- 階数:地上10階
- 着工予定年月日:2023年3月1日
- 完了予定年月日:2025年3月末日
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